STORIES : 012「FOLL 2021秋冬 ルック撮影後日譚 〜後編〜」
UNFOLLOWのプライベートレーベル"FOLL"のアイテムが生まれるまでのストーリーをデザイナーとの対談を交えてご紹介する連載ブログ"STORIES"。
UNFOLLOWのプライベートレーベル"FOLL"。そのアイテムが生まれるまでのストーリーをデザイナーと対談形式でご紹介する"STORIES"。第12回目。
前回に引き続き、ルック撮影後日譚をお送り致します。撮影したルックを元にトークを行った前編。
後編はフォトグラファー 伊藤さんが撮影中に気になったアイテムを、デザイナー 平沢が情熱的に接客するとの事。
伊藤さん、危うし!!
ー では早速、モノにスポットを当てていきます。
ルックを担当したフォトグラファーである伊藤拓海さんが撮り手として気になったアイテムを事前にお聞きしましたが、本日はそのアイテムを4点お持ちしています。 そしたら、まずは…?
伊藤 まずはこのデニムジャケットですね。それこそ撮影の時に女性モデルが着ているのを見て「うわ、シルエットいいなー」と思いました。
~系とか、~型とか形容しがたいシルエットなんですけど、その曖昧さがジェンダーレスっていうイメージをより引き立てるというか…
平沢 確かにモデルの娘にばっちりハマってたなぁ。
ちなみにこのジャケットはコクーンデニムジャケットってネーミングにしていて、その名の通りの繭のように体を包むようなシルエット。伊藤くんが言っていたようにジェンダーレスに着てほしいアイテムなんだけど、
付け加えるとどんな体系の人でも、どんなインナーを着ていても、かっこよく合わせられるっていう作りにしていて、本当にいろんな人に着てもらいたい一着。ユニバーサル?なイメージ(笑)
ー なるほど。でもそれ聞くとホントにコクーンって名前ぴったりですね。幼虫と成虫の中間、子供と大人の中間、女性と男性の中間だったり、なにかの境界にあるモノって事ですもんね。
名は体を表すとはよく言ったもんで。
平沢 お、それ今度使わせてください(笑)
しかもこれ袖も絞れたり、ポケットも4つあったりで見た目以上に便利なんですよ。
伊藤 どこにでも着ていけますね。スナップとかする時このくらいザックリ羽織れて楽なモノはいいなぁ。
しかもかなりお買い得ですよね。…んじゃー、コレでお願いします(笑)
平沢 ありがとうございます(笑)
ー お次はへアリーカーデですね。コレ個人的にも大人買いしようと思ってます(笑)
伊藤 コレはホントに直感的に欲しいって思っていたアイテムですね。サンプルを見た瞬間いいなって。
派手過ぎず、シンプル過ぎず、ボタンも凝ってるし。
こういう毛足長いニット着てこなかったので今年はチャレンジしたいですね。色で揃えたい気持ちわかります。
あとコレ、チクチク感無いですね。
平沢 言ってもらった通り、まずチクチクさせないのは真っ先に気をつけたポイントですね。裏側はしっかりと編み上げて、起毛を抑えながら肉厚に。それでいて表面はヴィンテージライクなフワッとした起毛感。
あと貝ボタンをセットして野暮ったくなりがちなモヘアニットを品よく仕上げてます。
伊藤くん、お目が高い(笑)
ー いっちゃいましょう(笑) 色はどうします?
伊藤 黒ですかね。撮影も多いのでダークトーンとか寒色系をどうしても選んじゃいますね。
えー…んじゃコレも…お願いします(笑)
平沢 ありがとうございます(笑) 無理してないよね?(笑)
伊藤 このデニムジャケットとニットはある程度、覚悟してたんで(笑)
ー よかったよかった(笑)
そしたら、お次はスーパーヘビースウェット。
チョイスしているものに一貫性が見えてきましたね。楽に着れるモノがお好きそうですね。
僕もカメラやっているのでなんとなくわかる気がするんですけど、意外と体動かすじゃないですか。
そういうのもモノを選ぶ上で大事になってたりします?
