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  3. インテリアスタイリスト、中田由美さんが提案する初夏のHABITAT SOFA BED。
  • 2018年の発売以来、愛され続けているJOURNAL STANDARD FURNITUREのロングセラー
    ソファベッド「HABITAT SOFA BED / ハビタ ソファ ベッド」。
    今回は様々な雑誌や広告で活躍されているインテリアスタイリスト中田由美さんにHABITAT SOFA BEDを使い、今の季節や気分にぴったりなスタイリングをお願いし、ポイントなどを伺います。

    すでにHABITAT SOFA BEDをお持ちの方も今、ご検討中の方も参考にご覧ください。

    Photo by Shuhei Shine
    Photo by Shuhei Shine

    中田 由美
    インテリアスタイリスト

    建築を学んだ後、2005年よりスタイリスト神林千夏氏に師事。2013年フリーランスとして独立。雑誌、広告、CM等のスタイリングを中心に、イベント、ショップ、ウィンドウディスプレイのインテリアディレクション、デコレーション等モノと空間にまつわることを手がける。

    ー早速ですが、2パターンのスタイリングイメージについて、それぞれのテーマやストーリー、それぞれのスタイリングポイントを教えてください。

    今回撮影したベージュとグレーのカラーはいずれもニュートラルカラーなので、ベースを作りやすいという点に加え、合わせるものによって個性を表現できる包容力があります。
    また、しっかり座れるソファとして、リラックス時間の心強い味方になるベッドとして、どのように楽しく暮らしに寄り添えるか、一例が伝えられたらいいなと考えスタイリングしました。
     
    GRAY COVER ×「仕事と趣味の時間を両立するリビングルーム。」

    この機能的なソファベッドひとつで様々なことを完結する可能性を感じます。ソファの上で仕事モードをオンにしたり、オフの時は趣味の時間に没頭できるような、作業や気持ちの切り替えが簡単にできるスペースをイメージしました。
    例えば、キャスター付きのテーブルや、気軽に動かせるサイドテーブルなど機能的な家具を合わせて、仕事モードの時は作業に合わせて家具をレイアウト。
    ベッド時には、ベストポジションで音楽を楽しんだり、ソファサイドの積読本も自由な体勢で、そのまま寝落ちという気ままさも楽しみたいですね。
    また、今回のグレーは、テーラードのジャケットのような落ち着いた雰囲気を持っているので、ビンテージのTシャツを合わせるように、カジュアルな質感のものを合わせたり、グリーンやブルーなど今の時期に取り入れたい鮮やかな色やグラフィカルな要素をアクセントに取り入れてみました。
     
    BEIGE COVER ×「そのままの自分に戻れるリラックススペース。」

    忙しく働いたあとに帰ってきた部屋は心からリラックスできる場になったらいいな、と思い、見ためだけでなく、座り心地や肌触りからも心地よさを感じられるようなスタイリングを目指しました。
    例えば、天然素材の家具やファブリック類、手仕事のあたたかみが感じられる器、観葉植物の樹形のライン。質感や形状、モノが持つストーリーなど様々な点にオーガニックさが感じられるアイテムを取り入れています。
    光のようなベージュや白など淡い色味に対して、影のような引き締める色を合わせると心地よいコントラストが生まれます。
    また、さっと座る時の動線、ソファ⇄ベッドへの切り替えもストレスにならないよう、空間の余白や動かしやすいかどうかを考慮し、小さめのテーブルや軽快なチェアを合わせています。
    ベッドにした際も背に思い切り寄りかかれたら気持ち良いだろうなと、埋もれるようにたくさんのクッションを置いてみたいなと思いました。そんな場所でお気に入りの香りやお茶を楽しんだら、日々の喧騒から少し距離を置けるリゾート地でのんびりしているような気持ちを自宅でも感じられたら良いですね。
     
    ーHABITAT SOFA BED、実際にスタイリングしてみて率直なご感想をいただけますでしょうか。

    ビンテージ家具のような雰囲気を持ちつつも、フレンドリーな柔らかいフォルムやアクセントとなる黒のスチール遣いがチャーミングです。
    それらのパーツをスタイルではなく要素として捉えると、多様なイメージに合わせられるソファベッドだなと感じました。
    広げる・畳む動作も容易で気軽さが魅力ですし、広げた時と畳んだ時で実はあまり使用するスペースの広さが変わらないというのも、限られたスペースに置くためによく考えられているなと思いました。
    ー中田さんが普段スタイリングでどういった事を大切にしているのか、気を付けているポイントなどをお伺いしたいです。

    空間、モノ、そこを使う人が心地よく調和できるかどうか、は気にしているかなと思います。
    ちょっとした違いや工夫で違和感が解消され一体感が生まれたり。

    インテリアのスタイリングは暮らしの知恵に似ていて、色々トライしてみると自分の好みの輪郭が見えてきたり、モノや暮らしを捉える視点が増えて楽しいです。
    方法や正解は一つではないので、ちょっと違うかなと思っても、その違いを見つめて新たな発見や気づきを得ることを大切にしています。
     
    ー普段どんなことからインスピレーションを得たり、それをどうスタイリングに生かしていますか?

    実は出会った人からインスピレーションを得ることが多い気がします。
    いろんな人がいて、いろんな考え方があって。
    その人にとっては何気ない一言や行動、こだわりが私にとってはキラキラ輝いて見えます。

    普段はクライアントさんのご要望に沿ってスタイリングをすることがほとんどですが、より具体的にモノに落とし込むために、裏テーマとして人物設定やストーリーを考えることもあるので、そんな風に心に留まった誰かの行動や考え方を想像のきっかけに、架空のストーリーを組み立てることも多いです。
     
    ー最後にこのページをご覧の方に、一般の家庭でも取り入れやすいスタイリングのコツやテクニックがあればいくつかアドバイスください!

    まず、その場所や過ごす時間に対して、自分がどういう気持ちになりたいかという目的を設定すること。

    目的が決まり、手持ちのモノと何か合わせるモノをみつける時は、チームメイトを探す感覚で組み合わせを考えると良いかもしれません。

    好きであることは前提に、魅力や好きな部分、はたまた個性のポイントを発見すること。
    そうしてそのものの特徴や個性がわかってきたら、似たキャラクターと合わせてみたり、全く歩んできた道が違うキャラクターを並べてみたり。間をつなぐような調整役を投入してみたりと、目的に向かって少しづつ調整しながら自分なりのベストチームを作っていくと、目指している空間に近づいていけるかもしれません。
    中田さん、ありがとうございました!

    実際に組んでいただいたスタイリングは自由が丘店でご覧いただけます。
    ぜひ、店舗でご覧になってください。
    HABITAT SOFA BED

    2018年リリースのJOURNAL STANDARD FURNITURE唯一のソファベッド。

    一人でも簡単に座面を伸び縮みさせる事ができ、従来のSOFA BED に比べると重量も軽くできている為、移動も楽々。
    座面のクッションはライトウェーブのシングルサイズをそのまま採用しているためメインのベッドとして使用するほか、急な来客の簡易ベッドとしても自信を持ってお客様に勧められるクオリティ。
    ライトウェーブは通常のウレタンの中材と比べて通気性が良い為、「蒸れない」「乾きやすい」と言うメリットがあり、座面の手前(端)は型崩れがしないようにセンターと比べるとライトウェーブの密度が濃くなっています。
    また、ファスナーを開けて取り出して水洗いが可能で、カバーも取り外し対応のため、いつまでも清潔に保つことができます。
     

    JOURNAL STANDARD FURNITURE

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