夏と柄シャツとあなた
量産型の個人的解釈と打開策を練ってみました。
難波店の若林です。
量産型の定義ってかなり曖昧だと思います。
思い浮かべるスタイリングは人それぞれですよね。
その割に皆さん嫌がる傾向にある印象。
ただ、他の人とはちょっと違う、かっこいいスタイリングがしたい。
という面では個人的にも共感します。例えば柄シャツ×黒パンツ
間違いない組み合わせですね。
しかし、もはやこれもいわゆる量産型なのでしょうか。
量産型...すなわち大多数と同じようなコーディネートはカッコ良くないのでしょうか。
そうなるとアメトラは?
あれはルールに乗っ取ったカッコ良さがある、、、
なんか納得できません。
今回は脱量産、をキーワードに
季節感たっぷりなアイテムが入荷してきましたのでご紹介しながら、打開策を探ってみようと思います。
今季、街でよく見かけるのはキューバシャツが多い印象。
この「〇〇風な〜」、や「あの映画のこの登場人物風な〜」
という考え方が今回のキモです。
すなわち日々のスタイリングに裏テーマを付ける。
アメリカの地味な学生 とか、ライブを見に行くスケート小僧、とか。
自分なりの解釈でいいのです。
そうすると自然とアイテム選びがより多角的になり、オンリーワンのスタイリングが完成します。
私の今季のテーマはお坊さんの休日、です。
大好きな映画である 狂気の桜 の影響で白パンツにハマり、今回の下軸にもチョイス。
このパンツ、prentissは1948年創業の老舗シャツメーカー。クオリティーには自信があります。
イージーパンツですがラフすぎないのが気分です。
映画は、凄くファッションの勉強になるものです。当時のトレンドやヘアスタイル、時代背景がインプットされます。
アイテム選びの選択肢が増えるチャンスでもあります。
続いて
チャイナシャツ×カーゴパンツ
これまた王道な組み合わせですが、
最近の気分がユニセックス、と言うこともありリラックスシルエットを選びました。
下軸はカーゴパンツを履いて、フェミニンな柄を男らしく着る。
中性的な柄やデザインが、今の時代を自分なりに噛み砕きコーディネートに落とし込めた気がします。
裏テーマに沿って着こなすとコーディネートに説得力が出る気がします。
早い話が理由づけ、みたいなことです。
「なんでその合わせにしたの?」
「〇〇な気分だから」
こんな会話ができると気持ちがいい。
冒頭でアメトラについて触れましたが
コテコテのトラッドは勿論
ジャケットにサンダル、みたいなコーディネートも個人的には大好物です。
その日の気分だったり、二日酔いで、あえて野暮ったさを演出したかったり。
長くなりましたが、今回の結論は
'気分"や'裏テーマ"が量産型とかけ離れた存在に導いてくれる。
ということです。
トレンドやシーンも勿論大事ですが、
日々インプットとアウトプットを繰り返し、柔軟なスタイリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
表面上のお洒落だけではなく、内面も。
愛する自分のため、毎日磨いていたいですよね。