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ダブルボタンとチェック柄がジェントルなムードのセットアップ。ほどよいゆったりシルエットに長めのカーディガンの裾を覗かせて、女性らしいリラックス感漂うスタイルに。「レサージュのジャケットといえば、絶妙なサイジングと男女の要素をバランスよく併せ持つところ。素肌に着た深めのVネックにユニセックスなシルバーのネックレス…相反した組み合わせがしっくりくるのも、このジャケットだからこそ」

ベーシックで普遍的なシルエットのジャケットは、軽さのある着心地とウール素材のような上質感のある肌触り。「絞られ過ぎていないウエストまわり、モードなエッセンスがほんのり香る衿のデザインなど、気負わず着られるのが魅力」。黒×黒でもシックな印象に偏っていないのは、マーメイド風のスカートのおかげ。「スカートの長さも相まって、このセットアップは今の気分にぴったり。二連付けのネックレスやフォトTシャツでカジュアルダウンしたのもポイントです」

ボリュームのあるCPOジャケットに、ボリュームのあるパンツで旬なシルエットに。とろみ感あるジャケットが女性らしさを演出し、センタープレスのメンズライクなクロップト丈パンツがバランスを調整しているから、ゆる過ぎず丁度いい。アクセントのスカーフは、「ジャケットとトーンを合わせれば柄物でもきれいにまとまり、洒落感もぐっと出ます」。黒のタートルニットは引き締め役に。「黒やピアスのゴールドでメリハリも意識しています」

落ちたショルダーポイントに着丈が長いツイードジャケットは、カジュアル派にも取り入れやすい今っぽさ。「インナーにレザーパーカ、ボトムはデニム。ここまで遊んで着崩してもエレガントさはキープしています」。足元やバッグなどの小物は、光沢感あるアイテムを選んでほんの少しレディっぽさを。「プレーンなバレエシューズもいいけれど、サテン素材で甲の深いVカットのバレエシューズが、一層今季らしい印象にしてくれます」

1979年生まれ。『otonaMUSE』『Oggi.』『VERY』をはじめとする女性ファッション誌で活躍する人気スタイリスト。彼女が得意とするのは、「普通の服で“こなれた“おしゃれ」の提案。だれもが持つシンプル&ベーシックな服を、改めて素敵と思わせるスタイリングテクニックに心掴まれます。この秋には4冊目の著書が発売予定！
Instagram : @ayaaa0707