ESK 別注 Whole garment sweater|育てるシャギードッグニット。
冬のクラシックなニットの代名詞「シャギードッグ」。
スコットランドが発祥の地として有名ですが、もとは漁師たちが愛用していたシェットランドセーターの表面を、スコットランドの国花であるアザミの刺で引っ掻いて起毛させる事で空気層が生まれ、寒さと水滴を軽減させたと言われています。そういった寒い地域で生活の為に生まれたニットなのでタフだし暖かいことは間違いない。
シャギードッグの良いところは一度編立たニットを掻き立てることで、着ていくほどに風合いが増していくことだと思っています。
新品の綺麗なニットを着用続けると毛羽立ちが気になったり、毛玉になっていったりしますが、最初からそうしておくことで気にならないですし、どこか味に感じたりします。
また何年も洗濯と着用を繰り返し、生地が痩せてスカスカしてくるとまた最高にかっこ良い…
デニムなどの経年変化がお好きな方にはとてもお勧めです。
今回レショップでは本場スコットランドで1969年に誕生したファクトリーの「ESK(エスク)」にシャギードッグニットを別注しました。
ESKは一貫して、ニッティングからリンキングまで全てを自社工場内で行っていて、その技術力の高さから、イギリス国内の有名ブランドから多くの生産を請け負っています。
使用する糸も国内とイタリアのみから厳選したものを使用し、上質なニットウェアを提供しています。
シェットランドウールのチクチクする感じが苦手な方は結構いらっしゃるのではと思うのですが、ESKのニットはかなり肌あたりが優しいです。
私もウールのチクチクは苦手だったのですが、このニットはあまり気にならない…。工場で使われる水が軟水でそれが良いのだと聞いた覚えがあります。
是非苦手な方も試してみてほしいです。
全4色です。どこかフランスっぽい雰囲気の色をオーダーしています。
トラディショナルなものであるからこそ少しずらしたい。
ボディの編み方はホールガーメントという丸編みになっているので伸縮性があり、継ぎ目が当たらないので動きやすです。
少し変えているところでいうと、肩の作りが変わっていて、レディースラインにしかなかった「透かし」のある編み方にしています。
(商品ページを是非ご参照ください)
ほっこりしやすいスコットランドのニットですが、ほんの少し抜け感のある感じになっています。
こんなも老舗で技術力も高い海外のファクトリーでこの値段というのがまた凄い。
毎年寒い時期になったら思い出したように着て、気が付いたら何年もクローゼットにあって、
生地がスカスカしてきて良い感じになって愛着が湧くニットになってほしいです。
是非店頭で。