千差万別!メキシカンパーカー!
パーカーという普遍的なアイテムの多様な進化
私の好物はおにぎりだ。
今年から一人暮らしを始めた私は、毎朝おにぎりを握ってから出勤する。
昼休みにはコンビニで惣菜を買って、おにぎりを一緒に貪り、満足感と共に仕事に戻る。
美味しい。が、不思議なもので人間毎日同じだと飽きてしまうものだ。
そこで私は味を変えてみることにした。
鮭、昆布、梅…etc
時にはふりかけにしてみたり、惣菜をスープにしてみたり。
飽きることなく新鮮に食事を楽しめている。
私の食事が質素な事はさておき、なにが伝えたいのかと言うと
ほんの少しの違いが、物事を大きく変えてくれる、ということ。
それは気分であったり、出来事であったり。
コーディネートにも同じことが言えるだろう。
今回は、それぞれ違った魅力をもつ新作パーカーのご紹介です。(少し強引すぎたかもしれません)
メキシカンパーカー
かつてのヒッピームーブメントやサーフカルチャーを象徴するアイテム。
某スケートブランドも手掛けたことにより昨今のストリートシーンの盛り上がりと共にトレンド感のあるアイテムの一つとなりました。
特徴としては首元にざっくりと入った切り込み。
春には欠かせない、レイヤード時の抜け間を演出してくれます。
今年はセーターもVが気分。色気と誠実さを兼ね備えた首元は、いつものクルーネックとは違う味がします。
ほんのり癖のある柄は、当時のそれらしい雰囲気を纏い、アイテム数が少なくなる季節にとって主役を買って出てくれるでしょう。
無地。
だからこそディテールに拘りたい。
上品なシャツを噛ませることで、メキパの無骨さを消しながら現代的な掛け合わせに。
私は下軸も品のあるチノパンに。
ちなみに
オーストラリアは海と街の距離が近く、海上がりのサーファーがそのままレストランで食事を取るのもしばしば。
そう考えると、メキシカンパーカー×ドレス物
のなんとも言えない相性の良さに納得が行きます。
このブログをここまで読み進め
日々の装いに少なからずの興味を持ち、ファッションアイテムとしての'パーカー"という存在を手にするのであれば
街行く人々と'パーカー被り"をすることなどザラである。
だからとて、'パーカー"という、ある種普遍的で気負わなくて良いアイテムを手に取る事はやめないだろう。いや、むしろやめられないと言ったほうが正しいのかもしれない。
ファッションアイテムとして、それほどまでの吸引力を持ったパーカーを
少しディテールの変わった物にしてみたり、掛け合わせを練ってみたりする事は
人類の進化の過程において必然なことであり、それこそがファッションなのではないだろうか。
そして、私たちは今日もそれぞれの味付けをしたパーカーを手に取り続けるのです。
千差万別なパーカーの着こなしを楽しんで見てください。
今回は以上となります。
若林