
何を纏い、どこへ行こう? 何を選び、どう働く?
私たちの暮らしには、たくさんの選択が溢れている。
たくさんの選択が重なり、自分らしい愛すべき日常が
出来上がっていく。
輝く女性たちはIÉNAを纏い、何を想い、
どんな風に過ごしているんだろう?
日常を少しだけのぞき見させてもらいました。
#4
草場 妙子
Hair and Make-up Artist

Omotesando
2:00 p.m.
仕事モードへと切り替えてくれる
スイッチは、香りと手洗い
メイクルームに着いた時、香りものは必ず持って行きます。メイクを始める前に空間を好きな香りにすることは、自分の中で仕事へと切り替わるスイッチの1つ。手を洗うということも、当たり前の行為ではありますが、私の中ではスイッチの1つです。手を洗うという行為は大切なので、ハンドソープは常に持ち歩いています。THREEのハンドソープは手が乾燥せず、いい香りなのですが強く香りが残らないので、人の顔を触るヘアメイクという仕事には最適。自宅のキッチンにも置いてあります。逆に仕事からプライベートへと切り替えるスイッチは、運転。運転が得意なわけではないですが、仕事モードが自然と溶けていきます。

ちょっとしたことや時間が、
意識次第でリフレッシュに繋がる
私にとってのリフレッシュ時間は、休日子どもと遊ぶ時間や夜の半身浴。なかなかとることが出来ない自分だけの為の時間は全て、リフレッシュ時間と言えるかもしれません。半身浴のときは、バスオイルを入れてゆっくり半身浴します。雑誌を読んだり読書したりしながら30分くらい入っています。そして最近気に入っているのが、お茶。珈琲も飲みますが、家では紅茶かハーブティー。いくつか揃えてあり、その日の気分で選んでいます。甘いものが好きなので夜ご飯の後に、紅茶と一緒にいただくことも。最近良く飲んでいるのは、「AZ Tea」のプレミアムセイロンティーと「天のしょうが紅茶」。「Uf-fu」もよく飲みます。時間に余裕がある時は、茶葉で時間をきちんと計って淹れていて、気持ちが落ち着く時間。日々のちょっとした時間も、捉え方次第でリフレッシュの大切な時間になると思っています。ファッションもリフレッシュの1つ。今日着させてもらったIÉNAのお洋服は、普段カジュアルな服が多い私でもコーディネートに取り入れやすく、シンプルでかつ綺麗めでもあるのが嬉しかったです。昔はテイストによって線引があったけれど、今はそういう部分も曖昧で自由。好きな服を着るというのもリフレッシュに繋がります。


リラックスでもあり刺激でもある、
化粧品を見に行くという時間
私にとって大切な時間は、化粧品を見に行くこと。ちょっとした隙間の時間ができたら見に行きますし、新作は必ずチェックします。新作ではなくても、何度か足を運ぶうちに「あれ?こんな色があったんだ」などその時の気持ちに沿ったアイテムが浮き出て見つかるんです。何度足を運んでも、飽きることはありません。そうして化粧品チェックに足を運んでいるとき、私が感動したアイテムをInstagramで紹介していますが、いつもの定番メイクに新しいものを取り入れてみようと思ってもらえるヒントになったらいいなぁと思って始めたんです。シャンプー、コンディショナー、ヘアオイル、ボディゲルをコラボレーションさせてもらっている「OSAJI」も、仕事の隙間時間に立ち寄る場所。コレボレーションでは、男女ともに使えるようなものを作りたく、香り、パッケージ、名前などを一緒に決めさせていただきました。今はわりとすっきりした香りがマイブームで、クリアにしてくれるようなセージ、ローズマリー、ティーツリー、柑橘系が好み。化粧品好きとしては、自分の好みを最大限聞いて頂きながらアイテムを一緒に作らせてもらえるということは本当に幸せです。


意識をほんの少し変えると、
新しい自分が見えてくる
私にとって「メイク」というものは、礼儀とか義務みたいなものではないと思っています。あからさまな変化ではなく、今日メイクをさせて頂いたIÉNAの田中さんのように、自分にしか分からないようなちょっとした変化でいいので、自分の顔と「今日はどんな風にしようかな?」というような楽しい気持ちで向き合ってくれたら嬉しいです。顔は年齢とともに変わっていきます。髪型、色、毛量、服装、顔色、シワ…気がついたら少しずつ変わっています。その顔をメイクによって大幅に変化させて欲しいわけではなく、ちょっとした違和感があればそこに気づくか否かはとても大切。自分の顔と毎日向き合っているからこそ、同じメイクを繰り返してしまいがちですが、意識を少しだけ変えてみるとまた新しい自分が見えてきたりするんです。でも、崩したり抜け感を出すのって難しい。そういう時は、いつものメイク順番を変えてみてはいかがでしょう? 順番を変えることで、普段とはまた違ったメイクが出来上りやすいんです。そもそも、いつもと違うことをやってみようかなぁ、と思うだけでも大きな変化。自由に楽しんでもらえたら嬉しいです。
photo and movie
Yu Inohara
edit and text
Maki Kakimoto
art direction and design
Yoshihide Uchida
special thanks
OSAJI Omotesando Hills