Championのリバースウィーブ®。アメリカンクラシックな見た目、着心地、タフネスは、もはや説明不要の永世定番です。今夏、JOURNAL STANDARDとJOURNAL STANDARD relumeは、その名品とコラボレーションしたTシャツをリリース。オーセンティックなデザインと豊富なカラーパレットを展開する一着は、これからはじまる暑い夏に打ってつけのアイテムです。では、どう着こなすのが正解か。次世代のファッションアイコン・柴田ひかりさんのスタイルサンプルを通して、その答えを探してみてください。
Starring_Hikaru Shibata【ASOBISYSTEM】
Photo_Syuya Aoki【W】
Hair&Make-up_Mao
Text_Keisuke Kimura
Edit_Ryotaro Miyazaki柴田ひかり
ファッションセンスと独自のスタイルを併せ持ち、SNSでの発信が同世代から支持を集める。モデルに加えて、フォトグラファーとしての一面も持ち、ブランドとのコラボレーションや写真展の開催。ほかにも自身でアパレル制作も行うなど、クリエイティブな活動に邁進中。最近クルマを購入したこともあり、運転が趣味になっている。
Instagram :@shibatahikari
YouTube :Peep inside head着れば着るほどフィットしていくリバースウィーブ®。
早速ですが、柴田さんにとってChampionはどんなブランドでしょうか?
柴田:やっぱり、リバースウィーブ®のイメージが強いです。
実際にリバースウィーブ®はお持ちですか?
柴田:もちろんです。一時期は、古着で結構集めてたりもしましたね。最近は、そこまで新しいものは買い足していませんけど、昔に購入したものはいまだに着ています。
はじめてのリバースウィーブ®はいつ頃に?
柴田:高校生くらいのときでした。とくに、何かの影響を受けたとかではなくて、もうポピュラーすぎて、いつのまにか自然とそばにあった感じです。周りの友達とかもみんな持っていましたしね。ただ、本当に着倒したので、ヨレヨレになり過ぎちゃって着れなくなったものもあったりして。そのくらい好きなんです。
どこかのインタビュー記事で、柴田さんが「汚れが似合うものが好き」と語っているのを見て、それと重なる部分があるなと。
柴田:たしかにそうですね。新品よりも、着ていくことによって着崩れていくものが好きで。だからリバースウィーブ®も、そこが魅力のひとつかなと思います。着れば着るほど、自分にフィットしていく感じ。
今回発売となる別注のTシャツはいかがでしょう?
柴田:同じくリバースウィーブ®なので、好みの感じです。厚みもしっかりありますしね。しかも8色展開なので、誰でも好きなカラーが見つかりそう。
それと、胸元のCロゴの大きさやカラーも絶妙に変わっていて、小慣れ感があっていいですよね。例えばベーシックなCロゴのカラーだと、どうしても普通な感じになっちゃう。だけど、ちょっと色が変わるだけで、全然印象が違いますから。シンプルなTシャツこそ、小物で飾る。
夏はTシャツ1枚で過ごすことも多いですか?
柴田:多いですね。
Tシャツのこだわりも教えていただきたいです。
柴田:今作みたいに、オンスがある程度あるものもよく着ています。そうした地厚のものだと、1枚で着たとしてもそこまでカジュアルになり過ぎない気がして。それと、薄い生地のものよりも、TPOを問わず、行ける場所も増える気がしますね。実は、いま自分で服を作っているんですけど、Tシャツを作るときは必ず、ヨレにくい素材を重視しています。
着丈や身幅のこだわりはありますか?
柴田:パンツにインすることが多いので、そんなに長さは気にはしていないんですけど、袖周りは広いほうが好きです。通気性がいいし、バランスもいいし、いろんなものに合わせやすいかなと。
今作はいかがでしょうか?
柴田:アームのゆるさもだし、身幅も広過ぎずで、好みのシルエットです。理想に近いですね。
サイズに関してはオーバーサイズで着ることが多いですか?
柴田:小さいサイズを着ることもあります。でも、日常使いするなら少し大きいくらいが好きですね。サイズで言うとメンズのSとかMくらい。
柴田さんが思う、Tシャツの着こなし術も教えていただけますか?
柴田:やっぱり小物使いですかね。たとえTシャツとデニムみたいなプレーンなコーディネートだったとしても、アクセサリーやメガネをするだけでだいぶ印象が変わるので。そういう細かいところで女性らしさも出ると思います。
どうしても夏にTシャツを着ると、シンプル過ぎるコーディネートになりがちですものね。
柴田:なので、そうした少しの足し算みたいなものが大事ですよね。
インするときのコツとかってあります?
柴田:程よくたわませることですかね(笑)。ベルトループが隠れるくらいがいいのかも。だからTシャツも長めのほうがいい都合がいいんです。ちょっとルーズに着るのも好きなので。着こなしの点で言うと、最近は年齢のことも頭の片隅で意識しているかもしれないです。
というと?
