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  3. もっと自由なインスピレーションを。スタイルに溶け込むアイウェア。vol.1

ベイクルーズグループ初となるアイウェア専門店「EYETHINK HIROB(アイシンク ヒロブ)」が2019年9月、新宿にオープン。店内には欧米ブランドを基軸とした、世界中から選りすぐりのプロダクトが揃っています。一人ひとりの個性に寄り添う至極のアイウェアを見つけて、日常に新たな一面とクリエイティブな発想をプラスしてみてはいかがでしょうか。そこで今回はアイウェアを通じて、自分だけのこだわりの見つけ方を考察していきます。連載第一回目は12月4日(水)にEPのリリースを控えるバンド、Yogee New Wavesの上野恒星(Ba.)と竹村郁哉(Gt.)が登場。ミュージシャンとして音楽と向き合い脈動してきた彼らの、こだわりを持つことの楽しさとは。
 




 
  • ー今回掛けて頂いたアイウェアのSHURON(シュロン)の印象について教えてください。

    竹村:最近は特にブリッジ部分が凝ったデザインが人気なのかなって印象でしたが、このアイウェアはシンプルなデザインが逆にかっこいいですね。やっぱりスタンダードなものがいいな。

    上野:デザインがかっこいいですね。メガネも楽器も、似ているデザインはたくさんあるけどその中でもオーラを感じるものに惹きつけられます。個人的にアメリカのブランドや歴史があるものが好きです。



     
  • ー今回はサイズ選びもして頂きました。同じデザインでもレンズの大きさで違いがありますよね。

    竹村:サイズは重要だと思います。ぼくは元々メガネを小さめに掛けるので、今回も小さいタイプを選びました。このちょっとした変化で印象がとても変わるので、サイズをたくさん試して、自分の顔とスタイルに合ったものを見つけるのがいいですね。

    ーご自身の選び方のポイントを教えてください。

    竹村:目の幅と同じサイズのレンズを選ぶと、合わせた時にキュッと印象が引き締まってしっくりきます。昔の人が掛けているような丸メガネってすごくかっこいいじゃないですか。目を全部覆っているわけではないけど、視界にはちゃんと入っている感じ。

    上野:メガネでもファッションでもディティールの差ってすごく細かい部分までありますが、見れば見るほどその違いが重要になってきます。これも、何が違うんだろう?ってもっと掘り下げて知りたくなるデザインですよね。


  • ーファッションへの興味はいつ頃からありましたか?

    上野:中学生の頃に洋服選びで参考にしたのは、ファッション誌ではなくミュージシャンでした。例えばThe StrokesのMVを見て、CONVERSEの履き方とジャケットの着方がかっこいいなって思って、似たような服を古着屋で探すんです。でも、いざ着てみたら全然自分のイメージ通りにはいかなくて。その頃からいろんなものを見て知識を増やしていくようになりました。

    ーやはりファッションにも音楽が影響しているんですね。

    上野:そうですね。最初はThe BeatlesやThe Rolling StonesにEAGLESのファッションが気になりましたが、その時代はセットアップやペイズリーのジャケットで、当時中学生が真似できるスタイルじゃなくて(笑)。でもその後、ローファイなロックンロールがリバイバルで流行り、ファッションも古着のTシャツとLevi'sの501とCHUCK TAYLOR。次にモッズが好きでFRED PERRYを買いに行ったりしました。

    ー現在は?

    上野:今も基本古着が多いです。最近はSaint Laurentのセットアップも買いましたが、スニーカーやキャップで、やっぱりちょっと外すのは大事です。タトゥーもそうですけど遊びを効かせたスタイルやデザインが好きです。なんでも楽しむべきだなと。

    ーちょっと気になったことが深いこだわりに変化して、それがお気に入りになるんですね。

    上野:楽器も同じです。ぼくは10代をインターネットで育った世代じゃないので、レコードの裏とかアナログな情報を穴があくまで見たり、そうやってこそ気づくことは多くて。メガネに関しても、先輩とかの雰囲気がかっこよくて何が違うんだろうって気になるから、直接聞いて、やっとレンズがフラットになっていると発見したり。未だに学ぶことが多いですね。


  • ー竹村さんは、ファッションのインスピレーションはありますか?

    竹村:ファッションはあんまりわからないので、周りから教わることが多いです。よく行く古着屋に行く時も服じゃなくて、そこにいる人に会いに行くような感覚。喋っている流れで「こんなのあるけど履いてみる?」って会話になり「これはいついつの時代のもので。」と広がってどんどん興味が出てくる。自分がギターについて饒舌に喋るのと一緒で、ファッションを生業にしている人はすごく知識が豊富で奥が深く、その時の話ってめちゃくちゃ愛情が伝わるから本当に楽しいです。

     




     

  • ーYogee New Wavesは、12月4日(水)にEP『to the MOON 』をリリースしますが、今作において何か変化はありましたか?