伊藤 色選びとかは気にしてましたけど…そっか。
無意識にそういうモノを求めているのかもしれませんね(笑) やっぱり撮影っていってもスタジオだけじゃなく、海とか山とか川とか車で向かったりするんですよ。
そういう場面だと動きやすかったり、脱ぎ着しやすかったり、着心地を気にしたりしてますね…。
そっかぁ(笑)
平沢 そういう事であれば着心地はもうコレ、最高。
スウェットに使う表現じゃないかもだけど、肉厚のモッチモチ。
でも袖を通すとしっとりなめらかなタッチ。なんだかおいしい食べ物みたいな表現だけど(笑)
でもコレ、ダークトーン無いけど大丈夫?(笑)
伊藤 そこなんですよね…。ただ撮影しているときにインナーで使ってたこのスウェットに目を取られちゃったんですよ。上品なカシミアコートの中にヘビーオンスのスウェット。
それだけ聞くとミスマッチな気がするんですけど、なんか行儀良いスウェットに感じたんですよね。
ー 平沢さん、伊藤さんがコレ着て海とか山とか車で行きたいっておっしゃってますよ。
素晴らしいルック撮ってもらった事だし、今回は平沢さんから…プレゼントって形で(笑)
平沢 ちょ、ちょっと待ってくださいね(笑) …一旦、持ち帰ってから改めて(笑)
ー スウェットは要相談ってことで(笑)
ラストが先程お話にも出てきた、カシミアのコートですね。いやいや、流石ですね。お目が高い(笑)
どのあたりが刺さったんですか?
伊藤 このコートが気になった理由が大きく2点ありまして…
ー 急にプレゼンみたいに改まってどうしたんですか(笑)
一同 (笑)
平沢 いいプレゼンしたら、もらえる企画じゃないからね(笑)
伊藤 スイマセン(笑) そんなつもりは(笑)
ー 非常にわかりやすいので、そのまま続けてください(笑)
伊藤 まず一点目は前編でお気に入りのカットってお話ししてたと思うんですけど、お気に入りのカットのコーデがこのコートと先ほどのスウェットっていうシンプルな合わせなのにすごく上品に見えて「かっこいいなぁ」と思いながら撮ってたんですよ。
二点目は、やっぱりカシミアのコートって憧れがあるじゃないですか。いつかは着てみたいなぁみたいな。と。
ー アウターならこういった明るめの色を着ても撮影に支障が出なそうですしね。
平沢 やっぱりカシミアの生地が生きる色ってやっぱりキャメルなんだなぁ。って作りながら感じましたね。ダークトーンだとごまかせても、こういったライトトーンはごまかせない。
ホント生地の良さがダイレクトに伝わる出来栄えで、作り手的にも満足してます。
ー せっかくなので伊藤さんに着てもらいましょうか。
伊藤 着心地もめちゃくちゃ軽いですね。うわー大人だなー。流石にすぐは買えないですけど絶対欲しいです!!
気の利いたお店に行くときとか…いいですね。ボタンの雰囲気もいい。
平沢 このコートの為にイタリアからボタン取り寄せたんだよね。コロナの影響でやたらと時間かかったなぁ。
あとボタンを留めてシャープに着るのもいいんだけど、ボタンを開けてベルトでギュッとするのもいいよ。
伊藤 うわ、かっこいいなぁ…。これまだ発売してないんでしたっけ?発売したらもう一回お店で見にいきってもいいですか?…ちょっとお金貯めないとなぁ(笑)
平沢 このコート、極少ロットの数量限定だからお早めにどうぞ(笑)
ー お待ちしてます(笑)
ー と、まぁそんなこんなでフォトグラファーの伊藤さんとご一緒にお届けしている、ルック撮影後日譚もそろそろお時間です。お買い物までして頂いて本当にありがとうございます。
お二人から何ごかざいますか?
伊藤 この度はお招きいただき、ありがとうございました!!
11月29日からPLACE M(新宿御苑前) っていう森山大道さんや瀬戸正人さんが運営してるギャラリーがあるんですが、そちらで同世代のアーティストと二人展を行います。
時の流れをソースに石や、鉄にプリントした作品達なんですが言葉だと伝えきれないので是非お越しください。
平沢 FOLL 2021AWのアイテム達も続々と入荷しますので、是非チェックして下さい!
あと期間限定ではあるのですが…
LA BOUCLE NEWoman新宿店と、LE DOME ルクア大阪店でFOLLの21AWのPOP UPを行ってますのでそちらも合わせてよろしくお願いします。
ー お二方ありがとうございました!
それでは皆さん"STORIES"今シーズンもよろしくお願いします!
UNFOLLOWのプライベートレーベル"FOLL"。そのアイテムが生まれるまでのストーリーをデザイナーと対談形式でご紹介する"STORIES"。
次回もお見逃しなく!
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