L’ECHOPPE
主張がない服を選ぶのは、実は難しい。ロゴや特別な素材、ディテールがある服の方が、お金を支払う理由が明確で、普遍的な服は基準をどこに設けるかが買い手に委ねられる。
だけど、本当に毎日身につけるのは、過度な主張のない、されど品を備えた、普遍的なものだったりする。歴史、ファクトリーの技術、そして文脈がそこに加わることで、魅力的な日常着が生まれる。もちろん服の魅力は多様なものだけれど、レショップが提案するL3は、そんな考え方に基づいて生まれた。
はじまりは、ベルナール・ザンスのショールームで金子が出会った一本のパンツ。別注企画の打ち合わせ中、いくつものサンプルを見せてもらうも、どうしてもしっくりこなかった。最後に登場したのがコットンのトラウザーズ。ノープリーツで、上から下まで真っ直ぐの直線的なシルエットは、1980年代に流行し、スケーターが今なお愛用する、定番のワークパンツを想起させた。「憧れのベルナール・ザンスが作るあのワークパンツが履きたい」。金子の直感をぶつけると、ベルナール・ザンスのフランク氏は即答でOK。しかし、翌日の朝までにベースとなるサンプルを用意せねばならず、パリ中の古着屋を回って探した。残り時間は数時間。金子は「バイヤーの意地を見せました。閉店5分前の古着屋で1980年代のアメリカ生産のワークパンツを見つけた時は、震えましたね。」と当時を振り返る。
そうしてL1が生まれたのが2020年。小さな点を打つようなコラボレーションながら、即完売。2021年には、L1を改良したL2が発売され、店頭からは早々に姿を消した。レショップにとっての一つの普遍的な定番として様々な人に愛されてきた。
L3の大きな変更点は素材。L2のシルエットはそのまま、コットン98%+ポリウレタン2%の生地に。硬さはありつつ伸縮性を持ち、より穿きやすくなった。
チープでスタンダードなアイテムを、贅沢な仕様とプロセスで構築し直す。
一見してわかる派手さはないけれど、毎日足を通す中でその魅力がわかってくる。そういう服が、やっぱり一番愛着が湧いてしまう。
【BERNARD ZINS / ベルナール ザンス】
1967年、フランス北部の街ランスにて、ベルナール・ザンスが高級パンツ専業ブランドとして設立したBERNARD ZINS。著名ビッグメゾンの生産を引き受けていたことでも知られるこの実力派ブランドは、かつてクラシックかつゆったりとした意匠が世界のファッショニスタから支持された。それから時を経て、2012年に現代的な提案性の高いブランドへと変貌を遂げるとともに、より今の気分にマッチした、細すぎず穿きやすい新たな美脚ラインナップを展開し始めている。
※取り扱いについては、商品についている取扱表示にてご確認下さい。
※照明の関係により、実際よりも色味が違って見える場合があります。
またパソコン・スマートフォンなどの環境により、若干製品と画像のカラーが異なる場合もございます。
※商品の色味は、商品アップ画像をご参照ください。
※メーカー型番:L3
※カラーについて
弊社販売カラー名:メーカーカラー名
ブラック(001):BLACK099
ベージュ(027):ECRU011
ブルー A(045):BLUE047
レッド(060):RED095
※サイズについて
弊社販売サイズ名:メーカーサイズ名
38(038):38
40(040):40
42(042):42
44(044):44
46(046):46
モデルサイズ:身長:179cm 着用サイズ:46