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CHRISTMAS COUNT DOWN!

2022

GUEST

TAKESHITA
RENA

GUEST

TAKESHITA RENA

トークゲスト

竹下玲奈

(モデル)

クリスマスの贈り物は、“手紙”のようなものだと思うのです。

愛するパートナーへの贈り物には、少しばかりキザだけれど

「これからも一緒にいよう」のメッセージが込められているはず。気の置けない仲間への贈り物には

「いつまでもずっと仲良くしていられたらいいな」という願いが添えられていることでしょう。

たとえば、自分を育ててくれた親に。いつもニコニコ話しかけてくれる近所のおばちゃんに。

声をかけるのも照れてしまう、気になるあの子に。

今年はどんなプレゼントに、どんなメッセージを託して、贈ろうか。

そんなことを考えながら、この特集では3名のゲストに、それぞれにとっての“クリスマス”と、

その日を彩る“プレゼント”について伺います。

1人目に登場するのは、モデルの竹下玲奈さん。『毎年毎年、ただただお酒を飲んでばっかりですよ』なんて

恥ずかしげに笑いながら、らしさにあふれた“プレゼント論” を語ってくれました。

クリスマスの贈り物は、“手紙”のようなものだと思うのです。

愛するパートナーへの贈り物には、少しばかりキザだけれど「これからも一緒にいよう」のメッセージが込められているはず。気の置けない仲間への贈り物には「いつまでもずっと仲良くしていられたらいいな」という願いが添えられていることでしょう。

たとえば、自分を育ててくれた親に。いつもニコニコ話しかけてくれる近所のおばちゃんに。声をかけるのも照れてしまう、気になるあの子に。今年はどんなプレゼントに、どんなメッセージを託して、贈ろうか。

そんなことを考えながら、この特集では3名のゲストに、それぞれにとっての“クリスマス”と、その日を彩る“プレゼント”について伺います。1人目に登場するのは、モデルの竹下玲奈さん。『毎年毎年、ただただお酒を飲んでばっかりですよ』なんて恥ずかしげに笑いながら、らしさにあふれた“プレゼント論” を語ってくれました。

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TALK!
CHRISTMAS

TALK! CHRISTMAS GIFT

GUEST : TAKESHITA RENA

「普段の暮らしと、
メリハリをつけたいのかもね」

クリスマス。どことなくきらびやかで、みんな少しばかり浮き足立っていて。街路樹たちはイルミネーションで着飾って、おめでたい一日を勢揃いで喜んでいるかのようなムードが漂っている。

「うーん。普段はいつも、オンの気持ちでいるんですよね。仕事モードだったり、家事に対してもそんな感じで。でも、クリスマスくらいは、ちょっと解放されたい気持ちが強いのかも。日常的に楽しんでいる “お酒” にも近いところがあるのかもなぁ」と話すのは、雑誌を中心にさまざまなシーンで活躍しているモデルの竹下玲奈さん。彼女が考える、クリスマスの楽しみを聞いてみた。

まずはじめに、竹下さんがこれまで過ごしてきたクリスマスについて聞いてみたいです。

竹下玲奈 ( 以下 )

正直なことを言えば、毎年お酒をたらふく飲んでいます(笑)。友達が飲み屋さんを経営しているのですが、たとえばわたしが一人で暮らしていた頃なんかは、そこに日本酒の一升瓶を持って行って「今日はたくさん飲もう!」なんて言いながら(笑)。娘が生まれてからは、クリスマスは家で過ごすことが多くなりましたね。

クリスマスを家で過ごすとなると、どんなふうにされているのでしょうか?

