

Photo_Cosmo Yamaguchi
Text_Masahiro Kosaka
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大柄で端正なルックスとは裏腹に、ぴかぴかの、少年の心を持つ彼。
社会人2年目に突入したばかりだけど、新規プロジェクトの一員として、立派にやってるところ。
そんな彼のワークとライフについて、ざっくばらんに聞いてみた。
興味を広げつつ、極めていく。
―リブランディングを経てこの春オープンしたJOINT WORKSのプレスとコンセプターを兼任されている河合さんですが、大学を卒業してからまだ1年ほどということですね。入社から間もなくして大きなプロジェクトに携わることとなった経緯について、教えてください。
「ファッションを通して何かを発信する仕事をしたくて、就活中からプレス業務のできる職種を志望していました。入社してすぐはJOURNAL STANDARD relumeに配属されて店舗勤務をしていたのですが、数ヶ月後に、働いてた店舗が閉店してしまうことが決まって。そのときに、新規プロジェクトの立ち上げにコンセプターとして入ってくれないかと、上司から声を掛けられたんです。単純に、タイミングに恵まれていた。それから、プレスとして赴任したのは2019年の終わり頃。個人的にもブランドとしてもいまは常に手探り状態なので大変ですが、その分、日々新鮮で刺激的です。」



―ブランドローンチ直後のいまは多忙を極めるところと思いますが、ふだんオフの時間にはどんなことをして過ごすことが多いですか?
「小さい頃から映画を観るのが好きで、休みがあれば映画館に足を運びます。映画館で観るときには、作品の内容や特徴によって劇場を変えることも。録音にこだわっている映画なら最新のドルビーシステムが入っているところ、最新鋭のカメラで撮られた映画ならiMaxの劇場といったように、せっかくなら作品の良さが一番発揮される劇場で観たい。でも、ショッピングモールに入っているような普通のシネコンも大好きです。とくにお気に入りは、府中のTOHOシネマズ。小さい頃、おばあちゃんちが近かったのでよく行っていたんです。いまでもそこに行くと童心に帰ってしまう。」


―子ども時代の体験って、オトナになっても深いところに意外と残っているんですよね。今日私物として持ってきてもらったフィギュアも、やはり小さい頃から好きなモノということでしょうか?
「今日持ったきたのはアメコミ(映画を観るようになったのも、最初はアメコミからだった)や海外ドラマのフィギュアです。子どもの頃は、テレビゲームをするよりもフィギュアで遊んだり絵を描いたりすることの方が多かった。フィギュアにポージングを取らせて、それを見ながら絵を描くんです。いまでもときどき趣味で絵は描いていて、仕事でも使えるiPadは常に持ち歩いています。」
―プレスに就いたばかり、ブランドもローンチしたばかりとまだスタートラインに立ったばかりだと思いますが、今後の目標はありますか?
「いまは、プレスの仕事に就くという自分の志望が叶ったところなので、それを極めるに尽きます。ただ、将来的な目標も漠然とあって、それはひとつのことだけをやるのではなく、マルチに活躍すること。絵もしかりですが、いろんな興味や出会いを大切にして、できることを増やしていきたいと思っています。」

「メールやLINEのレスポンスは、迅速に。プライベートもそうですが、『通知』が溜まっているとストレスに感じてしまうので」
河合 光一
JOINT WORKS プレス・コンセプター
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