【Conceptor片山の 物づくり、モノ語りBlog】VEGITABLE DYED SHIRT
SAYAKA DAVIS x CITYSHOP
Vegetable Dyed Shirt / MADE TO ORDER
親愛なるSAYAKA DAVISと紡ぐ、私たちの意志のかたち。
小さくても、ささやかでも。
私たちが愛するファッションを、無意味なものとしないために。
こんにちは。CITYSHOP Conceptorの片山です。
またこのSpecialなプロジェクトを皆さまにお知らせできる時が来ました。
NYブランド・SAYAKA DAVISとタッグを組み、至極のプロダクトをCITYSHOPデリカテッセンで調理後に出る野菜くずや果物の皮を再利用し‘Vegetable Dyed’ にて染めあげる。
不要な在庫を出さないため、お好きな5色のベジタブル・カラーをお選び頂く《MADE TO ORDER》イベントを開催いたします。
第3弾となるVegetable Dyeシリーズ。
インスピレーションはまさに―CITYSHOP Women-、とSAYAKAさんは言います。
大好評いただいた第1&2弾のドレスとはまたガラリと雰囲気を変え、今回誕生したのは ―CITYSHOP Women― のための、うつくしきシャツ。
デザイナーSAYAKA DAVIS氏とCITYSHOP Conceptor片山が、まさにCITYSHOPのお客さま方やスタッフたちの顔を思い浮かべながら、ゼロから、細部に渡りこだわりを重ね仕上げた、特別な一枚です。
「女前」を目指し、前袖の比翼あきをポイントに、オーバーサイズでデザインされたシャツ。それは、端正でソフィスティケートな凛々しき顔立ち。
ところが袖のボタンを開けると一変、フワリ、まるでドレスケープのように広がり、センシュアルなムードが高まります。
その2面性こそ、CITYSHOPが掲げる―WOMAN&GENTLEMAN-/女性が望むwishをかなえる形。
SAYAKA DAVISが作るオーバーサイズシャツ。
それは、‘メンズのビッグシャツを’女性が大きめに着る、ということではありません。
あくまでも‘女性用に’デザインされた、オーバーサイズのシャツなのです。
大きめに設定し絶妙なニュアンスで下がった襟ぐりは、内回りを首に程良く沿わせ女性のボディに合わせたパターン。
長めに入った脇のスリット、それはパンツポケットに手を入れた時の皆さまのハンサムな表情を想像して。
素材はもちろん、この企画の出発点、環境に配したモノづくりを投影させたオーガニックコットンを選択。
パリッとしたオーガニックコットンタイプライターを使用し、ヘルシーでアクティブなカラーストーリーで展開します。
春の展開となる今回は、これまでの夏とは異なり、季節のベジタブルによって鮮やかな色が表現することが出来ました。
フレッシュで、心弾むPlayfulなカラーリング。これから始まる気持ちのいい季節に身体の隅々にまで取り込みたい。野菜と果物のちからを借りて。
《 Botanical Dye 》
ボタニカルダイとは、花・葉・根・茎・皮・果実から染料を抽出し、少量の化学染料を配合することにより、鮮やかな発色と高い堅牢度を実現させたハイブリッドな技術。
これまでの草木染めなどは、素敵だけれどどうしても色落ちを防げなかった。その心配をなくしながら、心地よく楽しめる類稀な素晴らしき、染色方法です。
植物や野菜を持つエネルギー、メッセージ、色の力などの思いを込めて。
自然の染料は、化学のように1つの構造でできていないため、1色の中に何種類もの変化する色素が入っています。その光の乱反射により、心からのリラックス効果と安心感を得られると考えられています。
古代から変わらず存り続ける自然界のちからと、テクノロジーを編成したかたち。
CITYSHOPデリカテッセンで、捨てられるだけの運命だった野菜や果物くずが、こんなにも美しく、心に効くカラー達に染め上げられるなんて。
■Apple green / Red Cabbage (紫キャベツ)
■Lemon yellow / Grapefruit (グレープフルーツ)
■Purple / Red Cabbage (紫キャベツ)
■Purple / Red Cabbage (紫キャベツ)
■Pink/ Watermelon Radish (紅芯大根)
《 Self nourishment / 自分を癒す 》
これがこの企画のテーマです。
洋服を着ることは自分への愛情表現で、自分を大切にすること、と常にSAYAKAさんは言います。
すべては自分の幸せからはじまるのだから。
SAYAKA DAVISとCITYSHOPが皆さまに贈る、「着るサプリメント」が、
どうか皆さまの心に、美しく、永く効きますように。