L'ECHOPPE KNIT COLLECTION |2025AW ニットまとめ。
冬の訪れを感じる今日この頃。
暖かいニットは欠かせません。
レショップではこの冬お勧めのニットが揃ってきました。
L'ECHOPPE
【Richmond リッチモンド】EX French Cable Crew:ニット
ホワイト | M
L'ECHOPPE
【Richmond リッチモンド】EX French Cable Crew:ニット
ブラック | M
今週発売となるRICHMOND KNITWEARは、1990年にイギリスで創設された「CRYSTAL KNIT WEAR LIMITED」のファクトリーブランドです。
高品質なブリティッシュウールを使用し、優れたニット製品を数多く手がけています。(スクールセーターやクリケットセーターなどが有名。)
高い技術で様々なブランドから生産の依頼がり、日本のモードを牽引してきたブランドもそのひとつ。
腕の良いニット工場は数多くありますが、沢山のブランドのOEMを手掛けてきたからこそ自由度が高く、
レショップバイヤーの中村が今良いと思えるアランニットを制作してもらうことができました。
2000年代のモードブランドが提案していた柄組みを匂わせたモノトーンカラー2色で、どこかほっこりし過ぎない空気感。
機械編みですがかなり立体的で奥行き感のあるケーブルです。これで値段も手編みと比べてもかなりお安いのでやはりクオリティの高さを感じます。
英国のファクトリーは技術の高い所が多く、今シーズンはそういったトラディショナルなニットの別注に力を入れていました。
そのひとつが先週発売となった「Redeux(レデュー)」のサンカ柄ニット。
L'ECHOPPE
【Re-Deuxレ・ドゥー】EX SANQUHAR SWEATER:ニット
ブラック | M
REDEUXはイギリスのニット業界に精通しており、作りたいアイテムと最も相性の良い工場や職人の選定を得意とするブランドです。
柄がとても特徴的なこちらのニットは、英国サンカ村の伝統的な柄である”サンカ柄”。
ノルディックとかフェアアイルとかいったようなスコットランドのニットの仲間と言うと伝わりやすいかもしれません。
こちらはレショップの別注モデルとなっていて、世界最古の紳士服のブランドの資料で見つけた柄を選定し、完全なモノトーンでラギットとフォークロアの両面を併せ持つ一着に仕上げました。
柄に対して、Vネックやポケットなどあまり見ないディティールも資料から再現しています。
英国のニットでアランケーブル、柄ときて外せないシャギードッグ。
こちらの「ESK(エスク)」は前回のブログでも紹介させていただきました。
https://baycrews.jp/blog/detail/100003094
発色が綺麗で肩の透かしが少しだけアクセントになっています。
ESKは工場で使われる良質なウールと軟水により、シャギードッグのウールのチクチクが苦手な方でも着用しやすい柔らかな素材です。
こちらも様々なブランドから生産の依頼を受ける老舗で優秀なファクトリーですが、プライスもかなり魅力ではないでしょうか。
歴史的な背景のあるブランドはどうやって着ようかと考えるのも楽しいですね。
特に冬の寒さや天候が厳しいと聞くスコットランドなどではこういったトラディショナルなニットがとても豊富な印象。
また一方で、そういった英国的なルーツのあるディティールを取り入れたレショップのニットも揃っています。
中でも「RE-PURPOSE(リパーパス)」で定番でリリースしているヤクのニットは毎年とても人気がありますね。
L'ECHOPPE
【RE-PURPOSE / リパーパス】 YAK knit:ニット
ベージュ | M
L'ECHOPPE
【RE-PURPOSE / リパーパス】 YAK knit:ニット
グレー | M
L'ECHOPPE
【RE-PURPOSE / リパーパス】 YAK knit:ニット
ブラック | M
ヤクの毛はカシミアと同等の保温性があり、肌触りも滑らかと言われる高級素材。
そして個人的にかなり気に入っているのは毛玉になりにくいところ。
カシミアは細く長い毛がくるくるとしているので絡まりやすく、毛玉になりやすいですが、
ヤクの毛は直毛で繊維が短く絡まりにくい為、比較的に毛玉になりにくいのです。
少しリラクシングなサイズ感に、英国のニットをイメージさせる少し変形したサドルショルダーに英国のコマンドーニットのデザインを取り入れたデザインは、
クラシックな側面とキュビズム的な視点が合わさったRE-PURPOSEらしい名品です。
ディティールではなく素材で英国的なニットを表現しているものもあります。
「ÈL(エル)」のニットはカラーネップが特徴的。
ウールのネップ素材というとイギリスのカントリーチックなイメージを思い浮かべますが、
ÈLのニットはカラーネップになっていてなんか可愛らしい。(白にオレンジっぽいネップが入ってます。※黒ボディはネップなしです。)
シルエットも短丈で幅広なので、クラシックになり過ぎず現代的です。
縮絨加工してもちっとしたニット生地は、スウェットの様に気兼ねなく着れるのではないでしょうか。特に黒色の方はまさにそんなイメージです。
ÈLからは知的なタートルネックもお勧めです。
こちらはミドルゲージのカシミア混ウール素材。
カシミアが入っていることで首の肌あたりが気持ちいいです。
ジャケットなどのインナーにも入れやすいように、クルーネックと比べてもアームや身幅など少しすっきり目なシルエットになっています。
まだまだご紹介したいニットは沢山あるのですが、今回の英国製ニットの別注からの数珠繋ぎでの流れでは一旦ここまで。
また次回ご紹介できたらと思います。
是非店頭でもご覧になってください。(遠方の方はオンラインの商品ページも是非。)