STAFF CREDIT / PHOTO:CHIHIRO KIYOTA,
TEXT:MEGUMI HIRAI,MODEL:AIRIガイドブックには載っていない、まちの魅力。この地に根付いている人が、ついつい集まる場所。さわやかな気候にぴったりな、ここでしか食べられないもの。地元の人だからこそ知っている軽井沢の素顔を、長野県出身のスタッフの目線でご紹介します。
わたしのすきな"平日"
軽井沢駅から出てすぐのアウトレットで働いています。笑顔が素敵なスタッフが多く、同僚とは仕事終わりにごはんを食べに行くくらい仲良し。もともとアパレルは未経験でしたが、他のスタッフから刺激をもらいながら、楽しく働いています。そんなわたしが勤めているB.C STOCK軽井沢店や、ランチでよく行くお気に入りのお店をご紹介します。
WEEKDAY①
B.C STOCK軽井沢店の魅力
店内にはEDIFICEとIENA、ふたつのブランドが入っているのですが、レディースとメンズの売り場に壁などの仕切りがないんです。なので、ご家族やカップルのお客様がふらっと立ち寄りやすい開放的な空間になっています。
実はわたし、もともと人見知りで、アウトレットに勤務するまではアパレル未経験でした。でも、働くときはいつもより声を2トーン高めにしたり、最近だとマスク越しでも表情が伝わるよう笑顔を心がけたり……。なるべくお店にいらっしゃるお客さまに楽しい時間を過ごしていただけるような接客を意識しています。また、幅広い世代のお客さまがいらっしゃるので、お洋服のこと以外のおしゃべりも、積極的にするようにしていますね。お店に立つときは、お客さまにもトレンドを感じていただきたいなと思っています。今日は、夏らしいオレンジ色のコットンシルクシアーシャツをメインにコーデを考えました。軽井沢は天候が変わりやすく、急に肌寒くなることも。このシャツはほどよい透け感なので、夏場も重宝しそうです。また、コットン×シルクの生地で光沢感があるので、きれいめのフレアスカートを合わせました。
WEEKDAY②
みずみずしい野菜があじわえる
イタリアンでランチB.C STOCK Spick & Span / JOURNAL STANDARD OUTLET STORE軽井沢店で働いていたとき、よくいらしていたお客さまがイタリアンのお店を始めると聞いたんです。さらに、偶然にも友人がそこで働くことが決まり、気になって行き始めたのが「trattoria ABBIOCCO」でした。わたしのお気に入りはボロネーゼ。普通のボロネーゼって、挽き肉が使われていると思うんですが、ここではごろっとしたお肉が入っているんです! ナイフを入れるとほろほろと崩れるくらい柔らかくて、つい大きな口で頬張りたくなります。
このお店の魅力は、なんと言っても地元に根付いた人が集う場所であること。向かいにある喫茶店のオーナーさんがふらっと飲みに来ていたりしていて、自然と地元の人たちと会話が広がります。「"窓から笑い声が聞こえるお店"にしたい」というオーナーさんの想いが生み出すあたたかな店内の雰囲気に、つい肩の力がふっとゆるまり、いつもより笑みがこぼれます。ご実家で採れた新鮮な野菜を使い、地産地消を実践しているところも素敵だなと思います。あまりのおいしさに、お店に来たお子さんが、野菜嫌いを克服したこともあったそう!
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STORE
trattoria ABBIOCCO
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MENU
【前菜】
ジャガイモと旬の野菜のアンチョビバターソテー
¥700-【パスタ】
牛スネ肉のホロホロボロネーズ
¥1,400- -
URL
おわりに
わたしが勤めているB.C STOCK軽井沢店は、平日も地元のお客さまで大賑わい。繰り返し訪れてくださるお客さまも多く、お好みのスタイルに合いそうなものをご提案し、喜んでいただけると、わたしまで嬉しくなります。軽井沢にはチェーン店が少ないため、「trattoria ABBIOCCO」のようなアットホームな雰囲気のお店でランチを楽しめるのは、このまちならではの魅力かもしれません。
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