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  3. 【CREW'S VOICE vol.04 】Oriens JOURNAL STANDARD プレス / 大澤萌夏
CREW'S VOICE

Photo_Cosmo Yamaguchi
Text_Masahiro Kosaka

徹頭徹尾明るくて、パワフルで、あけすけ。
まさにOriens(日が昇る)を体現する彼女のまわりには、自然とひとが集まると思う。
新鋭ブランドのプレスとしてスタートダッシュを切ったばかりの、
ワークとライフについて聞いてみた。

可愛いものをシェアしたい。
企画も接客も、ぜんぶ同じ感覚。

―この春ローンチしたばかりの新ブランド「Oriens JOURNAL STANDARD」でプレスを担当している大澤さんですが、販売スタッフをやっている頃からプレス志望だったとか。プレスになりたかった理由は?

「だって、目立てるじゃないですか!(笑)って言うとバカっぽいけど、常に明るくひととしゃべるのが好きな自分の性格を、きっと活かしながら働けると思ったからです。ファッションに興味を持ち始めた頃から読み漁っていた雑誌にも、ブランドの顔であるプレスの方たちがいつも載っていて、カッコいいなと憧れていたからです。」

―ひととしゃべることが好きというのは、こうして少し話しているだけでもひしひしと伝わってきます。とはいえ未経験からのスタートですが、どんなことを意識しながら働いていますか?

「しゃべるのが好きなので、やっぱりお酒の席も好きなんですよね。平日は、仕事して飲みにいって、翌朝仕事行ってまた飲みに……の繰り返し。でも、自宅と職場の行き来だけではもったいないので、オフの日には、庭園や酒造といった、ちょっと特別な場所で普段体験できないようなことをするのが最近のマイブーム。で、それがそのまま話のネタにもなる。プレスという立場上、日々さまざまな方と会うので、ちょっとでも面白い話をできるよう引き出しは多いほどいいと思っています。「こないだドコソコの酒造を見学して、そこでは200円で飲み放題が楽しめるんですよ~!」みたいに(笑)。」

―オフの時間の過ごし方が、自然と仕事にも活かせているということですね。ところで、オリジナルアイテムも展開するOriensですが、スタッフ全員が古着好きで、商品企画も古着をベースにすることが多いと聞きました。大澤さん自身は、日頃どんな洋服を着ることが多いですか?

「わたしも古着が好きで、年齢によって系統は変わってきたけど、それでも古着はずっと買い続けています。なかでも、絶対にひとと被らないようなオンリーワンのものが好き。買い物の基準は、感覚的に可愛いと思ったかどうかに尽きます。それはオリジナルアイテムの企画においてもそれほど変わりません。Oriensにいらっしゃるのは同年代のお客さまがほとんどなので、基本はわたしたちが可愛いと思ったものをそのままシェアするような感覚に近いかも。」

ジャケットは、彼女のフェイバリットアイテムのひとつ。モノとして印象が強く、ビビビ!ときたものを手に取ることが多いらしく、どちらも日本の古着屋で一目惚れした。「左のジャケットは、珍しいチェック柄に惹かれました。ボックスシルエットで、アームホールも異様に太いんです。そのアンバランスが面白くて、なにより自分の体型に合うところが気に入っています」
ブーツも都内の古着屋で見つけたインポートもの。「日本で売られている既製品は、どうしても形が合わないんですよ。必然的に海外の古いブーツを選ぶことが多い。特に右のブーツは、足首が極端に細くて綺麗なんです。今年はロングブーツに短い丈のトップスを合わせるのが気分!」

―まだ生まれたてほやほやのブランドであり、大澤さんもプレスのキャリアをスタートしたばかりで気が早いかもしれませんが、5年後の目標はありますか?

「5年後は、いまのわたしたちくらいの年齢の子たちが会社のなかで活躍している頃だと思います。いまはまだわたし自身がプレイヤーとして、周りのオトナたちにフォローアップされている状態だけど、Oriensもいずれ若い世代に任せることになるはず。そうしたときに、一番話を聞いてあげられるような先輩になっていたいと思います。」

「笑う門には福来る。常に明るく、周りとコミュニケーションをとること。」