11月6日 (木) 発売 Rocky Mountain Featherbed for CITYSHOP
「RMFCとANATOMICAとCITYSHOPと2025年の冬」
涼しい。いや、、、、寒い。既に。（訳も無くさみしい！）
急に肌を撫でる風が冷たくなり、いそいその秋冬支度に、ワクワクを抑えきれない片山です。みなさま、寒暖差激しい日々ですが、お元気にお過ごしでしょうか？
春夏のプレイフルでハッピーな感じも大好きですが、ニットの柔らかさや発色、身体だけでなくこころまで優しく包んでくれる多幸感、心地よいコートの重みに伸びる背筋、アウターと重ねることによって景色が広がる無限のレイヤリング、、、
―永く愛せる、大切に仕立てられたコートを新調する―
いつも頑張っている自分へのご褒美に、それもとっても素敵です！
または…
これまでにクローゼットになかった【ニューアイテム】で、スタイリングの新鮮さとワクワク感、そして実用的な防寒を備えるのはいかがでしょう！
というCITYSHOPの新しいご提案です。
― Rocky Mountain Featherbed ― ロッキーマウンテンフェザーベッド
1960年代後半にアメリカ・ワイオミング州でカウボーイ向けの防寒ウェアブランドとして誕生し、羽毛布団（Featherbed）のような温もりを備えた構造、一枚革で仕立てた継ぎ目のないウエスタンヨーク——その高い機能美は、瞬く間に唯一無二の存在で知られたRocky Mountain Featherbed。
1980年代後半にブランドが一度、静かに姿を消したその後も、RMFCの価値に魅せられた一人の日本人がいました。類まれなる才能と英知を持つデザイナー兼ヴィンテージコレクターとして、世界に名を馳せる寺本欣児氏。氏の情熱は奇跡を紡ぎ、幾度もの試作と研究を経て、2005年秋、RMFCは再びその名を冠し、新たな一歩を踏み出します。
CITYSHOP
《予約》ROCKY MOUNTAIN FEATHERBED 別注 ANNELLE VEST 210-252-01：ダウンベスト
ブラック | フリー
レザーヨークや天然ムートンの襟といった象徴的なディテールを忠実に再現しつつ、現代の素材と技術を融合。アーカイブを超える完成度で、今の時代に寄り添うガーメントとして再構築されました。過去への敬意と未来へのまなざしが交差する、唯一無二のプロダクトがここにあります。
「伝統の継承と再構築」
わたしが、CITYSHOPが、最も敬愛するフィロソフィーのひとつです。
そして新たな表情は今こそ新鮮に、感覚的に「着てみたい！！！」と魂の琴線に触れるものと信じます。
はじめて、この’ちっこい‘（※誉め言葉です）ダウンベストを拝見した時、衝撃を受けました。「ちっちゃ！かわい！！格好よ！！！」
Rocky Mountain Featherbedの女性向けモデル「Annelle Vest」アニールベスト。
一枚裁ちのレザーヨークと天然ムートン襟が特徴の、2022年から定番としてブランドを代表するアイコンベストです。
―このコンパクトさが良い。
―このコンパクトさでなければ、別物。
わたしでさえ、はじめて袖を通させて頂いた時は、ちょっとドキドキ。「え？入りそ大丈夫そ？？」正直そう思ったことを告白いたします、笑
でもブランドのアイコンとして継がれるものって、幾層もの強い理由があるのです。
皆様、一番気になるでありましょう着心地は、快適！そのもの。しなやかな生地感と緻密なパターン設計により、アームホールにストレスはありません。
そりゃーここまでコンパクトなシルエットでしたら、CITYSHOPお得意のビックシルエットが持つゆったりリラックス感～は満たせないかもしれません。
ですが！！！
このシルエットだから新しく、このコンパクトさだから欲しいんです！！
（※無敵のワンサイズ展開、これがすべての答えさ！！！）
通常のモデルとは異なる、深めに設計されたレザーヨークのカッティングラインで、柔らかく立体的に描くシルエット。モフッモフなのに、決してほっこりしない。（凄）
アイコンであるオリジナルモデルに既に心奪われ虜になっていたものの、
強欲なわたしはSHOWROOMにかかる素敵な商品たちを、チラリ、きょろきょろ。
そして、意を決して、もの凄く大胆な（自分でも思っています心臓とびでそうなほど緊張しました）お願いを口から出してみたのです。
CITYSHOP
ANATOMICA WAVES PANTS WOOL FLANNEL 531-592-03：パンツ
ネイビー | 28
わたしたちCITYSHOPは、まだ＜セットアップ＞という名称がこんなにも市民権を得ていない2016SSから、シーズンの立ち上がりにはブランドアイコンとして必ず、一揃いの＜スーツ＞をしつらえご提案してきました。それほど、＜セットアップ＞は、わたしたちにとって重要で大切なアイテムです。
―それを、ダウンベストとパンツで叶えられたなら―
面白がってくださった35SUMMERS, RMFCの皆様に、心からの感謝と深遠なる敬意をお伝えさせてください。幸せです。
CITYSHOP
ANATOMICA WAVES PANTS WOOL FLANNEL 531-592-03：パンツ
ネイビー | 28
