STORIES : 009「全5サイズ??なんぼあってもいいボーダーカットソー」
UNFOLLOWのプライベートレーベル"FOLL"が生まれるまでのストーリーをデザイナーとの対談を交えてご紹介する連載ブログ"STORIES"。
Photo _ yuya ota
Text _ yuya ota
ー UNFOLLOWのプライベートレーベル"FOLL"。そのアイテムが生まれるまでのストーリーをデザイナーと対談形式でご紹介する"STORIES"。第9回目。
すっかり夏ですね…。7月です。
秋冬アイテムの撮影やら、プレス展やらでバタバタしてちょっとご無沙汰でしたね。
お久しぶりです(よく顔は合わせてるんだけど)パーマあてたんですね。素敵です。平沢(以下、平) お久しぶりです(結構な頻度で顔は合わせてるのにな)
パーマあてさせていただきました(笑)
恐らく今回、もしくは次回で春夏編のSTORIESは一先ず終了ですかね。まだまだ話したいことはあるんですけどね(笑)
ー おニューのヘアスタイルでいっそう明るい表情の平沢 ー
― 秋冬の紹介もしていきたいですしね。まあ後は実際に店舗にお越しいただけたら、近い温度感でお伝えできるかなーと。
平 是非、店舗もよろしくお願いします。
― さて、今回はボーダーTシャツ。これ男性、女性共にめちゃくちゃ評判いいですよね。
僕も一着買っちゃいました。控え目に言って最高ですね。
僕の話はさておき、どうしてボーダーTを?平 シンプルなカットソーがある程度揃ってきたからですかね。
プリント物はMAN RAY Tとか新田さんのやつとかあるし、あとはスタッフからイケてるボーダーT作れっていう激が飛んできてて(笑)
― 普通のボーダーじゃなくて、イケてるって結構悩みますよね。
特に最近バスクシャツみたいなベーシックなノリのボーダーは旬な分、良くも悪くもよく見ますしね。
どんなボーダーTを目指したんです?平 まずマリンとかフレンチって素敵なんですけど、なんか僕ららしくなくて。
UNFOLLOWのスタッフってカウンターカルチャーやら、サブカルチャーやらの影響受けてる人も多いし。
なめらかな素材感の、いわゆる「あの頃のロックスターが着ていたようなボーダーT」を作りたかったんですよね。
― ベタですけど、カートコバーンとかジョーイラモーンとか?ホントベタだけど。
確かにあの人たちはボーダーのイメージあるし、どちらかというとテロっとした生地感ですね。バスクシャツって性分じゃなさそう。もともとクルーネックだったであろう形状だけど、結構クタクタな感じのやつ。
ミュージシャンじゃないけどウォーホルとかもよく着てるイメージですね。彼はバスクシャツだったっけ?
まいっか。でもこのノリですよね?
平 そうそう。そのノリです。なのでネックはクルーに。
ボーダーのピッチはキャッチーな太ボーダーでは無くて、ピッチの細かい細ボーダーにしました。細ボーダーのほうが圧倒的に大人顔でクールですし。
ただ僕の性格上、手抜きな生地では作りたくなかったので糸から作りましたね(笑)
スーピマの。極上なやつです(笑)
※スーピマ…Superior Pima(高級ピマ)
繊維が細かく長い。生地にした時のなめらかさと深いツヤが特徴で、そのタッチはカシミヤにも例えられるほど
― さすが(笑) またこれもいつものドヅメで仕上げているから、目も詰まっていて程よい肉感もあるんですね。
平 その通り(笑) なめらかでタフな生地にするためにはやっぱりドヅメです。あとはリブだけ違う生地にすると経年変化もばらつくのでリブも同じ糸で。
そしてこのピッチ幅も完全オリジナル。なんども試作を重ねておおよそ5:8がゴールデンバランスということが発見できました。
― あれ、おおよそ5:8って黄金比率じゃなかったでしたっけ?ボーダーのピッチ幅に作用するかはわかんないけど(笑)
たまたま見つけるのはすごい。ニュートンとかダヴィンチみたいすね(笑)平 いやいや(笑) 今初めて知りましたよ(笑)
まあそんなこんなでいい生地が出来たので、サイズ感もこだわりました。
みんなに着てもらいたくて、JUSTとLOOSEの2つのフィット感。全5サイズ。
小柄な女性から大柄の男性。ほんとにみんなに喜んでもらえると思います。
ー Loose ー
ー Just ー
もう一ついいですか?(笑)
― ん、どうぞ(笑)
平 この改良型バインダーネックです。ただでさえタフなバインダーネックを3本ステッチで仕上げています。そうすることによってTシャツでよくある、ネックだけくたびれるっていう一番嫌な経年変化しないようになっています。
あと通常よりもステッチが多いのでネックの生地のふくらみが取れて、タフなのにスマートな印象になります。
― やっぱりネックくたびれるの嫌いですか?僕はわりとだらしないTシャツ好きだからなー(笑)
平 いや、あくまで首だけ先にくたびれるのが嫌いなんですよ。ヴィンテージの全体的にクタっとしてるのは好きなんですけどね。
ほら、ネックってTシャツで一番負荷かかるじゃないですか。もしボディとネックが同じように経年変化したら…素敵ですよね。
― 確かに。それは長く使いたいですね。 最後に一言ありますか?
平 ゆるめでもタイトでもかっこいいので、できればいろんなサイズを試してパーソナルな一着を選んでほしいですね。なんならサイズ違い、色違いでも。
こんなん、なんぼあってもいいですからね!(ミルクボーイ)
― 一番いいですからね!(ミルクボーイ)
UNFOLLOWのプライベートレーベル"FOLL"のデザイナーとの対談を交えてアイテムにまつわるストーリーをご紹介する連載ブログ"STORIES"。
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