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  3. 金子綾さんが纏う NEW BASIC STYLE
JOURNAL STANDARD L’ESSAGEのベーシックアイテムを、スタイリスト金子綾さんが纏うと・・・?
シンプルながら旬なディテールが引き立つ、洗練のNEW BASICが浮かび上がります。
  • マニッシュなコートにボリュームのあるフレアスカートをつないで、レディなリボン付きのバレエシューズで仕上げたコーディネート。「カジュアルなロゴスウェットを合わせて、女っぽい甘さを調整しました。上下をブラック合わせにすることで、やりすぎないさじ加減にしたのもポイントです」と金子さん。「真っ黒のスウェットって、探すとなかなか無い!のでおすすめ。カジュアル過ぎずモードに仕上がるので」。

  • まろやかなグレーのリラックスしたセットアップに、オフホワイトのロングジレを合わせて、先述のコーディネートと間逆なスタイリングに。「このコートはドロップショルダーだから、インナーがもたつかずにレイヤードしやすいのも嬉しいですね」。ロングジレを合わせることで、ワンマイルウェアを外着にアップデートしてくれる効果も。「小物も中間色をセレクトして統一感を出しました」。

  • 「一見とてもベーシックだけど、こまかなディテールで新しさや今っぽさを取り入れたセットアップだと思います」と金子さん。「もちろんキチンと感もありながら、随所に感じるトレンド性によって、ちゃんと今年らしいセットアップになっているなと思いました」。インナーには凹凸のある素材感のデザインカットソーをコーディネート。「肌が見えない分、足元のヌードカラーとクリアなビジューのピアスを合わせる事で、適度に肩の力の抜けたストイックになり過ぎないセットアップスタイルにまとめるのがおすすめ」。

  • 思い切りスウィートなブラウスだからこそ、あえて相反するフェイクレザーのセミフレアパンツを。いつもだとデニムを合わせがちなところを、フェイクレザーのパンツを合わせることで今っぽさがぐっとアップ。「今まではインしがちだったウエストまわりは、今回アウトするスタイルでラフさを演出しました」。トートバッグ(<L.L.BEAN>のレサージュ別注アイテム)とトングサンダルで、さらにドレスダウン。「ビーズのネックレスで旬を取り入れたのもポイントです」。

  • レサージュ別注の<BLUEBIRD BOULEVARD>のジャンパースカート。「子供っぽく見えがちなアイテムではあるけれど、パンツではなくスカートであることと、ブラックでピリリとした印象なので大人っぽく着られました」と振り返ります。「インナーは、カジュアルなロンTなどもかわいいのかもしれませんが、レディ感たっぷりなドットのボウタイブラウスを合わせるとより大人っぽく着られます。またパンチの効いた<J.W.ANDERSON>のサンダルを足元に持ってくることで、ぐっとモードっぽさが出たと思います」。

  • 1979年生まれ。『otonaMUSE』『Oggi.』『VERY』をはじめとする女性ファッション誌で活躍する人気スタイリスト。彼女が得意とするのは、「普通の服で"こなれた"おしゃれ」の提案。だれもが持つシンプル&ベーシックな服を、改めて素敵と思わせるスタイリングテクニックに心掴まれます。現在、4冊目の著書『黒のおしゃれ EVERYDAY BLACK!』が発売中。
    Instagram :@ayaaa0707
  • Styling&Model : Aya Kaneko
    Photographs : Takashi Akiyama
    Hair&Make : Kosuke Hirose (ilumini.)
    Text : Chikako Ichinoi