    竹村:これまでリリースした3枚のアルバムは、現実と少し距離のある傾向が強かったと思うのですが、今回は“日常の延長線上にある”という想いを込めています。自分たちの中でも折り合いがついたと言ってもいい。これからもっとガンガン進んでいきたいという意志がこのアルバムに詰まっています。


  • ー日本だけには止まらず、アジアでも絶大な支持を得ていますね。

    竹村:今は国内外っていう分け隔てがなく、音楽もリアルタイムで共有できる時代になってきました。それは身をもってライブで感じていて、アジアツアーでは母国語じゃない日本語の歌詞を覚えて一緒に歌ってくれますが、その瞬間は本当にグッときます。今や海外でのライブもぼくたちの日常になってきているので、いい意味で海外でやるのが特別という感覚はないです。もっと活動を増やして、音楽を知ってくれる人たちが世界に広がってくれたらいいな。

     ー下の世代のアーティストも続々と出てきていますが、Yogee New Wavesとしてのこれからの存在意義とはどういったものなんでしょうか。

     上野:ぼくらは様々な音楽に興味がありますが、最終的にはバンドらしいアーティストだと思います。図らずともライブで少年のように演奏していたり、そういうところは“自分たちらしさ”であって、その男の子っぽさや生っぽいバンドの良さというものを、これからも届けていけたら嬉しいです。


  • ー2019年も残りわずか。Yogee New Waveにとって、どんな1年でしたか?
     
    上野:今年のツアーは、バンド+パーカッションやキーボードがサポートで加わったりして、基本6人編成だったので、4人ともすごく成長できた1年だったと思っています。今年は12月にEPを発売しますが、来年はオリンピックもあるし、東京の街も急ピッチで変化をしている中で、さらに気づき吸収をした今年を活かしアウトプットして、“アルバム”という形に出来たらと思います。

     

    Photo_Yosuke Morimoto
    Text_Asami Yamane

     


  • SHURON × JOURNAL STANDARD Presented by EYETHINK HIROB

    1865年創業してから150年以上の歴史が刻まれたアメリカンアイウェアブランドの雄、SHURON。この度、EYETHINK HIROBによって厳選されたSHURONのトランクショーがJOURNAL STANDARD 表参道にて開催決定。レンズのみならず、期間限定でサイズやパーツをカスタム出来るスペシャルオーダーも承ります。

    期間:11月14日(木)〜12月1日(日)
    場所:JOURNAL STANDARD 表参道
    住所:東京都渋谷区神宮前6-7-1
    電話:03-6418-7961(メンズ)、03-6418-7958(レディース)
     




     

     

  • Yogee New Waves
    2013年に活動開始。2014年4月にデビューe.p.『CLIMAX NIGHT e.p.』を全国流通でリリース。その後『FUJI ROCK FESTIVAL』の《Rookie A GoGo》に出演。同年9月には1st Album『PARAISO』をリリースし、年間ベストディスクとして各メディアで多く取り上げられる。これまでに国内の多くのフェス、中国や台湾、韓国、タイ、香港などアジア各国でのツアーの成功など、海外での活動も広がる中、2019年3月には3rdアルバム「BLUEHARLEM」をリリースし、全国14公演に及ぶワンマンツアー「TOUR BLUEHARLEM 2019」を開催。9月からは初のマレーシア公演を含む4カ国8都市に及ぶアジアツアーの開催も決定。さらに、最新曲「to the moon」が自身初のドラマタイアップ(テレビ東京系ドラマ25「ひとりキャンプで食って寝る」主題歌)に決定し、同楽曲を収録した4th e.p.「to the MOON e.p.」の発売が12月4日に決定している。

     

  • 4th EP『to the MOON』
    2019年12月4日(水)リリース
    【CD+DVD】VIZL-1657 ¥2,500+TAX

    オリンピックを前にした東京の狂騒へのアイロニーが内包された「別に明日死ぬわけじゃないし ここは東京 いかれた気分さ」という歌詞「ねえ 月まで行こうか」と歌い、諦念や逃避など様々な感情を想起させるボーカルなど、東京で生まれ育った角舘健悟(Vo/Gt)が切り取る“今の都市への時代精神”を感じる作品。淡々としつつも有機的なビートに加え、夢見心地なシンセサウンドから生まれるSF感など独特の浮遊感を味わえるサウンドで構成されている楽曲。 - to the moon -

     


  • Live Schedule

    Yogee New Waves presents “Dreamin’ Night vol.6”
    12月4日(水)@STUDIO COAST
    OPEN 18:30 / START 19:30