たとえば、クリスマスのディナーを自分たちで作ってみるとか。インテリアをクリスマス仕様にしてみる、とか。デザートなんかはおいしいお店のものを買うことが多いけれど、ご飯は自分で作ることが多いかなぁ。でも、作ったあとはやっぱりほとんどお酒しか飲んでないかも(笑)。

やっぱりそこでも、お酒を。

お酒をのんびり飲みながら、娘と笑いながら話しているのが楽しいんですよね。たとえば日常の暮らしのなかで、娘が何かをこぼしたり割ってしまったりすると、お酒が入ってないとストイックになりがちなんです。でも、お酒を飲んでリラックスしていれば、こぼしたり割ったりしても「しょうがないよね〜」なんて。

うんうん。ちょっとだけゆるむ、というか。

そうそう。お酒を飲むことで気持ち良くなることと、クリスマスのいわば“特別感”って、似ている部分があるのかもしれません。解放する、というか。普段の生活ではオンの気持ちで暮らしているけれど、特別な日ぐらいはオフの気持ちでいいよね、って。

なんとなく、わかるような気がします。「仕事仕事、家事に育児……」と根詰めて考えてしまいがちな日常と「ちょっとくらい解放されたっていいじゃん!」とゆるやかに過ごす非日常と。

そうなんですよ。あとは、どこかのお店へご飯を食べに行って「おいしい!」と思ったものを、クリスマスのために家で再現してみるのも楽しいですね。特におつまみは普段からそういう形で楽しんでいるのですが、クリスマスのディナーでもそうすることが多いんです。

おいしいお店の、おいしいものを。それ、すっごく楽しそうです。今年のクリスマスは、どんなお料理を作ろうと考えていますか?

テーブルの上に汚れてもいいようなシートを敷いて、その上にゴロゴロのお肉が入ったスパゲティをどーんと広げて、子供たちはそれを手で食べる、みたいなのをやってみたいんですよね。そのとき娘はどうするのかなって、気になるんです。その姿を見てみたいなぁって。これは海外の人たちが実際にやっているみたいなんですよね。子どもたちは最初、びっくりするんだけど、結局最後は楽しんで食べるようで。

ほう、ほう。

そうだ。これも“解放”の話かも。普段は親として、娘に対して「こうしなさい、ああしなさい」とか「箸をきれいに持ちなさい」みたいなことを言わなきゃいけないけれど、クリスマスぐらい、いつもとちょっとだけ違うことを体験してみてもらってもいいのかなぁ、と。特別な日ですから。特別なことをしてみたいじゃないですか。「こうあるべき」から解放されることで、きっと楽しんでくれるんじゃないかと思っています。わたし自身、それをずっと忘れたくないなぁって思うんですよ。童心に帰ることの大切さ、というか。食べることを通じて、そういう楽しさを感じてもらえたらいいなぁ。

TALK! CHRISTMAS GIFT

GUEST : TAKESHITA RENA

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TALK! GIFT

“あなたがほしいもの”と
“あなたに持っていてほしいもの”。

ここからは、特に“プレゼント”について。竹下さんは、身近な誰かに何かを贈る際、どんなことを考えていますか?

相手の趣味に合った物と、わたしがプレゼントしたい物、その両方を贈ることですかねぇ。

相手の趣味と、竹下さんの趣味とを。

たとえばハートのモチーフが好きそうな相手には、ハートをあしらったアイテムを選んだり。シンプルだけれど、それがもっとも重要だと思います。ショップの店員さんに、プレゼントを渡す相手のイメージをお伝えしてみたり。そこで、どんなアイテムが似合いそうかを聞いてみたり。特にお花を贈る際なんかは、そうすることが多いですね。年齢や服装、趣味なんかを伝えながら。

なるほど。「似合う」って、ちょっと独りよがりな部分があると思います。相手を見つめる、自分だけが持っているイメージというか。第三者の目線、ここでのショップ店員さんの意見って、結構大切ですよね。

あと、もうひとつ。わたしがプレゼントしたいもの。わたしが「あげたい!」と思ったものを、彼や彼女に似合いそうだと思ったものと一緒に渡すんですよ。

言い換えれば、「きっと似合うだろうな」と思う物と一緒に、「持っていてほしい」と思うものを贈る、というか。

まさに。せっかくのプレゼントを“主観の押し付け”にはしたくないんです。その塩梅って、とっても難しい。贈り物って、相手のことを深く考えさせられますよね。きっと「あなたのことが大切ですよ」というメッセージなのかもしれないなぁなんて感じています。慎重に、かつ、疎かに見えないように、贈る。その時、相手への気持ちも一緒に包んでみる。押し付けるのは違うし、だからこそ、そんなに頑張って高いものを買うことも、あまりしない。トゥーマッチにならない塩梅を考えるんです。

