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  3. クリエイターに聞く、家づくりのメソッド。【vol.1】 How to make better life.
  • 毎日帰る場所だからこそ、心がホッと休まる居心地のいい家にしたい。人との出会いと同じく、家具やインテリアとの出会いも、「家づくり」には大切なタイミングです。この企画では、“こだわり”を凝縮した空間で、素敵な暮らしを楽しむ4組のクリエイターの方々のご自宅をご紹介。第一弾となるゲストはヘアメイクアップアーティストとして活躍する池田奈穂さん。高い天井に、天窓から差し込む光が魅力的なメゾネット、そして池田さんがこだわったという「見せる」ディスプレイ。木や石、ガラスなど、様々なマテリアルを取り入れた温かみのある空間は、何とも心地が良い。

    Photo_Yuko Yasukawa Text_Aya Ueno
    Edit_Ryotaro Miyazaki

    PROFILE

    池田奈穂さん

    ヘアメイクアップアーティスト
    美容師を経て、現在はファッションブランドやカタログを中心としたヘアメイクアップアーティストとして活躍中。
    Instagram:@naho__ikeda


    好きなものをとことん見せる
    こだわりディスプレイ。


    仕事柄大きなキャリーケースを毎日使うので、それを置くのに困らない玄関スペースがあることを第一条件に部屋を探しました。この家は1階の玄関、2階、ロフトが連なるメゾネットタイプ。玄関が広々と使えるので、それが住む決め手となりましたね。

     

    シューズはあえて扉のない見せるラックをチョイス。自分でもどんな靴を持っているか分からなくなる時があるので(笑)、これだと何を持っているのか一目瞭然。それと、このラックの気に入っているところは、インテリアや小物を置くのにちょうど良い高さ。大好きな香水たちは仕事の日にはあまり付けられませんが、プライベートの時はなるべく付けるようにしています。

     

    毎日使うアクセサリーや、ついつい忘れがちなサングラスなどを置くテーブルが欲しくて、最近このテーブルをJOURNAL STANDARD FURNITUREで見つけました。天板がガラスなので抜け感があって、この空間にぴったり。

     

    わたしは基本的に外での仕事が多いので、自宅ではとことんリラックスしたいんです。オフになれる空間作りを意識していて、やっと理想へ近づいてきました。最近は仕事が終わったら、早く家に帰りたいと思うようになりました(笑)。

     

    この家は南向きではないんですが、天窓があるので陽が程よく入ってきます。ここに引っ越してもうすぐ一年くらい経つんですが、年中明るくて心地いいんです。冬でも15〜16時くらいまでは日差しが入ってくるんですよ。

     

    ダイニングテーブルは少し大きめのものを探していて、近所のリサイクルショップでこの子に出会いました。このシンプルな木製の2脚の椅子は、テーブルを買った次の日に知り合いのレストランへ行ったら、オーナーが譲ってくれたんです。そんな偶然の出会いも家具探しの醍醐味。真ん中の黒いチェアは、その後にJOURNAL STANDARD FURNITUREで購入しました。友人を招いて家でゆっくり過ごすのが好きなので、あと一脚くらいあればいいなと思っていたタイミングで見つけました。木目が他の家具と合うし、少し黒が入っているので、部屋が引き締まります。 ラグは階段下と2つあるんですが、どちらも年中使える毛足の長くないもの。シンプルで合わせやすく、気に入っています。

     

    こちらのテーブルライトもJOURNAL STANDARD FURNITUREで購入したもの。大理石の土台と真鍮の組み合わせがわたしらしいなと思って。電球部分も丸みがあって、ぼわーんとした温もりを感じることができます。

     

    メイク道具などの細々したものは収納していますが、小物は無造作に置いてあえて見せるのが好き。普段から、可愛い雑貨に出会うとついつい手に取ってしまいますね。特に花瓶や置物が大好きで、部屋のあちこちにいろいろ飾っているんですが、そのほとんどが昨年までワーホリで行っていたロンドンのマーケットで買ったもの。仲良しの友人も同じタイミングで向こうにいたので、よく一緒にヴィンテージショップを回って集めていたんです。滞在中コロナが始まってしまい、日本とロンドンを行き来する生活に。そんな時期に「こんなかわいい花瓶ってなかなか日本にないよね」って話になって、そこからは買付したものを日本に持ち帰って、不定期でPOP UPをするようになりました。花瓶だけじゃなくて、オブジェや雑貨、石のプレートなんかも、いろいろ出品しているんです。

     

    窓際に置いているJOURNAL STANDARD FURNITUREの棚は、幅が調節できる優れもの。特に夏場はテーブルを窓際に置いたり、冬になると寒くなって中心にまた動かしたり、部屋のレイアウトを不定期で変えるんですが、この棚はどこにでもフィットするから、購入して正解でした。

     

    右上に置いてある木製のオブジェは、最近金沢に友人と行った時に見つけた新入りです。ふらっと入ったセレクトショップにあった作家さんのもので、一目惚れしてしまいましたね。花瓶も置物も、特にジャンルにこだわりはなく、たまたま見つけて可愛いなと思ったものを直感で買うようにしています。でもこうして並べてみると、やっぱり自分が好きなものは似ていて、統一感が出るものだなーって思います。不思議ですよね。

     

    お香やキャンドルは何個か持っていますが、中でもAPOTHEKE FRAGRANCEのものは特に気に入っています。いま焚いているのはOAKMOSS & AMBERという清潔感ある香り。お香立てもAPOTHEKE FRAGRANCEのもので、実はこれで2つ目。場所を取らないし、シンプルで可愛いので玄関とリビングで愛用しています。

     

    部屋の中で自分的に特に気に入っているのは、3階のロフトへ上がるところの壁面。色んな場所で買った想い入れのものを貼ってるんですが、例えばアースカラーで描かれた抽象的なデザインのポスターは、デンマークの洋服屋さんで見つけたもの。オーナーが友人の知人で、旅行へ行った際に連れて行ってもらったんです。あとの細々したものは、知り合いのブランドのタグとか、アート展示のチケットとか。これからも沢山増やしていきたいですね。

     

    階段下のスペースに並べている写真集は、展示を観て気に入ったものや、友人の作品集など。この段差に座って本を読み漁る時間は、とても落ち着きます。

     

    この惑星みたいなモビールは、ロンドンの雑貨屋さんで「欲しい!」と言っていたら友人がプレゼントしてくれたもの。ずっと可愛いなと思っていたから本当に嬉しかったんです。いまでもずっと1番のお気に入り!

     

    大好きな編み物は実は小さい時からの趣味で、最初は小学生のときにハマったかぎ針の編みぐるみがきっかけ。そこから棒針で編むようになって、最初はマフラーしか編めなかったんですけど、いまではセーターを編めるようになりました。最近は三上純さんの『JUN MIKAMIを編む』という本を読みながら、時間をかけてコツコツ編んでいます。メリノウールは肌触りがいいので、よく使いますね。

     

    昔から手作業するのが好きなので、お茶を飲みながらこうして編み物をしていると、気付いたら何時間も経っていたりします。最近好きなのは、静岡出身の友達が始めた「SA THÉ SA THÉ」という緑茶ブランドの日本茶。青い方は水出し冷茶なので、よく水筒に入れて仕事にも持っていきます。





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