スウェットのようにセーターを着たい
多様化が進む昨今のファッション。
トレンド感のあるローゲージニットのご紹介。
昔のテニスウェアの広告で、ポロシャツの上にタイトなスウェットを重ね着しているのがとても印象に残っています。
スポーティなアイテムながらに、セーターのような上品さが垣間見え、その心地よいアンバランスさに衝撃を受けました。
オーバーサイズの波はまだまだ続きそうで、アウターもかなりゆったりしたデザインが多くなってきましたよね。
そうなると、インナーはついついスウェットに頼りがちになってしまいます。
スウェットのように着れるセーターが欲しい!
あの時のテニスウェアの広告の逆バージョンってきっとおしゃれなハズです。
今回はそんな私の気分にドンピシャな、一癖のある、セーターをご紹介します。
ホールガーメント製法を使用したローゲージニット。
ホールガーメント…すなわち無縫製。
パーツごとに作り、縫製をして合体させて一つのセーターが完成するのが通常。
ホールガーメントは1着丸ごとニットマシンから編み上げられます。
例えるならば繊維の3Dプリンター。
縫製を入れていないことで、着用時の立体感やドレープ感が独特に出て、ムード感のあるシルエットに。
今回、ジャーナルでは首元だけ、あえて縫製を入れることにより、かなり綺麗な仕上がりになりました。
袖や腰回りの絞りで、少し男性らしさを持たせながら、背中の摘みから、ドレープし腰回りで絞られている。
本来レディースでよくあるデザインですが男性が着用してももちろん○
セクシーに着こなせると思います。
キレイめとカジュアル、とか、無骨さと綺麗さとか、相反するものの組み合わせっておしゃれですが。
男性が女性的な〇〇って究極のアンバランス美だと思います笑
話がそれましたが、
セーター特有の縫い代のゴワツキもなく、包まれているような着心地でストレスフリー。
まさにスウェットのようなセーターだな、と改めて思います。
目前に迫ったクリスマス。大切な人と過ごす特別な夜はスウェットよりもセーターの方がしっくりきますし、
いつもセーターは着ない!という方も是非チャレンジして頂きたい仕上がりとなっております。
今回は以上となります。
若林