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リーバイス®と共にある
彼女たちの日常
vol.2 樋口かほり毎シーズン大人気のLevi’s®別注デニムパンツ第三弾が、SLOBE IENAに登場。今回は脚を綺麗に見せるややスリムなストレートシルエットモデル「70s HIGH SLIM STRAIGHT」を、どんなトップスにも合うグレーカラーで仕上げました。そんな自信作を、自他ともに認めるデニム大好きな3人がセルフスタイリング。デニムの着こなしや仕事のこと、趣味や息抜きの方法など、3人の自然体なおしゃれの秘密を探るべくインタビュー。Vol.2は、女性らしい小ワザの効いたスタイリングが人気のスタイリスト、樋口かほりさんです。
毎シーズン大人気のLevi’s®別注デニムパンツ第三弾が、SLOBE IENAに登場。
今回は脚を綺麗に見せるややスリムなストレートシルエットモデル「70s HIGH SLIM STRAIGHT」を、
どんなトップスにも合うグレーカラーで仕上げました。
そんな自信作を、自他ともに認めるデニム大好きな3人がセルフスタイリング。
デニムの着こなしや仕事のこと、趣味や息抜きの方法など、3人の自然体なおしゃれの秘密を探るべくインタビュー。
Vol.2は、女性らしい小ワザの効いたスタイリングが人気のスタイリスト、樋口かほりさんです。SPECIAL MEMBERS
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01
make-up artistnagisa
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02
stylistKaori Higuchi
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03
modelMiyuki Arihara
stylist Kaori Higuchi
- 164cm
- Levi’s® Denim 24inch
- Shibuya - Aoyama
必然的に、
クローゼットはリーバイス®だらけ。雑誌でも特集が組まれるほどデニムを愛してやまない樋口さんですが、普段はどんなデニムを穿いていますか?
ストレッチが入っているものはあまり持っていなくて、Levi’s®のヴィンテージデニムが多いです。好きな形はストレートで、持っているものは太さの違いはあるけれども、どれも似たようなものばかり(笑)。ボタンフライじゃなくて、ジッパーフライタイプが好きです。
お持ちのデニムの数、すごく多そうですね…!
昔は何十本もあったのですが、穿かないものは思い切ってなくして、今は20本くらいに。その半分以上がヴィンテージです。古着屋で出会うデニムはLevi’s®が多いので、必然的にクローゼットはLevi’s®だらけ。安心感もあるし、タグも好きで、気づいたらLevi’s®とともに生きていました(笑)。多いときは週に4、5日穿いちゃうときもあります。
ヴィンテージデニムのどこが好きですか?
買った時点で、“穿き慣れている感”があるから好き。私はスニーカーも新品じゃなくて少し汚してから履きたい派で、その人に馴染んでいて雰囲気のあるものが好きなんです。あともうひとつ好きなところは、古着だと基本的に安いので、気分で切ったり破ったりしてアレンジできる点です。ヴィンテージデニムはなかには高いものもありますが、だいたい私が買うのは3〜4千円のものが多いので、朝デニムを穿いて靴を合わせたときに、「なんか丈が微妙…」って思ったら裾を切っちゃいます。
それはすごい!スタイリストさんならではの技ですね。
慣れているので、特に測りもせずにバサッといっちゃいます(笑)。でももし綺麗に切れなくても、ヴィンテージなら成り立つんですよ。綺麗な新品のデニムを雑に切るとそこだけ違和感が出ちゃうけど、ヴィンテージだと左右でちょっと違っていてもそれが素敵だったりするので。
ヴィンテージ大好きな樋口さんが、新たに買おうと思う新品のデニムはどんなものですか?
Levi’s®にリースに行くことが多く、よく新作を見させてもらっているのですが、復刻もののデニムがたくさんあるんです。新品だけどヴィンテージ感があってすごく可愛くて、そういう復刻品は買うことが多いです。
Walking around the city with
exquisitely balanced coordinationDenim that elevates you
穿き心地が軽くて、
すごく落ち着く。この日合わせたバッグは、30歳のタイミングで購入したというHERMESのバーキン。
この日合わせたバッグは、30歳のタイミングで
購入したというHERMESのバーキン。今日穿いていただいた、SLOBE IENA別注Levi’s®デニムはいかがでしたか?
穿き心地が軽くて、すごく落ち着きます。見た目は硬そうな生地だけど、穿いたらすごく柔らかくてびっくりしました。ぴったり穿きたくて、絶対入らないなと思いながらも24インチにしたら、ストレッチが効いているからピタッと入ったし、伸びるので心地いいです。ストレッチが入っていないような見え方をする生地なので、いいとこ取りですごいなと思いました。ハイウエスト&ストレートも好きな形なんです。
グレーという色はいかがでしたか?
好きです(笑)。古着で黒も持っていますが、黒に白いトップスを合わせるとコントラストがつきすぎちゃうので、黒よりも意外とグレーの方が何にでも合わせやすいんです。秋らしいブラウンもパステルカラーも合う。これが綺麗めなパンツだと合わないものもあるのですが、デニムだと何でも合っちゃうんですよね。
なるほど!スタイルカバーもしつつ、とても素敵なコーディネートでした。
スタイリングのポイントを教えてください。どちらもカジュアルな合わせなので、クラス感のあるバッグやゴールドのアクセサリー類で女性らしさをプラスし、シンプルだけど大人の余裕を感じられるスタイリングにしました。
やはり今はハイウエストが気分でしょうか?
