ベイクルーズの着道楽3名が見る「ハミルトンニット」 Vol.3
ベイクルーズの着道楽3名が見る「ハミルトンニット」 Vol.3
relumeのオリジナルアイテム「ハミルトンラムウールニット」。
上質なウールを使用しつつもリーズナブルな価格が魅力のrelume冬の定番アイテムをベイクルーズの着道楽3名にお渡しし、コーディネートを提案していただく連載企画。
最終回となる第三回は、EDIFICEディレクターの中山さんに登場していただきました。
ディレクターになる以前にマーチャンダイザーを7,8年経験するなど、長年服作りに携わってきた中山さん。
今でも洋服を買うのが好きという生粋の着道楽である中山さんの洋服選びのこだわりや、relume時代のハミルトンニットにまつわるエピソードなど、他では聞けないお話を伺うことができました。
ーまず初めに、仕事内容を教えてください。
エディフィスでディレクターを勤めています。
シーズンディレクションから商品企画、店舗運営、予算管理など業務は多岐に渡りますが、ブランド全体の方向性を整えるのが主な仕事です。
ーお忙しい中ご協力いただきありがとうございます。中山さんは元々はMD(マーチャンダイザー)を長年やられていたんですよね?
そうですね。レリュームでMDを7,8年程やっていました。そこからレリュームでディレクターを2年務めて、今期からエディフィスを担当しています。
MDとしてものづくりに携わっていた分、ディレクターになってからも商品開発にはなるべく自分も入り込んで、力を入れて取り組んでいます。
ーディレクターとして働く上でのこだわりがあれば教えていただけますか?
かっこいい洋服を、かっこいい空間で、かっこいい店舗パートナーからお客様に提供することです。そのために商品企画や空間演出、店舗パートナーの教育に力を注いでいます。
ー中山さん自身が洋服を買う際に意識していることがあれば教えてください。
「値段で決めない」というのは昔から意識しています。
例えば、高価なインポートブランドのジャケットを買う際と古着の4000円のTシャツを買う際に、僕は同じくらい悩みます。
悩んだ結果自分が気に入ったら買うし、やっぱり違うなと思ったら買わない。そこに値段は関係ないんです。
だから「安いから買う」みたいな買い方はしないですね。
ー最近の買い物は古着が多いですか?
そうですね、最近は古着を買うことが多いです。
自分たちで仕入れや開発をしたブランドやオリジナルアイテムと古着を組み合わせて楽しんでます。古着は商品を開発する上でも素材やディティールなど参考になることが沢山あり、気に入ったものがあるとつい買ってしまいます。
ーそれでは、本日の本題であるハミルトンニットについてお話を伺いたいと思います。
こちら実は、中山さんがレリュームでMDを務めていた時代に企画に携わったとお聞きしています。
6,7年前に自分がMDを務めていた際に、当時の商品企画担当と一緒に作りました。
初めはハミルトンウールを使ったコートを企画して、翌年にニットを作ろうとなり、イチから企画したんですよね。
ー今日着て頂いているクルーネックタイプは当時からあったんですか?
ありました。毎年このクルーネックタイプは作っていて、少しずつ改良を加えたり、トレンドを盛り込んだりとアップデートしていましたね。
あとは毎年新色を追加していました。
ベーシックなアイテムだからこそ、買い足ししてくださる方の為にも毎年新しい価値を提供したいという思いがあったんです。
今年も新色が追加されていますね、このブラウンも新色ですよね?
ーそうですね、こちらのブラウンは今年の新色です。
ハミルトンウールを100%使用するという贅沢な仕様も、当時から変わらないですか?
はい、当時からウール100%で製作していました。
今やハミルトンウールは素材自体が有名になって、他社でも同素材でニットを作っているブランドさんが増えてきていますよね。ただ、この価格でハミルトンウール100%というところは中々ないと思います。
自分が担当していた際もそこだけは譲れないポイントで、価格を抑えつつ100%の純度で仕上げるという点にはこだわっていましたね。
自分は、仕入れのアイテムに負けないブランドオリジナルアイテムを作りたいと常々考えいるのですが、
このハミルトンニットも自分が抜けてからも改良が重ねられて、価格、素材、デザイン全てにおいて満足いただける仕上がりになっていると思うので、ぜひ一度手にとっていただきたいですね。
■Coordinate
この朱色に近いブラウンが良い雰囲気だと思ったので、色目を揃えてブラウンのセットアップに合わせてみました。
あとはこのガーター編みの凹凸感のある表情が季節感があって好きなので、太畝のコーデュロイ素材を合わせて秋冬ムードをより助長させてみました。
少しコックリとした感じが今の気分でもあるので、足元はUGGのブーツで。