ビックシルエットの台頭
何故ビックシルエットを選ぶのか
〜ファッションとカルチャー〜
難波店の若林です。
今回は皆様が普段何気なく選んでいる、大きめのサイズ感、について追求してみました。
お買い物をする時に、最近は大きめが流行ってますので〜、なんて言われた経験はありませんか?
journalでは以前から、ビックシルエットなアイテムがかなり増えている、と思います。
では何故ビックシルエットが流行っているのでしょうか。
大きめ、かつ一味違う半袖シャツたちが入荷して参りましたので、ご紹介しながら確信に迫っていきたいと思います。
グランジ感のあるTシャツとバンドカラーで上品なシャツを大きめに着用する事でキメすぎない印象。
ストリートに寄せつつも山っぽい感じ。
アウトドア好きならではのコーディネート
90年代ブームのリバイバルが昨今のビッグシルエットのトレンド感に大きな影響を与えているのは、言うまでもありませんね。
当時のヒップホップブームが再燃し、ストリート、グランジ、などの着こなしが
再び盛り上がって来たことで生まれた流れと言ってもいいでしょう。
これは個人的な意見ですが、自分の好きなカルチャーをファッションに落とし込む、
スタイリングで人となりがわかる。
※〜〜のマネになってしまうとまた違う
これを意識している人を見るとお洒落な人だな、と感じます。
わたし自身も横乗りカルチャーに触れていくにつれて、Tシャツのサイズがだんだんと大きくなったり、
某伝説のロックミュージシャンが好きで、その影響でモヘアのカーディガンを買ったり、
パンクロックを聞いて髪を逆立てたりしていました笑
文化は装いに影響をもたらし、装いは文化をさらに加速させる。
ファッションとカルチャーはかなり密接なのです。
話を戻すと、
ジェンダーレスやユニセックス、人種差別廃止などの最近社会現象にもなった考え方も、ビックシルエットと実は関係が深いです。
男女で兼用できるサイジングや個々に合ったサイズ感の選択が可能となったことで、
性別や人種の垣根を超えて、ファッションを楽しもう、という考えのもと、
大きめのサイジングがベースとなりました。
その緩さ、大きさがたくさんのしがらみを包み込んでくれているのかもしれませんね。
六分袖+長すぎない丈。一味違うサイズ感とフィールド感漂うディテール。
野暮ったく合わせても良し。スラックスと綺麗に合わせても良し。着用するだけでかなり雰囲気出ます。
スタイリングは某映画のエドワード・ファーロングをイメージ。
かっこいいですよね!
普通はジャストサイズで着る綺麗なシャツを"あえて"大きく着る。
これだけでおしゃれに見えたりするもので、この'あえて"や、"逆に"、がファッションにはとても大事だったりします。
色々と述べましたが、
詰まるところ、ビックシルエットのアイテムは自由さ、多様性をより表した装いなのです。
考え方が多様になり、
自分を自由に表現することが受け入れられている今、
ファッションにおけるいわゆるルールのようなものに縛られる必要はないのです。
チノパンにボタンダウンシャツに紺ブレ、足元は革靴、のような考え方ももちろん素敵です。
ですが、今の時代、ファッションももっと自由に、
ビックシルエットを自分なりに、着こなしてみてはいかがでしょうか。
それが2020年のファッションシーンの新しいカルチャーとなり、また歴史が一つ増えていくのです。
ゆったりサイズだと、夏は涼しく快適ですしね!
↓↓過去の難波店ブログも合せてCHECK↓↓