BAYCREW’S STORE

今シーズン注目カラーのベージュ。シンプルなクルーネックのプルオーバーには、サイドのスリットや袖の編み地の切り替えなど、さりげないディテールが光ります。THE NEWHOUSEのマニッシュなセンタープレスパンツも色味を合わせて、最旬のワントーンコーデが完成。 「若い時はベージュ、あまり選ばなかったな。でも40歳を過ぎた頃から、よく着るようになりました。大人な色味に自分自身が追いついたのかな（笑）」。

ワントーンコーデにMIXしたのは、G.BINSKYのネックレスとHILLTOPのスカイブルーの大判ストール。「大ぶりのアクセサリーは手元にバングルを取り入れています。子どもが生まれてからはアクセサリーに助けられることが増え、その力の大きさを感じます。例えば、昼間に息子と公園で遊んだ後、夜は華やかなアクセを足せば同じ格好でちょっとした食事会へ行けちゃう。秋冬ならイヤリングやネックレスを加えるだけで、ぱっと華やぐ。まさにアクセサリーの魔法ですね」。

毛足の長いふわふわのモヘアニットに、てろっとした落ち感のあるLAURENCE BRASのプリーツスカート。質感でコントラストを効かせた、秋冬ならではの異素材コンビネーション。オーバーサイズの組み合わせにCONVERSEのスニーカーでハズして、女らしいリラックス感を漂わせて。「パープルのニットって、実は何にでも合うのでオススメです。去年初めて買ったパープルニットは、その年一番よく着ました」。

スカートに描かれたヴィンテージ調のボタニカル模様が、パープルの甘さを抑えながら切れ味よく大人にまとめます。仕上げに、シルバーのアクセサリーでメリハリを。イアリングは私物。「スカート、大好き！この古着っぽいデザインがすごくかわいいですね。ゆらゆら揺れるスカートとふんわりニットで公園にピクニックに行きたいなあ。体のどこも締め付けないから、たくさんごはんを食べられそう♡」

黒のハイゲージVネックニットに、No.6のセットアップ、NEBULONI E.のブラックパンプスを合わせたはまじさん。「気持ちがシャンとしますね」と、それまでの柔和な笑顔から、凛とした表情ものぞかせます。今季らしいクラシカルな雰囲気たっぷりながら、ツイードのソフトなニュアンスや肩の力が少し抜けたオーバーサイズのシルエットで、緊張感をほどいてざっくりとした無造作なアップヘアも、絶妙な抜け感に一役。「マニッシュなおじさん（笑）スタイルは元々大好き。逆に、女らしさが際立ちますよね」。

黒ニットに映えるバロックパールネックレスは、LIZZIE FORTUNATOのもの。はまじさん、「Vネックのニットって実は1枚も持っていないんです」とポロリ。「Vネックって、色っぽいですよね。鎖骨をキレイに見せてくれる“女らしいニット”のイメージで。私服では、もう少しマニッシュなクルーネックばっかり。子どもと一緒に走り回れる、今の私のマインドに合うからなんでしょうね」。

after shooting..

「冬はほぼ毎日ニット。私にとっては“特別感のある日常着”です。暑がりなので薄手のタイプが主ですが、子どもが生まれてからは肌触りの良さにも気をつけるようになりました」と撮影後、笑顔で語ってくれたはまじさん。今回の3つのストーリーの中で１番のお気に入りは、パープルニットのコーディネートだそう。「いつもパンツばかりなので、スカートを着てみたくなりました！ベージュのニットも好きだったな。今年だけでなく、5年後も着ていそう」と明かすとおり、今季もはまじさんのスタンダードはクルーネックニットになりそう。「今季はSLOANEで、シンプルな白のミドルゲージニットや、シルク混で光沢のあるネイビーのニットを個人オーダーしました。何枚あっても欲しくなっちゃいますね」。

NAOKO HAMAJIMA

浜島直子

モデル。1976年生まれ、北海道出身。
18歳でモデルデビューし、“はまじ”の愛称で親しまれる。
女性誌「LEE」「ミセス」「リンネル」「eclat」の他、NHK総合「あさイチ」TBS「暮らしのレシピ」などのテレビ出演や、
bayFM「Curious Hamaji」ではラジオパーソナリティを担うなど多方面で活躍。
10月にスタートした新番組・日本テレビ『ママへの伝言 Smile Cafe』でもナビゲーターを務める。
2014年に男児を出産。母になった現在も、センスのよいライフスタイルが支持されている。
近著に夫・アベカズヒロ氏との共著絵本『ねぶしろ』（ミルブックス）がある。

Instagram : @hamaji_0912