メーカー品番:TT15542-190
表面はヴィンテージでも珍しい赤鷲の絵柄。1950年代前期の作品をもとにしており、シルバーのボディに鮮やかなレッドイーグルが映える。通常、スカジャンのボディは濃色の身頃に対して袖に薄い色を組み合わせたものが主流だが、この作品はボディよりも袖の色が濃い「逆配色」パターン。さらにリブもオフホワイトに濃色のラインが入った逆配色となっており、淡色を基調とした斬新な仕上がり。
リバーシブル面は対照的に身頃も袖も黒一色のボディ。刺繍は迫力ある虎の顔を細部まで緻密に表現した通称「タイガーヘッド」と呼ばれる人気の絵柄で、頬の毛や鬣(たてがみ)は針足を何度も変えながら一本一本繊細に描かれており、優れた職人の手掛けた作品であることがわかる。リブにはあえて他の配色と無関係のネイビーのリブが使われているが、これもヴィンテージをもとに再現した仕様。
【TAILOR TOYO / テーラー東洋】
スーベニアジャケット(スカジャン)とは戦後間もない頃、米兵が日本駐留の記念としてオリエンタルな柄(鷲・虎・龍)や所属していた部隊、基地名などを自分たちのジャケットに刺繍したのが始まりである。それらは土産物として商品化され、各地のPX(Post Exchangeの略で米軍基地内の売店の通称)で販売されるようになった。当時、このスーベニアジャケットをはじめとした衣料品を米軍基地へ納入していたのが、テーラー東洋(東洋エンタープライズ)の前身の会社「港商商会」であり、スーベニアジャケットの生産が全盛期となった1950年代には納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。港商から始まり半世紀以上スーベニアジャケットを作り続けてきたTAILOR TOYO(テーラー東洋)。一過性のブームではなく、スカジャンを文化として継承し続けているこのブランドこそが、スカジャンのオリジナルである。
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