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  3. せわしない毎日に、“好き”を選ぶために。 インスタントコーヒーの進化系とは。
渋谷区神南にロースターを構え、新鮮で高品質のコーヒーを中心に、自家製スイーツやミールを届けるRoasted COFFEE LABORATORY。“MADE IN SHIBUYA”を標榜し、注力するはコーヒーにとどまらないカルチャー全般。そんなRoasted COFFEE LABORATORYが、この度インスタントコーヒーをリリース。“インスタント”と言っても、「安かろう悪かろう」のイメージはいまは昔。なにせ、サンフランシスコのインディペンデントなコーヒーメーカーが独自に編み出した製法を生かして、シングルオリジンのスペシャリティコーヒーを100%使用しているのだから! 日本初のまったく新しいインスタントコーヒーを、絵かきのLee Izumidaさんに、日常のあらゆるシーンで体験してもらいました。

 

  • コーヒーしか飲まない。だからこそこだわりたい。
     

    Lee Izumidaさん(以下:リーさん)の自宅は、アトリエを兼ねた空間。ゆえに、一日中家にこもりっきりのことも少なくないという。「基本的に、午前中はひたすらメールチェック。12時から16時くらいまでは絵を描いて、夕方以降、仕事の打ち合わせに行ったり、友達と出かけたりします」

  • けっして広くはないマンションの一室だから、仕事も生活も垣根なし。集中力を保つのはさぞかし難しかろうと、聞けばその通りで、「忙しい時期には、リビングのソファにあえてモノをどっさり積んでおきます。ちょっと油断すると寝転んじゃうので……。眠気が襲ってこないように、夕方まで一切ご飯も食べません。朝にバターコーヒーを飲んで、エネルギーチャージをするくらい」とさらり。「もっとスマートにいられたらいいんですけど」と笑うけど、そのストイックさには脱帽。 

    コーヒーしか飲まないからこそ、一杯へのこだわりもひとしお。ふだんは、近所で一番美味しく焙煎をしてくれるというコーヒー店で豆を買っている。インスタントコーヒーは飲まない?と聞くと、「美味しくないじゃないですか」と一蹴。その言葉、待ってました! ということで、Roasted COFFEE LABORATORYのインスタントコーヒーを試してもらいました。

     
  • 美味しさの秘密は、ずばり高品質なシングルオリジンのコーヒー豆が使われていること。また、サンフランシスコ発のコーヒーメーカー「Sudden Coffee」独自のフリーズドライ製法を採用し、低温抽出、加工を行うことにより品質を維持。豆本来の風味をダイレクトに味わえる。これまでのインスタントコーヒーにはなかった利便性と品質を兼ね備えたダイナミックで複雑なスペシャリティコーヒーが、お店じゃなくても楽しめるってわけ。
     
  • 「香りがやさしくて、飲むとしっかりとした酸味を感じます。でも、丸みがあって嫌な感じがしない。たしかに、お店で飲むコーヒーと変わらない美味しさですね!」
     
  • いまはおもに昆虫を描いているらしく、この日はてんとう虫をサラサラ、シュッシュと描いているところ。花、魚、昆虫など、気になったものを徹底的に調べ尽くし、描き尽くすのがリーさんのいつものスタイル。いわく、「知らないもののことを、図鑑や標本などで調べていくのが楽しい。絵を描くのも、その延長なんです」。そうしてすっかり描き尽くしたあとは、ひょいといっさいの興味を失ってしまう。生粋の芸術家気質なんだ。カッコいい!

     

    忙しい日常をリセットするには、日光浴がイチバン!


    日々多忙をきわめるリーさんにとって貴重な余暇の時間には、日光浴をしに近くの公園に行くことが多いのだとか。
     
  • 「家にいる時間が長いと、どうしても生活リズムが崩れてしまいます。リセットするためには、たまに公園に行って日光浴するのがイチバン!」
  • かくして、都会のオアシス代々木公園に到着。日光浴とは言いつつ、もちろん公園にも画材は持っていく。家のなかで描くのとは何が違うの?と聞けば、外ではもっぱらスケッチで、とくにそこらで寝ている人をラフに描くことが多いらしい。長いこと動かないでいてくれるから、絶好の被写体ってわけ。それにしても、外の空気をいっぱいに吸いながら描くって、のびのび、気持ち良さそうだな〜。
  • 公園はもちろん、アウトドアに気軽に持ち出せるのもインスタントコーヒーの醍醐味。マイボトルに入れておいたお湯を注ぐだけで、本格的なコーヒーをどこででも楽しめる。

    「家のなかにいると、どうしてもスケジュールや仕事のことに追われてしまうのですが、公園では無心で絵を描ける。だから、無駄なことをしたいときにはできるだけ外で描くようにしているんです。『意外とこんな絵も描けるじゃん!』って発見があるのも、決まって外で描いているとき」

     
  • 丸みある酸味が特徴のエチオピアの豆が使われているから、ドライフルーツやナッツが練りこまれたクッキー、パウンドケーキとの相性バツグン!
  • 描き上がったスケッチには、公園に咲いていたモクレンの花、インスタントコーヒーのパッケージ、目の前を通り過ぎていった犬が、まぜこぜに。脈絡はないけど、この日この時間にしか描けなかった無二のコラージュ作品だ!
     

    好きなことに正直に、全力を注ぐ。


    たまに、ショップのウィンドウに絵を描くこともある。この日は、Roasted COFFEE LABORATORY 渋谷神南店の窓に絵を描いてくれることに!
  • ところで、いまや各所に引っ張りだこの彼女も、“絵描き”一本で人生を歩みはじめたのは、じつはまだ1年足らずのこと。手が足りないほどの仕事に振り回されそうにもなるが、いたって冷静で、自分の芯は曲げない。
  • 迷彩柄や、試験管を思わせるパッケージなど、インダストリアルな雰囲気のただようデザインにも、並々ならぬこだわりが見える。ちょっとした贈り物にもよさそう。

    「ありがたいことに、徐々にたくさんのオファーをいただけるようになってきました。いまは、仕事と生活をきちんとコントロールしていくのもやっとのこと。だからこそ、絵を描くのが好きという自分の本質を見失わないよう、本当にやりたい仕事を選んでいきたい」と複雑な本音も明かしてくれた。
  • そうしているうちに描き上がったのは、窓ガラスいっぱいのモクレンの花。そういえば、先日代々木公園でスケッチしてたっけ。

    好きなことを生涯続けていきたい彼女は、忙しい毎日のなかで、人にも自分にも妥協なく向き合っているみたいだ。かねてから変わらない夢は、「おばあちゃんになったら油絵を描くこと」。余念なくはっきりと言うから、きっとその通りになる。そう思った。


     
    Model_Lee Izumida
    Photo_Cosmo Yamaguchi
    Text_Masahiro Kosaka


  • Sudden Coffee × Roasted COFFEE LABORATORY
    インスタントコーヒー エチオピア ゲシャ ナチュラル ¥1,850+TAX

    コーヒー本来の香味を生かした低温抽出とSudden Coffee独自の低温凝縮、フリーズドライにこだわった今作。豆はエチオピア・ベンチマジ区ゲシャ農園で採れたゲシャナチュラル。自然ならではのプロセスで仕上げた芳醇でフローラルなテイストが特長。