STAFF CREDIT / PHOTO:CHIHIRO KIYOTA,
TEXT:MEGUMI HIRAI,MODEL:ENDO洗練された高層オフィスが立ち並び、ビル街のイメージが強い「丸の内」。実はふらりと歩いてみると、緑が意外と多く、都会の喧騒を忘れるほどよい静けさがあり、ゆったりとした時間を過ごすことができるエリア。仕事だけでなく、プライベートでも丸の内で過ごすことが多いと言う、Le Dome 丸の内店のスタッフであるEndoさんに、彼女から見た丸の内の魅力を教えてもらいました。
ファッションアドバイザー
Le Dome 丸の内店勤務。以前は他のエリアのINEAで勤務しており、丸の内店は今年で4年目。丸の内はおやすみの日にもよく来ています。緑豊かな皇居が近くにあるので、都会と自然が共存しているところがこのエリアの魅力。街並みが美しく、ちょっと歩くだけで癒されます。
わたしのすきな"平日"
東京駅から徒歩3分ほどの場所に位置している、Le Dome 丸の内店で働いています。 オフィス街にあるため、平日はお仕事帰りで来られるお客さまが多くいらっしゃるのですが、休日になると、平日に来られていた方がご家族やパートナーの方と一緒にご来店されることも。 そんなわたしが勤めているLe Domeや、丸の内ランチにおすすめのお店をご紹介します。
WEEKDAY①
Le Dome 丸の内店の魅力
EDDIFICEとIENAの境界線がなく、ひとつのフロアでフラットに見ることができるため、おひとりさまだけでなく、ご家族やカップルでいらっしゃる方にも見やすい店内になっています。 また、天井が高く、広々とした店内なので、ゆったりとお買い物をたのしんでいただけます。 特に限定商品の販売の際には、EDDIFICEとIENAで同じPOP UPを展開しているため、一緒にお買い物ができるのもLe Dome 丸の内店ならではの魅力ですね。
プレゼント選びで男性がレディースのお店に入るのはドキドキすると思うのですが、ここはメンズも同じフロアにあり、入りやすい雰囲気だと言っていただくことも多いです。 もうすぐクリスマスですが、コスメやアクセサリーなどの小物も豊富に取り揃えていますし、男性スタッフもいますので、女性へクリスマスプレゼントでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください!
同系色のニット×ニットのトップスを主役にした、モノトーンコーデ。中に着ているニットはウールとカシミヤの混紡なので、軽くてあたたかく、わたしもお気に入りです! ニット一枚だとボリュームが物足りないな、と感じるときでも、上にカーディガンを羽織るだけで、雰囲気がガラッと変わります。 この季節は外と室内とで温度差があるので、脱ぎ着しやすいのも大事なポイント。ミディ丈のスカートに合わせて、パールのネックレスや最近ハマっているカチューシャで、女性らしさをプラスしました。
WEEKDAY②
先輩から教えてもらったイタリアンでランチ
以前代々木上原の「sio」へ行ったことがあったのですが、先輩にその話をしたところ、「丸の内にも系列店があるよ!」 と教えてもらいました。ランチメニューのコクミートを食べてみたら、その名の通りただのボロネーゼではなく、デミグラスソース仕立ての濃厚なあじわい! 隠し味に白味噌やバターを使うことで、そのコクを生み出しているのだとか。 お肉の旨みがしっかりと感じられ、チーズも香り高く、大満足の一品でした。こっくりとしたパスタには、塩レモンソーダが相性抜群。甘さ控えめでさっぱりしたあじわいなので、食事のおともにぴったりです。
以前の「o/sio」は、お昼は定食屋、夜はカジュアルな居酒屋のようなお店だったそうですが、リニューアルを経て、今はイタリアンとナチュラルワインがメインに。 代々木上原の「sio」の料理に対する考え方やプロセスを受け継ぎながらも、よりカジュアルにたのしめる雰囲気が魅力的。ナチュラルワインは常時100種類ほどを取り揃えているようで、 なんとランチでは夜よりもお得に飲めるんだそう! 今度はおやすみの日に友だちと、アラカルトをいくつか頼みながらお昼にナチュラルワインを味わいたいな。
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STORE
o/sio
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MENU
コクミート
1,200円塩レモンソーダ
800円 -
URL
WEEKDAY③
人気スタッフEndoセレクト!
