全ては「生地」が物語る
KAPTAIN SUNSHINEから今シーズンの新作が到着!クラシックとモダンが同居する圧巻の洋服達。その一部ですがご紹介致します。
皆様こんにちは。
仙台店ブログです。
今回は僕が個人的に大好きなブランドを一つご紹介させて頂きます。
【KAPTAIN SUNSHINE/ キャプテンサンシャイン】
デザイナー児島 晋輔氏が“Waste(twice)(ウェイスト トゥワイス)”を経て、新たにスタートしたブランド。
シーメンのタフで凛々しいユニフォーム「KAPTAIN」。
目的を持ったディティールで贅沢に、かつソリッドに構成されたフィールド・ウェア「SUNSHINE」。
往年のアメリカ製品に影響を受けながら、日本のファクトリーが持つ粋な生地とこだわりの縫製を融合した男服作りを目指すレーベル。
洋服好きならばもはや説明不要のブランドでしょうが、
今回は僕の視点も入れながらお伝えできればと思っております。
沢山のアイテムが入荷しておりますが、まず4型をご紹介。
今シーズンも圧巻の洋服達が揃っています。
では、どうぞ。
まずこちらのミリタリーシャツ。
武骨なデザインのはずなのに、鈍く光る素材とドレープ感。
実はこれ、まさかのレーヨン100%なんです。
高密度かつ、肉厚な素材感はまるでコットン素材に感じるほど。
実は今回入荷のラインナップで最初に目に留まったのがこれ。
デザインに対しての素材使いに違和感を覚え、表記を見たらまさかのレーヨン100%。
因みに僕はこの段階で「あー、ヤバいなこれ」となります笑
ドレープ感を活かすゆったりとしたシルエットと、フロントの比翼仕立てなど極力ボタンを表に出さないミニマルな仕様。
素材とデザインのおかげで土臭さが減り、どこかモダンな印象に映ります。
通年でお使い頂けるのでシャツジャケット的にもレイヤードにも使えますね。
次はブランドが定期的にリリースしているGurkha Trousers(グルカトラウザース)。
イギリス軍のグルカパンツをモチーフに少しゆったりとした腰回りから、裾に向かって絞り込むテーパードシルエット。
フロントのベルテッド、両サイドのアジャストバックルを調整して着用が可能です。
素材には経糸にはエジプト原産のギザコットンの中でも選りすぐられた超長綿であるフィンクスコットンを3本撚りにして膨らみを持たせ、緯糸にはムラが特徴のジンバブエコットンを高密度に打ち込み製作した「コットンバギーサテンクロス」を使用。
特殊な洗い加工を施すことで温もりのある独特な表情に。
レザーシューズやオールドスクールなスニーカーが良くハマるパンツです。
そしてここからは秋冬ならではのウールシリーズ。
まずはこちらのカバーオール型。
アルパカ50%をブレンドした梳毛糸を使用し、適度に縮絨を施すことでしっかりとウォーム感のあるライトツイード・チェック。
英国羊毛100%のツイードには無い、軽やかな風合いと上質な肌触りが特徴です。
シンプルな2つのパッチポケットがアクセントになります。
トラッドで美しいピンチェックの色味とワークなカバーオールのバランスが面白いですね。
そして、今年も登場したチェスターコート。
こちらは先程のカバーオールと同様のトップ素材を使っていますが・・
実はリバーシブル仕様になっております。
そしてこのコート、実は裏面も生地にぬかりはありません。
素材はグルカトラウザースと同様に「フィンクスコットン」を使用。
そのフィンクスの極細番手を3本練りにして超高密度に打ち込むことで織られるシャンブレー・ギャバジン素材を使用しております。
超高密度の織りの恩恵から軽く防水性もありますので小雨程度なら問題ありません。
表面は玉虫色に鈍く光り、光の角度でベージュの中にカーキが薄っすらと見える為、非常にクラシカルな印象のコートになります。
リバーシブル物は結局気に入っている片面しか使わないことも多いですが、
この贅沢な素材ならば是非両面を使いこなしたくなりますね。
スリーブ部分も一枚袖のラグラン型となり、裾に向かって美しく描くAラインは上質感を更に引き上げます。
きっと毎年着たくなるハイクオリティなコートです。
その他の商品に関してはリンク貼りますのでこちらでご確認下さい。
僕は洋服の背景が分かる服や生地が好きな事を以前ブログにも書いておりますが、
このブランドにも同様の魅力を感じています。
確か3年前ぐらいでしょうか、僕は冬にこのブランドのコートを買っているのですが、
(定番のトラベラーコートのネイビーです)
ヴィンテージのUSネイビーのPコートのメルトン素材のブラッシュアップした質感と、コート自体の存在感にやられ、毎年冬になると着ています。
今年もきっと1軍入りは間違いないです。
因みに今日は前シーズンのTシャツをインナーに着ながらこのブログを書いています笑
洋服の背景や本質にはしっかりと触れながらも、徹底した「生地」に対しての拘りがあるからこそ、
ラックの掛かり姿は常に凛としています。
洋服の持つ強さや美しさ、
きっとオーラともいうべきか。
僕が出会った本当に良い服達は皆それがありました。
またミリタリーやアウトドア等の機能服のデザインも取り入れつつも、決して懐古主義的な物では無く、
適度にモダンなシルエットを落とし込む事でカジュアルな街着としての昇華させる。
このブランドはそのバランス感覚がとても上手い。
だから若い世代が背伸びをしても良いし、当然大人が着ても様になる。
僕が思う「KAPTAIN SUNSHINE」はそんな服です。
やっぱり好きなものを紹介すると長くなりますね・・。
本日はここら辺で締めさせて頂きます。
店舗インスタ、スナップも更新しておりますのでリンクから是非御覧下さい。
それではまた次回!