ÉDIFICE 装い目録 Vol.03 "CHENILLE CHECK SHIRT BLOUSON" チェックが着たくなる頃。
ÉDIFICEに並ぶ服の中から、
気になる一着をひとつずつ。
素材、仕立て、そしてその背景まで。
一着にまつわる物語を紐解きながら、記録していく。
「ÉDIFICE 装い目録」
Vol.03は この時期から着たくなるチェックシャツをご紹介。
9月になっても、昼間はまだ暑い。
それでも朝晩の空気や、少しずつ短くなる日を感じていると、そろそろ秋の服が気になってくる。
そんな季節の境目になると、不思議と着たくなるのがチェックシャツだ。
クローゼットを見れば一枚くらいは持っているし、古着屋やセレクトショップへ行けば必ずと言っていいほど並んでいる。
色やピッチ、柄の組み合わせは違っても、「チェックシャツ」という服そのものにロマンを感じるものだ。
モール糸からなるチェックの佇まいと風格。
EDIFICE
シェニール チェック シャツ ブルゾン
ネイビー | M
¥18,700
今回使われているのは、コットンをベースにモール糸を組み合わせて織り上げた、オリジナルのチェック生地。
モール糸は、その名の通り表面に細かな毛足を持つ糸。
一般的な糸とは違う柔らかな膨らみがあり、生地に織り込むことで、色だけではつくれない立体的な表情が生まれる。
そして、このシャツの面白さは、そのモール糸をただ均一に織り込んでいるわけではないところにある。
チェックの柄に合わせて、モール糸の入れ方そのものを変えている。
ある線はフラットに。
ある線には、わずかな毛足を。
その差によって、遠目ではひとつのチェックとして見えていた柄が、近づくといくつもの質感によって構成されていることに気づく。
プリントされた柄とも、均一な糸で織られたチェックとも違う。
色だけではなく、糸の質感でチェックを描く。
この生地の面白さは、そこにある。
少しだけ、懐かしさを感じる面構え。
EDIFICE
シェニール チェック シャツ ブルゾン
ブラウン | M
¥18,700
毛足のあるモール糸が入ることで、生地の表面には少し乾いたような、奥行きのある表情が生まれている。
新品なのに、どこか時間を経た生地のようにも見える。
ブラウンやベージュを中心とした落ち着いた配色も相まって、古いチェックシャツを思わせるような雰囲気がある。
ただ、ヴィンテージをそのまま再現したわけではない。
むしろ面白いのは、生地には懐かしさがありながら、服としてのバランスは今のものであること。
身幅には適度な余裕を持たせながら、必要以上に大きくしない。
いわゆるオーバーサイズとは少し違う、ジャストとルーズの間くらい。
一枚で着ても収まりがよく、前を開ければ軽い羽織りとしても成立する。
EDIFICE
シェニール チェック シャツ ブルゾン
ブラック | M
¥18,700
コットンをベースにしているから、モール糸の毛足がありながら、季節を限定しすぎないのもいい。
秋になったから着るチェックシャツ
というより、気温に合わせながら長く付き合えるライトブルゾン的な1枚。
秋は、一枚ずつ。
コットンをベースにしているから、見た目ほど季節を限定しない。
まだ暑さの残る時期なら、Tシャツの上から軽く羽織る。
もう少し気温が下がれば、シャツとして一枚で着る。
さらに季節が進めば、その上からジャケットやコートを重ねてもいい。
夏から秋へ。
ある日突然、着るものが全部変わるわけではない。
半袖が長袖になったり、手に持っていたシャツを夕方になって羽織ったり。
そうやって一枚ずつ服が増えていくうちに、気づけば季節が変わっている。
だから今は、チェックシャツくらいから。
少し毛足のある生地と、秋らしい色を一枚。
チェックが着たくなる季節が始まりました。