冬のおすすめアイテム毎年人気のIENAネームのストール。カシミヤなので肌触りがとってもいいんです! 大判で巻きやすかったり、しっかりと防寒してくれるのでおすすめ。ベーシックなカラーを取り揃えているので、どんなコーディネートにも合わせやすく、これからの季節に重宝するアイテムです。
生地が濃縮したウールを使用していて、とにかく軽くてあたたかいコートです。やわらかいグレイッシュなカラーなので、どんな方にも合う色だと思います。 ロング丈でもボタンがふたつなので、中が見える感じになっていて、動きが出るんですよね。 また、ポケット位置が下についていて、切り返しが上にあるので、腰位置が高く見え、スタイルをよく見せてくれます。 ストンと落ち感が出て綺麗に流れるので大人っぽく着られるし、一枚でサマになる。実はこれ、わたしも欲しいんです(笑)。
以前こちらのひとまわり大きいサイズが入荷したのですが、マチがあるからしっかり入るところや、お仕事でもカジュアルでも使えるという点でとても人気でした。 今回はそのミニバージョン。ミニだけど同じくマチがあるのでお財布やスマホ、化粧ポーチといった最低限の荷物がしっかり入ります。 しかもかなり軽いので、持っていても楽チンなバッグなんですよね。ちょっとシボ感があるからきれいすぎないところも素敵だなと思っています。
わたしのすきな"休日"
今日は、職場の先輩とのクリスマスパーティー。待ち合わせまでまだ時間があるので、だいすきな丸の内でお散歩。 歴史を感じる建物が並ぶ街並みを歩いているだけで、ちょっとした非日常感をあじわうことができるところが好きです。
今日は職場の先輩とのクリスマスパーティーなので、きちんと感を出しつつ、カジュアルさも取り入れたワントーンコーデに。 シックな色合いで統一している分、襟が大きくついたコートで華やかさを出しています。 また、クリスマスパーティーのような華やいだシーンで写真を撮ったときにも映えるよう、フェミニンなドットのブラウスとビジューのついたカーディガンを合わせました。 甘い要素とのバランスをとって、アクセサリーは大人っぽい印象に見せてくれるゴールドを。胸元が開いているブラウスなので、ネックレスを重ね付けして、より煌びやかなクリスマスらしい印象に仕上げました。
HOLIDAY①
お気に入りの「Café 1894」でひとやすみ
「Café 1894」は、何度も来たことのあるお気に入りのカフェ。友だちと銀座で待ち合わせて、ふらふらとお散歩している途中に立ち寄ったり、母と美術館に行った後に来たり。 天井が高くて雰囲気が落ち着いているので、ほっと一息つける場所です。来たら必ずと言っていいほど頼むのが、看板メニューの自家製クラシックアップルパイ。 ざくざくのクランブルとタルトはひとつひとつ焼き上げているのだそう。ジューシーなりんごの甘み、こっくりとしたキャラメルのクリーミーさ、大好きなシナモンの香りが口いっぱいに広がり、 まさにとろけてしまうおいしさです。
この場所はもともと、1894(明治27)年に丸の内では初めてのオフィスビルとして建設された建物を復元した空間。 「Café 1894」は当時いわゆる銀行の窓口として、お客さまを迎えていた場所だったのだそう。ところが1968年(昭和43)年、老朽化により取り壊され、一度は別の建物が建ったようです。 時が経ち、明治時代にオフィスビルとして先駆的存在だった三菱一号館を、また現代のオフィス街であるこの地に蘇らせよう、 とプロジェクトが立ち上がり、当時の図面や保存部材、写真等をもとに復元したのだとか。三菱一号館美術館のミュージアムカフェ・バーとして併設されているCafé 1894ですが、 「まちのカフェとしても利用してもらいたい」という思いから、美術館に入館せずに直接入店できる入口を設けたり、 美術館の閉館後の23時まで営業していたりと、まちに開いたカフェとして運営しているそう。2023年の4月から大規模修繕による長期休館に入ってしまうそうなので、気になる方はぜひ今のうちに。
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STORE
Café 1894
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MENU
Café 1894 クラシックアップルパイ
980円紅茶
800円 -
URL
HOLIDAY②
人気スタッフEndoがおすすめする
クリスマスのシーン別コーデ女子会では、肩ひじ張らないラフなスタイリングに。肌の色がイエローベースのスプリングなので、実のところこの淡い水色には苦手意識があるのですが、 やわらかいホワイトのジレを重ねたり、あたたかみのあるピンクをメイクに取り入れることによって、自分により合う着こなしに。 普段からブルベやイエベに囚われず、いろんなものに挑戦したいなと思っているので、「これは似合わないな」と決めつけず、まずは「どうやったら似合うかな?」と考えてみるようにしています。 丈の長いワンピースは、のっぺりした印象になってしまいがちなので、目線が上に行くようジレを合わせました。また、パールとクリスタルのネックレスで首まわりにボリュームを出しています。
12月になると、丸の内もクリスマス一色に。そんな、にぎやかな装飾に包まれた街中でも映えるホワイトコーデを組んでみました。 オールホワイトでも、艶やかなレザー、やわらかいモヘア、ボリューム感のあるボアだったりと、あえて異素材を組み合わせることで、メリハリのあるスタイルに。 やわらかいトーンにヌーディーな色を合わせたら素敵だなと思い、足元にはベージュのブーツを選んでいます。また、コートのフロント部分に合わせて、バッグは引き締めカラーのブラックを。 小物に締め色を取り入れることで、スタイリッシュにまとめてみました。
おわりに
丸の内エリアは、都会だけど賑やかすぎず、歩道が広々していて、実はお散歩がたのしいまち。 かつてはわたしも敷居が高い場所だというイメージがありましたが、実際に来てみると、自然が多く、ベンチがあちこちにあったりと、ゆったり過ごしやすいまちだなと感じています。 これからの季節は街中がイルミネーションに包まれ、夜にはまた違った表情が楽しめます。予定がちょっと空いたり、プレゼント選びに迷ったりした際には、ぜひ丸の内へ足を運んでみてください!
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