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  3. 【CREW'S VOICE 名古屋PARCO編 vol.11】ÉDIFICE ファッションアドバイザー / 品田真澄
CREW'S VOICE

Photo_Etsuko Nagano
Text_Aya Ueno
Edit_Ryotaro Miyazaki

顧客、同僚から「品田ならきっと頼れる」と圧倒的な信頼を持つ彼。
それは、日々継続した小さな気遣いや努力の積み重ねが実り、花が咲いた。
ほどよく真っ直ぐで、ほどよく個性的。ちょうど良いって、実は一番難しい。
そんな彼のライフとワークについて。

ーベイクルーズに入社した経緯について教えてください。

これまで様々な業界に携わった結果、その中でもしっくりきていたファッション業界で改めて働きたいと思い、中途でベイクルーズに入社しました。前職では重衣料を販売していた経験もあったので、スーツに注力したÉDIFICEに配属となり、今年で7年目になります。

ー品田さんの思う、ÉDIFICEの魅力について教えてください。

フレンチトラッドで上質なテイストがベースですが、近年はカジュアルに落とし込んだモダンテイストのものまで幅広く網羅したブランドだなと思います。特にここ数年はスウェットやデニム、スニーカーなどといった、いわゆるストリート要素の強いアイテムも増えてきて、お客さんの年齢層もそれに応じて広がった印象がありますね。

ー今日の品田さんのコーディネートも上品でありながら、カジュアルな要素もあって素敵ですね!

ありがとうございます。自分の好きなジャンルがアメリカンカジュアルで、デニムにチェックシャツというスタイルが一番しっくりきますね。ファッションアドバイザーとして働く根底として、洋服への思いは大事にしていて。もちろんTPOやお店の雰囲気に配慮しつつ、その中で自分に嘘のない、着ていて心地のいい服を着るように心掛けています。そこはお客さまにも伝わる部分でもあるし、何よりブランドの新しい側面を提案できるきっかけにもなったりするなと。

ーなるほど。特に好きなブランドはありますか?

気に入っているのは今日も着用しているUNUSEDです。デザイナー非公開のドメスティックブランドで、ベイクルーズだとWISMやBAYCREW'S DEPOで取り扱いをしています。着こなされた古着っぽいニュアンスをデザインに持たせつつ、少しエッジを効かせたディテールがカッコいいんです。あとは鉄板ですが、やっぱりLevi’s®︎ですね。今季はグループ一体として、デニムのセットアップにフォーカスしていて、各ブランドの別注アイテムを展開しています。デニムはシーズンレスですし、やっぱり着回しが効く万能アイテムなので、ぜひチェックしてみていただきたいです。ÉDIFICEの別注セットアップは、絶妙なダメージ感で、おすすめですね。

ぼくが高校生の時に全盛期だったのがUNDER COVERや、A BATHING APEといったいわゆる裏原系のブランドです。いまみたいにSNSもないので、当時は雑誌を見るか、お店まで足を運ぶかしないといけなくて、憧れの存在でした。2003年にHOODSというNEIGHBORHOODの専門店が名古屋にオープンしたタイミングで購入したこちらのネルシャツ。何時間も並んで購入したのはいい思い出ですね。もう着ることはないんですけど、当時の記憶を呼び起こしてくれるアイテムで観賞用として大事にしています。大人になって、ある程度自分の欲しいものが買えるようになったいまも、そんな裏原ブランドを見つけるとつい買ってしまいますね。

ー着用されているデニムもツーカラーになっていてお洒落ですね!それから、品田さんのアクセサリーも気になります。華奢なデザインもあって、バランス感も素敵です。

普段つけているリングは、エルメス、ALONE、アメリカのヴィンテージのもの。アパレルで接客をしていると、手元はよく見られるところなので、手先には気を使っています。ALONEは最近ハマっているブランドでもあって、このブルゾンも同じブランドですね。アメカジ特有の無骨な感じというよりは、どこかフェミニンな遊び心があるところが好きです。

ー接客をしていて、モチベーションになったようなエピソードはありますか?

接客を通して、自分という人間をお客さまに認知していただけると嬉しいですし、やりがいになりますね。最近だと、ご夫婦でご来店されたお客さまで、旦那さまのトータルコーディネートを組んだことがあったのですが、帰り際に名刺を尋ねられて。気に入ってもらえたのかなと、思わず嬉しくなりました。そのためにも、お客さまに寄り添ったご提案はもちろんですが、持ち物で自分も持っていたり知ってたりすればお声がけするなど、小さな気づきも大切にしています。

ー休憩時間や、仕事終わりに楽しみにしていることはありますか?

松重豊さん主演のテレビドラマ「孤独のグルメ」が大好きで。昼休みは外に出て、井之頭五郎みたいに、昼食を求めてあちこち巡るのが密かな楽しみです。BAYCREW'S STOREの近くだと、『割烹みどり』という和食屋のランチ定食がおすすめ。お店の厨房には、しげちゃんというマスコットのような男性スタッフがいて、とてもユニークなんです。お買い物ついでに、ぜひ行って欲しいですね(笑)。

ーオフの日は何をして遊ぶことが多いですか?

ベイクルーズに入社したのと同じタイミングでハマった趣味が、坂道系アイドルです。特に、乃木坂46と櫻坂46のファンで、県内で行われるイベントはもちろん、毎年夏に明治神宮野球場で開催されるツアーにも足を運んでいます。いまの推しは、乃木坂の池田瑛紗さん。実は、明日も京都でイベントがあり、有給を取って日帰りで行く予定です。京都は一年ぶりなのでとても楽しみ。

推しの乃木坂の池田 瑛紗さんのペンライト。リアルミーグリの時には缶バッチをつけてこれも持っていきます。いろんな色に光るのもポイントなんです。

「無茶苦茶な無理はせず、でも諦めない。
継続は力なり、と言いますが、自分の中で心地よいペースを見つけて、着実にステップアップすることですね。」