すごく共感します。「あなたはこう!」と決めつけてしまうような態度には、したくない。高価なものを贈って、相手の気が引けてしまうようなのも、嫌だ。

そうそう。気になる人や好意を向ける相手、大好きな異性なんかだと、また違うかもしれませんけどね。わたしもそうです。ちょっと恥ずかしいけど、貢いじゃうところもある……(笑)。でも、きっとそれは「相手との関係性にゆるやかな答えを出すこと」なのかもな、って。

それ、すっごくおもしろいです。

相手がこれまでにいろんなことをしてくれて、それをキッパリと数字や金額に換算するわけじゃないけれど、与えてもらった以上のものを贈りたい、なんていう気持ちもあると思う。相手からの恩に対して感謝の気持ちを返そうと思うと、ちょっぴり高いものになってしまうこともありますが、それはそれでいいんじゃないかな。

だって、想いは金額ではっきり表現できないから。

そう。本当にそうなんですよね。娘のことを考えると、まさにそういう思いが頭を巡るんですよ。

と、言うと?

彼女がまだ小さな頃、ガムテープやネジ、両面テープなどといった小さな物をとにかく欲しがったんです。それは、ここ最近もずっと続いてる。娘は今年で10歳になるのですが「何が欲しい?」と聞くと、ステーショナリーセットのようなものが欲しい、って。正直、ちょっとよくわからないじゃないですか(笑)。きっとそういうときって「10歳記念だからブーツを買ってみよう」みたいなのを考えがちだと思うんです。大人の目線だけだと。

いわゆる、エゴ的な。

そうして考えて贈ったものって、これまで、ことごとく無駄になってしまったんですよ。だから、ステーショナリーセットだって、ガムテープや両面テープだって、素敵な“プレゼント”なんですよね。ただ、やっぱり「こうしてあげたい」と思うものも、あるんです。

さっき竹下さんが言った、“その子に合わせて自分(と第三者)で選んだものと、わたしが「あげたい!」と思ったアイテムを一緒に渡す”、ですね。

それです。まさしく。わたし、娘に着物を着てもらって、記念写真を撮りたくて。彼女が7歳のとき、新型コロナウイルスの関係もあって、できなかったんです。

それは相当残念ですね……。

だからこそ、10歳になったときには着物を着てもらって、それを贈り物にしたいなぁと思っているんです。クリスマスでも、誕生日でもいいとは思うんですけどね。自分が、娘に、写真撮影をしてあげたい。でも同時に、彼女が欲しいステーショナリーセットも、贈りたい。プレゼントって、楽しくてむずかしいものですよ。相手がいることだから。ギブアンドテイクって、きっとこういうことなのかなぁって。

とてもおもしろいなぁ。プレゼントの、おもしろみ。

わたし、プレゼントって、大好きなんです。それに、クリスマスもすごく好き。“おめでたい日”としてクリスマスが存在していることで、人からいろんなものを与えてもらっていると改めて意識できるから。「クリスマスだから」って、ポジティブな言い訳ができるのも素敵だなぁと思いますよ。

おわりに

クリスマスについて、プレゼントについて。
「お酒を飲んでいるだけですよ」と
恥ずかしそうに笑った竹下さんの心の内側には、
みずみずしく鮮やかに光る、
“クリスマス”と“プレゼント”についての想いがありました。

きっとクリスマスというのは、
自分が相手のことを想う気持ちと同じように、
相手がこれまで自分に注いでくれた愛情と向き合うことができる、
良い機会なのかもしれない。
そんなことを思った、とってもしあわせな取材でした。

CHECK!
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竹下玲奈(RENA TAKESHITA)

鹿児島県生まれ。1997年に14歳でモデルとしてデビュー後、数々の雑誌で活躍。現在、『otonaMUSE』、『Marisol』、『LEE』など女性誌で人気を集める。飾らないキャラクターとファッションセンスにファン多数。