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  3. Change your view. |新たなアイウェアと価値観を。vol.4 ミュージシャン / TENDRE
新宿フラッグスにオープンしたベイクルーズグループ初となるアイウェア専門のセレクトショップ「EYETHINK HIROB(アイシンク ヒロブ)」。国内外の数あるブランドの中から厳選したプロダクトは時代を超えて愛されるスタンダードに成り得るアイテムと言っても過言ではない。そんな同店にて新しいアイウェアと共に新しい視点を手にしていただきたいという想いから、いま注目の人々に登場してもらう連載企画。今回はマルチな才能を発揮するミュージシャン、TENDREこと河原太朗さんに話を聞いた。物選びのこだわりから、ミュージシャンとしての役割について。

 
  • ―早速ですが、河原さんは普段メガネやサングラスを掛けられますか?

    はい。特にサングラスを掛けることの方が多いですかね。視力が良いので、メガネはあんまり掛けたことがなくて。普段はMOSCOT(モスコット)やArticle one(アーティクルワン)のサングラスをメインでよく使ってます。

     
  • JTART  AR  Grey Crystal 2
    EYETHINK HIROB
    JTART AR Grey Crystal 2
    ¥40,700(税込)
  • ―では、本日選んでいただいた紫外線によってサングラスに変化する調光レンズだと、メガネにも気軽に挑戦できますね。

    そうですね。外出するときも、何か一つ身につけるけるものが欲しいなと思うことがあるんですけど、これだったらサッと掛けやすそうですし、調光レンズで色が変わるのもファッション的にも幅が広がって楽しめそうですね。カジュアルなスタイルにも、ちょっとフォーマルにでも合わせられそうだなと思いました。


     
  • ―アイウェアを選ぶ際の基準って何ですか?

    なんとなく80年代ぐらいのアメリカの雰囲気ですかね。その頃の家具だったり、その時代のオジさんが掛けているような物が好きなので、そういった雰囲気を感じるモノを自然と探していることが多いです。その中でクラシカルだけど透明フレームだったり、現代らしい要素や工夫がブレンドされて、新しさと懐かしさのちょうど良い塩梅を持った物をいつも探してます。

    ―何故そういうものを好きになったんですか?

    古い喫茶店だったりとか、お酒はあまり飲めないんですけど、クラシックなジャズバーなんかが落ち着くんです。それこそ80年代の絶妙な色合いのクルマや家具だったりを両親が好きだったみたいで、その影響を受けているんだと思います。例えば喫茶店でその当時は鮮明な色だったけど、タバコの煙で黄ばんだり、様々な物が蓄積されて色が変化した電話とか。それは長年愛されずっと使われてきたから出た色なので。そういう物をまず選べるということも良いなと思います。

     
  • ―なるほど。それは普段服を選ぶ際にも似たような感覚があるんですか?

    そうですね。前まで全身ほとんど古着だったんですけど。でも、最近になってファッション業界の方など様々な人に出会い、色々な服を知れる機会も増えてきて。やっぱり面白いものは新しい物の中にも多いし。昔の服にいまの趣向を重ねて、新しい物へと提案していたりとか。先程話したアイウェアと同じ感覚で服も探しているかもしれないです。そのまんま昔の人の格好をして歩くというよりは、それをアップデートした方が自分の中では楽しいのかなと思います。でも、ヒントは昔の物からすごいもらえているような気がする。

    ―確かに普段からどこかクラシカルで、品のあるスタイルが多いイメージがあります。

    品は結構意識しているかもしれないです。でも、やっぱりただ品良くっていうだけだと自分は面白くないから適度に崩すし、崩せるものがあるから面白いんだと思います。何かに偏り過ぎないというか。良いなと思った物の可能性をちゃんと広げることを一番大事にしてます。

     
  • ―メガネを掛けた憧れのメガネミュージシャンっていますか?

    ビル・エヴァンスですね。それこそ彼が掛けていたメガネも、今日選んだ物と近い形ですよね。やっぱりあれを見ると、クラシカルなカッコ良さを改めて感じます。あのメガネの形を思い浮かべると、ビル・エヴァンスを思い出す。それってすごいカッコいいことですよね。

    ―他にミュージシャン・TENDREを形成するものとして、影響を受けたものなどを教えていただきたいです。

    色々ありますが、自分の場合は歌いもするし演奏もするけど、作り手として考えたときに発想の転換が大事だなと気付かされたのが映画監督のミシェル・ゴンドリーです。奇抜で個性的な中にも自分の中のストーリーを投影していたりとか、その向き合い方がすごい好きで。パーソナルな部分も見えるけど、アーティストとして表現するものは第一に守っている。ぼくもパーソナルを隠し過ぎるのは好きじゃなくて、結局音楽って生き様みたいなところもあるじゃないですか。自分の中で発したいものは、常に発していける様な環境を作っていかないといけないなと思います。

     
  • ―世間では感染症が蔓延してしまった影響で、ライブやイベントなどが軒並み中止になってしまったりしていますよね。パーソナルな話じゃないですけど、この状況下で1人のアーティストとして、自分の役割みたいなものについて考えたりしますか?

    めちゃくちゃ考えます。色々な声があると思うんですけど、風潮としてミュージシャンが政治的な発言することに対して否定的な目も若干あって。ミュージシャンも1人の人間だから発言するのは自由だと思うし大事なことだと思います。でも、それと同時に第一に自分はミュージシャンでいるわけだから、まず音楽で人を楽しませることが大事だなと思っています。そういった意味では、この前ライブ配信をやった時のリアクションを見ていると、やっぱりみんな求めているし。それに救われている人も、もしかしたら多かったのかもしれない。ビジネスとかではなくて、まずは人にそういうことを与えてあげれるかだと思います。本来は難しいことを考えなくて良いはずだから。

    ―複雑な状況だからこそ、必要なものをシンプルに考えるということですか?

    そうですね。知ることは大事だと思うので、知った上でちゃんと解釈するけど、拗らせちゃいけないというか。物事の根本を辿って、自分のやりたい事について見つめていければと思います。


     
    Model_TENDRE
    Photo_Nahoko Morimoto
    Hair & Make up_Hitomi Kanto
    Text_Sota Nagashima