大胆だけれど奇抜ではない。生地のブロッキングも、カラーリングも、素材使いも見慣れないのに、着てみると意外なほどリアルクローズに馴染む。その絶妙な距離感に惹かれました。
手掛けているのは、ファッションデザイナーのLaura Juslin(ラウラ・ユスリン)と、建築家のLilli Maunula(リッリ・マウヌラ)によるブランド〈Juslin Maunula(ユスリン マウヌラ)〉。〈Marimekko〉や〈Artek〉、〈Kalevala〉などのデザインも手掛ける二人は、余剰生地を用いながら、建築的なフォルムと大胆な素材使いによって、服やインテリアへと再構築しています。
今回選んだのは、トレンチコート、ベスト、ブルゾン。中には、本来インテリアに使われる素材を服へと置き換えたものもあります。“用途を前提に生まれた素材を使う”という意味では、どこかミリタリーウェアにも近い感覚がある。だからこそ、軍パンや〈LE〉のようなベーシックな服とも不思議と相性がいい。いつものワードローブに混ぜるだけで、装いに新しい輪郭が生まれる、そんな一着です。
【Juslin Maunula / ユスリン マウヌラ】
Vetovoima(ヴェトヴォイマ)のデザイナーデュオ、Juslin Maunula (ユスリン-マウヌラ:ファッションデザイナーの Laura Juslin と建築家の Lilli Maunula) は、2022年の Design Forum Finland の若手デザイナー オブ ザ イヤーに選ばれました。デザイナーの Laura Juslin と建築家の Lilli Maunula は、フィンランドのファッションとデザインのトップネームです。