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ミリタリーという存在

今回は難波店J.S.homesteadから新作商品のご紹介をさせていただきます。

  • 人はなぜミリタリーに愛着があるのでしょうか。

    〇〇軍の〇〇がベースで、
    〇〇軍のデッドストックで、

    そう聞くだけで、自分の選択肢に入ってきて、

    「これは使えそうだな」

    という気持ちにさせてくれるのはなぜなのでしょうか。

    個人的にはミリタリーの放出品やデッドストックには目がなく、
    気になるものを見つけるたび、買い物カゴに入れる日々を送っています。

    ダイバーシティが進む昨今
    ファッションに関するミリタリーの定義が曖昧になっていると感じます。

    オリーブなどグリーン系の色味が使われているだけで、ミリタリーテイストと分類してしまったりすることもしばしば。

    ミリタリーをデイリーに着用する私にとっては、
    古着やデッドストックでなかったとしても、
    なにか心を揺さぶられるようなバックボーンが欲しいところ。

    同じことを思ってらっしゃるあなたは
    洋服に対して美しいほどのエキセントリックを持っている人だと言えるでしょう。

    これは褒め言葉です。

     
    前振りが長くなりましたが、
    今回は前述の流れから、まさにすぐにクローゼットに馴染みそうな商品が入荷いたしましたので、ご紹介させていただきます。

    まずはこの1着。

  • スウェーデン軍のスリーピングシャツを模した1着。
    当然のことながら本来は生地は粗野なもので、身幅もほんのりゆるい程度。

    ルーズなシルエットが主流の昨今のファッションではなんとなく物足りない気がしてしまいます。


    しかし、適度に薄手ながら、しっかりとした生地感で作られたこの1着は、

    身幅は広く丈は長すぎないよりトレンド感のあるシルエット。
    ルーズなカットソーとのレイヤリングを楽しめるその様は、
    非常にファッショナブルに昇華されていると言っていいでしょう。

    カラーはダークグレーとブルーの2色。
    やや落ち着いたその色味はクローゼットの中に自然と溶け込むような、
    安心感のある佇まいです。

  • JOURNAL STANDARD

    SWE P/O Short Tail

    ¥10,560

  • JOURNAL STANDARD

    SWE P/O Short Tail

    ¥10,560

  • ストライプに対するイメージはどうでしょうか。

    爽やか。
    清潔感。
    涼しそう。

    ストライプに対してそういった男臭さのようなものとは、
    対極にあるような認識をされている方は多いような気がします。


    私自身もそういった固定観念からなかなか選ばないこともありました。

    しかしそのストライプが、ミリタリーに類するものだったとしたら、どうでしょうか。

    一気に抵抗が弱まり、自分のクローゼットに入ることを許してもいいような気持ちにさせてくれる。

    まさにミリタリーというフレーズが持つ魔力ですね。

    そんな"魔力"のあるストライプシャツ、
    入荷いたしました。

  • こちらはチェコ軍のプリズナーシャツを模した1着。

    かなりゆったりとしたサイズ感から
    よりラフなカッコ良さ、
    パジャマシャツに感じるアンニュイなカッコ良さの様な雰囲気を感じます。

    コットン×リネンの素材感は肌触りもよく、
    当時の生活の良い意味での粗野な部分、
    軽さ、涼しさを感じられる1着になっています。

    当時の(推測ではありますが、、)
    汚れたまま着ていたり、洗い倒してクシャクシャになっているようなその生活感に、
    カラーの感覚とはまた違ったカルチャーでの男臭さや泥臭さを感じます。

    是非乱雑に、着ていただければと思います。

  • JOURNAL STANDARD

    CHEZ PRISONER TAIL SH

    ¥3,080

  • JOURNAL STANDARD

    CHEZ PRISONER TAIL SH

    ¥3,080

  • 戦争は悲しみにあふれた歴史の反面、
    多くのファッションデザイナーやブランドに多大なる影響を与えたことは周知の事実ではありますが、
    私達はそれほどまでに長い時をミリタリーを認識して、生活してきたのです。

    ファッションに対してパッションのある方からすれば、ミリタリーはもう当たり前の要素であり、
    非常に慣れ親しんだものであると思います。

    そのデイリーな存在に個性が重なることでその道はより大きく、深くなっていくのです。


    ミリタリーをファッショナブルに昇華させてきた先人達が築いた道を
    より大きく、深いものにしていきたいですね。

                    森本