ヴィンテージだとハイウエストは少ないので、ハイウエストのデニムを穿くと、ホールド感があってとにかく落ち着きます(笑)。でもハイウエストって前から見るとスタイルアップはしているけど、腰や太ももにコンプレックスがある人はトップスをインするとちょっと気になると思うんです。そんなときはスタイリングを少し工夫すると気にならなくなります。
そのワザ、知りたいです(笑)。今日の樋口さんのスタイリングにヒントがあるのでしょうか?
腰回りを少しカバーするといいので、Tシャツをインしたスタイルではレオパードのコートで腰回りを隠し、スウェットの方は完全インではなくゆるくインして、気持ちお尻を目立たなくしました。
樋口さんは新品とヴィンテージデニムで、合わせるものは変わりますか?
基本的には変わりませんが、綺麗なデニムには古着のTシャツを合わせたり、ヴィンテージのデニムには甘いトップスを合わせたりと、全体的にバランスのいい着こなしにすることが多いかも。まぁあまり考えてないんですけどね(笑)。でも仕事でコーディネートを組むときは、ちゃんとバランスを考えています。
デニムはスタイリングによって洗練されて見えたり、逆にバランスを間違えると野暮ったくなったりするアイテムだと思うのですが、デニムのスタイリングでアドバイスあれば教えてください。
まずはデニム選びの際の、サイズ感が大事かもしれません。わざとゆるめのサイズ感を選ぶのも可愛いと思うんですけど、変にお尻の部分が浮いていたり中途半端に見えたりすると野暮ったく見える可能性も。あとトップスも袖をまくったりアクセサリーをしたりと、少し手を加えていくとぐっと可愛くなります。デニムってビーサンもポインテッドパンプスも、ブーツもスニーカーも幅広く受け止めてくれるのですが、デニムの裾の長さに合わせて靴を選ぶことも大事。今回のLevi’s®別注デニムは、レングスが長い方もくるぶし丈でジャストな長さなので、白い靴下にローファーも合いそうな丈だなと思いました。
樋口さんは仕事のときとプライベートで、着る洋服やスタイリングは変わりますか?
行く場所によっては綺麗めにすることもありますが、基本はプライベートも仕事も一緒です。でもどこかしらには、女性らしいものを入れていますね。サロペットとTシャツにはビーサンも合うけど、あえてレオパード柄のヒールを履いてみたり。耳にも何かしらピアスを付けるようにしていますね。例え髪がボサボサでも、耳にひとつジュエリーがあると、女性らしくていいなって思います。
時代を経ても変わらず可愛いと思える
スタイリングが叶うのが、デニムの魅力。スタイリストというお仕事をする上で、大切にしていることはなんでしょうか?
この格好だったら着たいし、おしゃれすぎないから自分も着られるな、っていうスタイリングに仕上げるように心がけています。あとトレンドが変わってもずっと着られるコーデにしたい。去年着ていたけど今年も着られるし、来年もいけるなって思えるスタイリングに仕上げるようにしています。
確かに、樋口さんのスタイリングは去年のを見ても可愛いし、今年も着たいって思えるものばかりです。
毎日お忙しいと思いますが、息抜きはどうしていますか?癒やしのアイテムなどあれば教えてください。毎日欠かせないものはコーヒーですね。コーヒーの香りが好きで、子どもの頃からスーパーのコーヒー売り場に行って、豆を挽く機械の匂いを嗅いでいたくらい好きです(笑)。基本的にはホットが好きで、甘いフレーバー系とブラックを1日に2杯くらい飲んでいます。子どもが生まれてからは余裕がなくて家だとゆっくり飲めませんが、夫が朝コーヒーを入れてくれるので、それを現場に持っていくことも。仕事中に飲んで癒やされています。
樋口さんのスタイリング技がたくさん聞けて、Levi’s®のヴィンテージのお話もとても楽しかったです。
最後に、樋口さんが考えるデニムの魅力って何でしょうか?おしゃれすぎないところ、ですかね。仕事柄、いろんな可愛いお洋服をいっぱい見せてもらっていますが、デニムっておしゃれすぎる感じを抑えられるし、いい意味でダサくも着られる。その幅の広さというか、包容力がいいなって思います。あと私はダイアナ妃のデニムスタイルがすごく好きなんですけど、そうやって時代を経ても変わらず可愛いと思えるスタイリングが叶うのも、デニムの魅力だなって思います。
樋口かほり /スタイリスト
渡邉恵子氏のアシスタントを経て2006年に独立。シンプルな女性像で、『GISELe』『otona MUSE』『VERY』など数々の女性誌で活躍。広告、カタログも手がける。どこか女性らしさを取り入れた、“真似したい!”と思わせるコーディネートで大人気。
Photographer / Reiko Toyama
Hair & make-up / Hitomi Kawasaki
Writing / Ayumi Kinoshita -