1. HOME
  2. 特集
  3. 金子綾さんが纏う 大人のコートスタイル
JOURNAL STANDARD L’ESSAGEの2020年秋冬テーマ“BRAND-NEW ELEGANCE”をまさに象徴しているアイテムがコート。
クラシックな佇まいの中にリラックスしたムードも取り入れた、大人のためのアウターがそろいました。
オンとオフの境界線を超えた、着回しやすさも魅力。
スタイリストの金子綾さんが着こなすスタイルから、
カジュアルな遊び心がひそむ新しいエレガンスが浮かび上がります。
 
  • くすんだピンクがニュアンシーな印象のガウンコートは、深めに入ったスリットもアクセント。あえてベルトレスでまとい、落ち感のある美シルエットを強調。フラットシューズでコンサバを回避しつつ抜け感をプラス。「コートって、どこかメンズっぽいアイテムですよね。でもこれは女っぽさが出せるという新しさがある」と金子さん。クリーンな白シャツとマニッシュなサロペットをMIXして、コートの女らしさを引き立てて。
  • 秋空に映える鮮やかなブルーが着こなしを格上げしてくれる、主役級の1着。ニット、デニム、ブーツをニュアンスの異なるブルーでつないで、馴染ませて。「暗くなりがちな秋冬コーデに、パキッとした気持ちの良い色味はとても便利!一点投入するだけで、自分のクローゼットががらりと変わると思います」。ネックレスやピアスなど存在感のあるアクセサリーを差し込んで、顔まわりにポイントを置くのもコートコーデのポイントだそう。
  • 今回、唯一スカートを合わせたのがこのコーデ。「コート自体が辛口なので、女性らしさを足しました。オーバーサイズが主流の中で、このコートはジャストな肩まわりでキチンとした印象。ブラックのタートルネックニットを合わせた潔さが、かえって新鮮かなと思います」。ストイックなIラインシルエットのモダンなスタイルには、<Maison Margiela>のTabiブーツが丁度いい。きらりと光るゴールドピアスで、視線をアップ。
  • 強い柄のイメージを払拭する、ミニマルなデザインとふんわりした毛足の表情が上品なレオパードコート。「個人的に欲しいのはこのコート。L’ESSAGEのレオパードは、柄のピッチが大きくて好きなんです。マイルドかつ高級感のあるこの絶妙な色柄はなかなか見つけられないから、気に入ったらすぐ買ったほうがいい!(笑)」と金子さんも太鼓判。ゆるっとしたパーカにニットのフレアパンツといった、ラフでリラックスしたスタイルにバサッと羽織るのが今年っぽい。「このレオパードだけに限らず、L’ESSAGEのコートはずっと着られるベーシックさがありながら今っぽいシルエットも感じさせる。それでいて、クセが強すぎないところが魅力ですね」。
  • 1979年生まれ。『otonaMUSE』『Oggi.』『VERY』をはじめとする女性ファッション誌で活躍する人気スタイリスト。彼女が得意とするのは、「普通の服で"こなれた"おしゃれ」の提案。だれもが持つシンプル&ベーシックな服を、改めて素敵と思わせるスタイリングテクニックに心掴まれます。この秋には4冊目の著書が発売予定!
    Instagram :@ayaaa0707
  • Styling&Model : Aya Kaneko
    Photographs : Takashi Akiyama
    Text : Chikako Ichinoi