1. HOME
  2. 特集
  3. 【CREW'S VOICE 名古屋PARCO編 vol.01】EDIFICE ファッションアドバイザー / 藤田英嗣
CREW'S VOICE

Photo_Naofumi Yoshimoto
Text_Aya Ueno
Edit_Ryotaro Miyazaki

昨年名古屋PARCOの南館に新たに誕生した、
ブランド史上最大級の大型店舗となる、BAYCREW'S STORE。
オープンと同時に入社して、もうすぐ1年が経つ彼。
等身大の自分でお客さんと接する彼にあるのは、
ただ喜ばせたい、楽しませたいというまっすぐな思い。

―まずは、ベイクルーズに入社したきっかけを教えてください。

服飾の専門学校を卒業して、モデルや飲食関係の仕事をしていたのですが、名古屋PARCO内にBAYCREW’S STOREがオープンするタイミングで中途入社し、現在は館内のÉDIFICEにて働いています。もともと、服が好きだったこともあり、レディースブランドのIENAに所属している友人から紹介してもらったのがきっかけですね。早いもので昨年の4月に入社して、もうすぐ一年。時間が経つのはあっという間ですね。

―一年が経つのですね。“ファッションアドバイザー=販売員”という仕事について、どんな役割だと感じますか?

お店に来てくださったお客さまに寄り添って、どんな気持ちで何を求めているのかをよく観察しながら、それに合うものをご提供しています。お客さまの目を見るというのはもちろんですけど、どんな方なんだろう、何が好きなんだろうと傾聴する姿勢を大事にしていますね。

ー素敵な心構えですね。接客をしていて、特に楽しいと思える瞬間は?

自分が本当にいいなと思って、お客さまにおすすめしたものを、喜んでご購入いただいた時は、単純ですが、やっぱり嬉しい気持ちになります。たまに、「この前買ったアイテムがすごくよかった」とお店にまた後日お客さまが再来店してくださったり。そういった言葉がエネルギーになりますね。

少し恥ずかしい話なんですが(笑)、当時好きだった女の子がいて、その子をポートレートで撮れたらいいなと思い、このLeicaのカメラを購入したんです。結局色々あって撮れなかったんですけどね...。いまは友達のスタイリングを撮ったり、自然な表情を撮ったりしています。

ーÉDIFICEにはどんなお客さまが多いのでしょうか。ベイクルーズで展開しているメンズブランドの中でもフォーマルな印象があります。

フレンチテイストを軸に、現代的にアップデートしたジャケットスタイルのものが多いため、ターゲットも30〜40代の方がメインです。ただ、最近は若いお客さまにもよくお越しいただいているんです。フォーマルだけでなく、デイリーにも使えるようなウェアも取り揃えているので、幅広い世代の方々に楽しんでいただけるのかなと思います。それと、名古屋PARCO店は来客されるお客さまは若い世代が多いので、他店よりもカジュアルなラインナップとなっています。

ー確かに、今日の藤田さんのコーディネートを見ても、いい塩梅でカジュアルダウンされていますね。最近のファッションブームはありますか?

ボーダーをはじめとしたシンプルな柄ものが以前から好きでしたが、最近はペイズリーやカモ柄にも興味があります。調べてみると、様々なパターンがあってバリエーション豊富なんです。コーディネートに取り入れるときは、馴染みやすい柄を二つくらい掛け合わせることがブームですかね。例えば、ストライプとドットを合わせて、柄は違えど太さを揃えたり…。

Le Yucca's、Enzo Bonafe、F.LLI Giacometti、Ede&Ravenscoftなど、現在所有している革靴はこれらを含めて7足くらい。おしゃれは足元からってよく言いますが、本当にそうだなと思っていて。素敵なスーツやジャケットも、革靴だとよりスタイリッシュになる。それを意識し始めてから、徐々に集め出しましたね。ぼくにとって革靴は気持ちを引き締めるような役割もあります。

ーなるほど。そんな藤田さんのファッションのインスピレーション源は? 参考にしている方はいるのでしょうか?

入社前はモード系のアイテムが好きだったんですが、最近はÉDIFICEに所属している影響もあって、以前よりもオーセンティックな系統に好みが変わってきました。ÉDIFICEをはじめ、系統の近いL'ECHOPPEの先輩方から、日々おしゃれを勉強させてもらっています。スタイルに個性があるので、ぼくも自分らしさをどんどん出していきたいなと思いますね。あとは、ファッションフィルムクリエイターとして活躍されているtakamamaさんという方。彼はYouTubeも開設していて、動画内でスタイリングの組み方や、気になるお店でのショッピング紹介をされているので、いつもチェックしています。

Instagramのストーリーズにちいかわをアップした事があって、ちいかわ好きの人からリアクションをもらってから、面白半分で頻繁に登場させてたんです。そしたら、次第に愛着が湧いてきて(笑)。グッズは頂いたり、自分でも買ったりして増えてきました。この缶バッチはちいかわランドで購入したお気に入りで、普段使用しているバックパックに付けています。

ー昨年オープンした名古屋PARCOは人気ブランドから、東海地方初出店のものまで20ブランドも集結しているとか。グループが集結するメリットとして、どういった点が挙げられますか?

地下1階から3階まで、ここまでベイクルーズのお店が集結しているのは、この名古屋PARCOだけなので、見応えが段違いじゃないかなと。メンズもウィメンズもベイクルーズの人気ブランドから展開店舗の少ないところまで、多数取り揃えています。ブランドの垣根を超えて、ファッション体験をしていただけるのは、この場所だからこそ出来る楽しみ方ではないかと思います。働いているぼくにとっても、同じグループのブランドが固まっているのはとてもメリットがあって、気軽にご飯や遊びにも誘いやすいんです(笑)。この前は、フロアの人たちほぼ全員で、ブランド対抗のボーリング大会も開催したり。

ーそれはすぐに距離感が詰まりそうですね! 名古屋PARCO勤務だと、ランチはどんなところに行くんですか?

いつもはお弁当などで済ましてしまうことが多いので、外食はあまりしていないんです。先日、仕事前に「EARLYBIRDS BREAKFAST」というお店に行きました! そこはアメリカンブレックファーストが食べられる名古屋の名物みたいなレストランで。おすすめはホットドッグとハッシュドブラウンです。ハッシュドブラウンというのは、細く切ったポテトを揚げたもので、カリカリとした歯ごたえがあってとても美味しいんですよ。たまにオフの日も食べに行っているおすすめスポットです。

「まずは自分が楽しむ。
自分が楽しくなかったら人を楽しませられないなと。」