第二次大戦時にアメリカ海軍予備軍の女性部門であるW.A.V.E.S (Women Accepted for Volunteer Emergency Service)のダンガリーパンツをモチーフとして作られたモデルです。
クラシックな両歯式の金属バックル、W.A.V.E.Sのロゴが入ったウーブンタグとネームタグなどビンテージを彷彿させる本格仕様にぞくぞくします。
股上が深い太めストレートで、丸みのある女性の体型にフィットするようにとられたフロントのタックと背面のダーツ、レディースならではの脇開き、ベルトループの無いシンチバック。これでもかと美を構築するディティールが凝縮されています。
そしてなんと言っても、この豊かなフランネル生地。
しなやかで上品な微光沢、滑らかに滑り落ちる質感、、、
みなさまそれぞれが持ちえる、大人の色香馨る知性を、表現してくれるそんな生地です。
それが「Annelle Vest」アニールベストの荒野エッセンス、丁寧になめされたCattle Leather,シープスキンの上質さと絡み、唯一無二な、静かな意志あるモードな一枚に仕上がりました。
フランネルのしっとりとした質感とレザー、ムートンのコンビネーションが、本当に嘘みたいに最高なバランスです！
それによって、合わせるインナーが、カジュアルなロンTからフリルブラウス、ドレス、ワークシャツやデニム、、、、なんでも夢広がる！無限大∞に楽しめそうです！！！（わくわくMAX）
裏地（通常は表地にも）使用されるRocky Mountain Featherbed 復活時に開発した70デニールのオリジナル・ナイロンタフタは、圧倒的な機能と快適性を兼ね備え、そして中綿のダウンと合わせ、保温性も高い。
ですが、ベストなので真冬～！！！の際は、是非、世界一洒落とるインナーダウンとしてお楽しみください。
実際に幾つものアウターとの重ねを試しましたが、このコンパクトさ、ヨークを中心としたフロントデザインの強さによって、最強でした。（お気に入りはウールコート、オーバーサイズトレンチ、そしてMA-1との重ね◎）
この新しく聡明なアイテムが、皆さまの2025年の秋冬の景色を、フレッシュに輝かせてくれることと信じています！一緒に楽しみましょう。
Chapter.2
20年近くバイイングの仕事をさせて頂いてきた中で、勿論、ANATOMICAには格別な憧れを抱いてきました。
ブランドの軌跡も、歴史も、哲学も、美しく深い信念に基づかれている、特別な存在です。
その絶大なる人気を知りながらも、なんとなくこれまで交錯させていただく機会をえれずに（わたしにとってちょっと雲の上のような存在でした）、友人が履いているマリリンパンツを見て、「やっぱりとても美しいんだな」などと、羨望の眼差しと共に生きてきました。
ですが、今回RMFCさんとご一緒出来る機会を頂き、寺本欣児氏、そしてピエール・フルニエ氏の作り上げる≪本物≫ / ANATOMICAを贅沢に、共に合わせて纏ってみたい、と、その想いの高まりを止めることは出来ませんでした。
2025年現在、CITYSHOPというすこし捻くれたショップが、本物のオーセンティックの力をお借りして、スタイルをMIX UPすること、
そこに皆さまが高揚感と面白さを抱いて頂けることを、心から願って。
CITYSHOP
ANATOMICA 618 MARILYN I 531-501-02：デニムパンツ
ネイビー | 28
618 MARILYN I /この不朽の名作にひとたび身体を通せば、誰もがそう思うはずです。
その名の通り、マリリン・モンローが愛したアメリカの名盤パンツがデザインモチーフ(50's Levi's701)。
特徴的な非常に深い股上は、お尻全体をデニムが優しく包み込み、丸く美しいヒップラインを作ります。
女性の一番くびれているウエスト部分にトップがフィットしながらも、ヒップから太ももにかけてはゆったりとしたデザインなので、何とも言えないこなれ感が。
ヒップから裾までの直線的なシルエットがウエストの細さをより強調されて女性らしいラインが生まれます。
深い股上によって脚長効果も期待でき、トップスをパンツインしてベルトなしで穿くのも、このパンツの良さを最大限に活かせるスタイル。（個人的にはすこし大きめに履くのが格好いいかなと思っております！）
本当に美しい。
美しさの指標と言われる1:1.618の黄金比が、
氏たちが目指した、物語の出発点が、そこに宿っています。
そして、ANATOMICAの最高傑作モデルは、コレクションと共に進化を果たします。
柔らかで膨らみのあるモールスキン素材が新鮮なホワイトカラーと、左綾ドリル素材がすっきりと履きやすく、秋冬ムードを盛り上げるブラウンカラー。
同じモデルながら、素材の違いによって、美しさはそのままに不思議と印象が異なる。
そんな違いを楽しみたく揃えたくなる618 MARILYN。
名品の底力たるや。
見せつけて頂きました。虜のわたしから、こころからのお勧めです。
わたしたちの今まで大事に集めてきた素敵なすてきなワードローブたちが、
今一度、更に輝く日がきたのです。
是非、ご堪能いただけましたら幸いです。
そして来年も、3年後も、10年後も、35年後も。
月日と、自分だけのヒストリーと、愛おしい皺を、共に重ねて参りましょう。
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