
こだわりの部屋 vol.1
フリーランスPR・ミュージシャン
久世直輝
Discerning Room Story.
部屋というのは誰しもがくつろげる居心地の良い空間。特に何かを表現したり、これまでにないものを生成する人たちの“こだわりの部屋”とはどのようなものなのでしょうか。そこで、シーンの最前線で活躍しているクリエイターの部屋を訪ねて、ライフスタイルの根幹を紐解く連載企画がスタート。
第一回目はJOURNAL STANDARDをはじめ、様々なブランドのPRを行う傍ら、ミュージシャンとしても活躍中の久世直輝さんが登場。
多様なカルチャーをミックスさせた
こだわりのダイニング。結婚と出産を機に家族が広々と暮らせる住まいを探して、この場所を見つけたという久世さん。 リビングやダイニングにはジャンルレスなアートが至る所に飾られており、さらにはこれまでに収集した漫画やZINEなどがずらり。 カルチャー好きには堪らない至極の空間となっています。




- 自分が憧れる人の部屋に共通しているのが、かっこいい本棚を完備していることだなといつしか気付いたんですよね。 好きな漫画がたくさん置ける大きい本棚を部屋に置きたいなというのが一つの憧れで。 でも色々探したんですが、予算とまったく合わなくて(笑)。 それで公私ともにお世話になっていて、元々JOURNAL STANDARDのVMDを務めていたんですが、その後独立して内装や什器製作などの空間演出を手掛ける3人組クルーのMOBに依頼しました。 使っている家具の色に合わせて、ヴィンテージ加工も施してもらったんです。 これはめちゃくちゃ気に入ってます。棚に置いてあるZINEはジャンルやカラーでまとめていますね。 この他にもぼくが崇拝している冨樫義博先生や幸村誠先生の作品を筆頭とした大量の漫画、お気に入りのぬいぐるみ、ヴィンテージのオブジェなどを飾っています。

昨年、10匣のPiguさんがディストリビューターを務めていたロサンゼルスのDJクルー「Don’t Come」が渋谷の「TRUNK(HOTEL)」で来日イベントを行った際に、 手に入れた作品。「Don’t Come」のメンバーの一人であるVIRGIL NORMALのチャーリーが、ポップアップスペース用に特別に描き下ろした作品をプレゼントしてもらいました。 額装用のものじゃなかったので、フレームと全然サイズが合っていない雑さもいいですよね(笑) 左上に手書きで記された“I THINK I LOVE YOU FROM HEAD TO TOE=わたしはあなたを頭の先からつま先まで愛している”というワードもロマンチック。

下の70年代のアートシーンを象徴するピーター・マックスの作品はサイケデリックなカラーリングが気に入って、大阪のヴィンテージショップで購入。 上の作品はadidasやディズニーともコラボレーションしている同い年の人気イラストレーター、FACEがピーター・マックスの作品をオマージュして描いたもの。

- 大阪を拠点に活躍しているイラストレーターのKurryさんが絶妙なタッチで描いたスターウォーズのキャラクター「チューバッカ」。 丁寧にディテールを描き込んでいる箇所とステンシルであえてラフに描いている箇所のギャップにグッと惹きつけられました。

ロサンゼルスを拠点に活躍しているストリートフォトグラファーのデニス・マグラスの作品。 2017年にJOURNAL STANDARDとCARHARTT WIPのカプセルコレクションのローンチにあたり、 ロサンゼルスでのルック撮影を敢行した際にデニスに撮り下ろしてもらいました。その数ヶ月後に、原宿のギャラリーで行われた彼の個展でこちらの写真を購入。 室内はグラフィックアートが多いこともあり、アクセントとして飾っています。

- 革新的なインテリアデザインを多数発案した巨匠、ヴェルナー・パントンの作品。 2枚のパネルセットをオークションで購入しました。 マジックアワーを彷彿させる絶妙なカラーリングがすごく刺さりましたね。

- journal standard Furnitureのテーブルは引っ越す前から長らく愛用しています。 食事をする場所は目線を高めに設定したかったので、ダイニングに置いてます。
色とりどりのテキスタイルを
散りばめたリビング

- 様々なテキスタイルが散りばめれたリビングにも久世さんのこだわりが凝縮されています。 ギターの練習やPCでメールをチェックするなど、ゆったりくつろげる空間が広がっています。

右のエレキギターは中学生の時にお小遣いを貯めて買ったフェンダーのテレキャスターで、 左は幼馴染から譲り受けたモーリスのアコースティックギター。 現在はTaylorのエレアコがメインなので、それぞれの使用機会は減っていますが、普段の練習や作曲の際に使用しています。

脚立をモチーフにした棚はjournal standard Furnitureで購入。 そこにイラストレーターのFACEが描いたハンドモチーフの作品や娘の写真、 Marshallのアンプなどを並べています。

- 以前使っていたソファがロースタイルのものだったので、 子どもが産まれたタイミングで奥行きがあるものに買い換えたんです。 背もたれの部分が取り外しもできるので、大人も横になることができるサイズ感がいいんです。 カバーも取り替え可能なので、気軽に洗濯できます。

- フィンランドのファクトリーに足を運ぶくらいマリメッコが大好きで、 東京に上京してからは必ず自宅のカーテンはオーダーメイドしていますね。 このテキスタイルはフラワーマーケットをモチーフにしていて、 ブランドを象徴する花柄を前面に押し出していない感じとシーズン限定の柄だったので即決しました。マイヤ・イソラが手掛けるデザインの中でも、このように多種多様な植物を描くことは極めて稀なんです。 カーテンで部屋の印象がかなり変わるのでこだわりましたね。

このテーブルもjournal standard Furnitureで購入しました。 テーブルは脚がタイヤ仕様になっているので、移動も簡単。小ぶりなサイズも魅力的。
Photo_Shintaro Yoshimatsu

- ※クレジットの記載がないアイテムは入荷次第記載されます。

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- JOURNAL STANDARD FURNITURE≪大型商品≫JFK SOFA¥178,200(税込)