
もうすぐ、バレンタインデー。だれと、どんな風に過ごすかは人それぞれですが、何を食べたいかは決まってる。やっぱ、チョコレート! 年に一度のこの時期だけは、罪悪感ナシに、心ゆくまでチョコレートに酔いしれたい! ということで、ベイクルーズが展開するJ.S. BURGERS CAFE、HI-CACAO CHOCOLATE STAND、BOUL'ANGEの各店で、チョコレートづくしのスペシャルメニューを展開中。今回は、筋金入りの甘党カップルに、チョコレートづくしのデートを堪能してもらいました!


























- 10匣 秘書/老月ミカ
1997年にアメリカで生まれ、10代の頃に来日。「西武渋谷店」のプランニングモデルを務める傍ら、「10匣」の秘書として活動中。「オレオ」の愛称で親しまれているだけあって、甘いものは大好物。なかでも、アイスクリームやチーズケーキなど、濃厚クリーミー系に目がない。
周-amane- ディレクター、MR.OLIVE プレス/手嶋祐生
セラミックの鉢を製作するプロダクトレーベル「周-amane-」、アパレルブランド「MR.OLIVE」にて、ディレクションやPRなど幅広く務める。同じく甘党で、毎日欠かさず食べるというチョコレートは、好みの3種類を常に自宅にストックしているとか。
最初に訪れたのは、「J.S. BURGERS CAFE」。全国で13店舗を展開する、グルメバーガーの先駆け的存在です。100%ビーフパティとオリジナルバンズを使用したハンバーガーはもちろん、本格的なアメリカンダイナーとして、サイドメニューやデザートも豊富なのはご存知のとおり。この日、二人に食べてもらったのも、アメリカンベーシックなあのスイーツです。

チョコレート & バナナ サンデー ¥825
見よ、このハリウッド映画から飛び出してきたような神々しいルックスを! と言わんばかりのバナナ、チョコレートバー、アイスクリーム、ホイップクリーム……。サンデーの王道的食材が、てんこ盛りです。「うわ〜、どこから食べようか迷いますね……!」期待度MAXに目を輝かせるふたり。狙いを定めて、いただきま〜す!


- ぐんぐん掘り(食べ)進めるふたりですが、上から下までぎっしりのボリュームは圧巻! とにかく甘いものに目がないふたりをしても、食べ応えは想像のはるか上をゆきます。
手嶋:ふたりともお酒が苦手なので、普段から、一緒に過ごすのはもっぱらカフェ。こうやって二人でスイーツをつつくのも、普段どおり、といった感じです。



- さて、半分ほど食べたところで、「コレ、なんだろう?」と老月さんが気になるものを発見。サンデーといえばコーンフレークがグラス底に敷かれているのが一般的ですが、こちらは塩っけの効いたポテトチップスを中間部に散りばめています。
老月:あまじょっぱなものも大好きで、ちょうど『フライドポテトと一緒に食べたらおいしいだろうな』って思ってたところでした!(笑)
手嶋:少し食べ進めたところに箸休め的に現れるのがいいですね。チョコレートクリームからポテチに移行するところ、たまらないです!


- ちなみに、トップのバナナにはライムを絞って南国感をプラス。王道的サンデーとはいいつつ、甘いだけじゃ物足りないオトナの味覚にも、さりげなく寄り添います。


- 続いて向かったのは、「HI-CACAO CHOCOLATE STAND」。チョコレートのニュー・スタンダードとして大注目の“Bean to bar”を、クレープやドリンク、ソフトクリームなどにアレンジ。デイリーに楽しめるスイーツを提案します。オーダーしたのは、「ダンデライオン・チョコレート」を贅沢に使用したリッチなチョコレートドリンク2種。

- 70% ダークホットチョコレート(L)、30% ミルキーホットチョコレート(R) 各¥528
「70% ダークホットチョコレート」は、カカオを70%含んだほろ苦い味わい。赤ワインを思わせる芳醇な香りも特徴です。ホイップクリームの上にトッピングしているのは、削ったカカオを煎った“カカオニブ”。Bean to barならではの複雑でダイナミックな味わいを、丸かじりする感覚が至福です。
もう一方の「30% ミルキーホットチョコレート」は、カカオ30%の優しい味わいのホットチョコレート。もりもりのホイップクリームの上からふりかけた2種のチョコレートが、こくまろ度を加速します。“甘いは正義”を象徴する一杯。


- ひと口めを飲んだ瞬間、「美味しい!」と思わず顔を見合わせるふたり。
「『バレンタイン、来た〜!』って感じですね!」とは、老月さん。ふたりとも、相手の飲んでいる方も気になるようで、カップを交換して、もうひと口。

- ところで、ふたりはバレンタインデーにチョコレートを贈りあったりするの? と訊いてみれば、「普段からふたりで甘いものを食べることが多いから、プレゼントは“モノ”のことが多い」とか。別に特別な日じゃなくても、お互いの好きそうな物を見つけたらプレゼントする、というカジュアルなスタンスが素敵です。じゃあ、これまでに印象に残っているプレゼントは?


- 手嶋:ぼくは付き合って最初のクリスマスにもらった腕時計ですね。付き合う前にちらっと話していたのを覚えてくれていて。彼女は、そんな風にぼくが何気なく言ったことなんかを細かく覚えていてくれて、そんななかからプレゼントしてくれることが多いんです。
老月:リサーチ人間なので...(笑)。私は、以前開催したイベントの最終日に、彼が『お疲れさま!』とプレゼントしてくれた洋服です。実は、私がすでに持っていた洋服と被ってて...。でも、その“通じてる感”がすごく嬉しかったんですよね。

- 最後に向かったのは、ベイクルーズ初のオリジナル・ブーランジェリーとして2017年に誕生した「BOUL'ANGE」。本場フランスのパン作りをベースに、世界中から厳選した小麦粉と、旬の素材を組み合わせて提案します。



- スイーツ連戦中ですが、大の甘党のふたりは、まだまだ余裕の表情。じっくり時間をかけて好みのパンを選びます。洋服の趣味から味覚の好みまで合うから、パンを選ぶだけでも終始楽しそうで、眩しい! 選んだのは、バレンタインデーにもぴったりな、チョコレートが効いた2種。

- カカオとホワイトチョコのバゲットプチ ¥308/チョコレートクロワッサン ¥275
「カカオとホワイトチョコのバゲットプチ」は、もっちりとして歯切れのいいトラディション生地がベース。そこに、ホワイトチョコ、ドライクランベリー、カカオ、アーモンドが混ぜ込んであります。ランダムに現れる食感と風味が刺激的で、エンタメ度高め!
「チョコレートクロワッサン」は、気をてらわない素朴さがウリ。ざくざく食感のココア風味クロワッサン生地でサンドしたのは、1922年創業のヴァローナ社のチョコレート。シンプルなだけに、素材の美味しさが際立ちます。



- 最後に、2020年の抱負をそれぞれに聞いてみました。
手嶋:去年のことですが、『このひとのために』と向き合ったときに仕事がうまくいきました。今年はそのスタンスをもっと幅広いシーンで意識しながら、仕事に励みたいと思います。
老月:私は、いままで何かに持続的に取り組んだ経験がないんです。いつも中途半端に辞めてしまうので、今年は、好きなことくらいしっかりやり切りたいと思っています!
Model_Oitsuki Mika、Yuki Teshima
Photo_Shintaro Yoshimatsu
Hair&Make_Natsumi Kamiya
Text_Masahiro Kosaka