柴田:去年くらいからなんですけど、外見の変化ももちろん、細かい意識が変わってきた感じがします。
これまではプレーンなものが多かったんですけど、ちょっと女性らしさなんかも気にするようになってきたというか、しっくりくるんです。なので日々のコーディネートだったり、選ぶものも変わってきているのを感じていて。ただ、柴田さんの選ぶものは、タイムレスなイメージもありますね。
柴田:そこのベースは変わってないですね。長く、ずっと大切にできるもの。でも本当に細かな色使いだったり、組み合わせが、ちょっとずつ変わってきた感じがしていて。たぶん、これから年齢を重ねて、また変化していくと思いますけど、その時代時代で、自分の感覚に合ったファッションを楽しんでいきたいし、きっとこのリバースウィーブ®のTシャツは、いつ、どんな時代の自分にも、合わせられると思います。
Tops:Champion REVERSE WEAVE® 7,510円
Pants:Gramicci×ALWAYTH
Shoes:Padmore&Barnes×Yes eye see
Hat:Peep inside head「黄色が結構ビビッドなので、ほかのアイテムはちょっと落ち着いた色で合わせてみました。アウトドアっぽい格好も好きなので、ボーイスカウト風なスタイリングになっていますけど、これにキャップやビーニーを合わせるんじゃなくて、女性らしいツバの広いハットを合わせるといい違和感が出ると思うんです」
Tops:Champion REVERSE WEAVE® 7,510円
Overall:unused
Shoes:BIRKENSTOCK「白いTシャツは、ワントーンでまとめるのがいまの気分です。夏ですしね。なのでパンツもサンダルも同系色。シンプルすぎると感じたら、大きめのアクセサリーやサングラスをしてあげると、グッと女性らしい雰囲気が出ると思います」
Tops:Champion REVERSE WEAVE® 7,510円
Skirt:BIRROT
Shoes:SALOMON
Eyewear:Peep inside head「茶色は、ちょっと間違えるとカジュアルになりすぎちゃう。例えばこのTシャツにブルージーンズをあわせるのは危険だと思っていて。なので全体のトーンを揃えて、あえてストレートのスリットの入ったスカートを合わせてます。カジュアルなTシャツとスカートだと、フェミニンになり過ぎることなく、大人っぽく着こなせると思うんですよね」
Tops:Champion REVERSE WEAVE® 7,510円
Pants:JUNYA WATANABE
Shoes:F.LLI Giacometti
Bag:ENDS and MEANS「これは結構、自分のリアルクローズって感じ。こういうダークトーンの色味と、テーパードしたパンツにTシャツを合わせるスタイルは普段から多いです。自分のスタンダードとも言えるかも。スニーカーを持ってくると、またガラッと印象が変わると思うですけど、そこは最近のテーマでもある女性らしさを優先して、レザーのシュッとした靴で」
Tops:Champion REVERSE WEAVE® 7,510円
Pants:JOURNAL STANDARD
Shoes:Acne
Eyewear:YELLOWS PLUS「グレーのTシャツは、きっといちばん汎用性が高いから、どんなスタイルにも馴染ませやすいと思います。わたしの今回のスタイリングは、デザイン性のあるメガネを合わせて、アクセントを加えた感じ。そこにオトナっぽいフープピアスだったり、足元もサンダルですっきり見せて、バランスを取りました。夏らしく、爽やかな雰囲気かなと」
Tops:Champion REVERSE WEAVE® 7,510円
Pants:JOURNAL STANDARD
Shoes:SALOMON
Eyewear:YELLOWS PLUS「黒とか白のTシャツは、コーディネートがちょっとつまらなくなることが多いので、シルエットが特徴的なカーゴパンツを合わせて、シューズも白ベースの者をチョイスし、普通なんだけど普通過ぎないようなバランスを意識しました。シンプルになりすぎるときは、やりすぎない足し算が素敵なスタイリングの秘訣だと思ってます」
Tops:Champion REVERSE WEAVE® 7,510円
Shirt:thisisneverthat®
Pants :Dickies
Shoes:Padmore&Barnes×Yes eye see
Eyewear:ayame
Belt:MASTER&Co.「夏はどうしてもスタイリングが単調になってしまうので、このブルーのTシャツは、同系色のシャツを下に着て、ベルトも見せて、革靴も履いて、ちょっとだけカチッとさせてみました。革小物を要所にもってくるだけで、コーディネートって本当に引き締まりますよね。メガネをかけるなら、軽やかなシルバーやチタンが気分です」
Tops:Champion REVERSE WEAVE® 7,510円
Shirt:BoTT
Pants:Used
Shoes:SALOMON「赤のTシャツって、カジュアルの最上級だと思っていて、着こなしも簡単じゃないですよね。だけど、シャツをラフに巻いてあげるだけで、そこまで抵抗感もなく取り入れられたりすると思っていて。ベルトとかもちょっとしめてあげれば、プレッピーな雰囲気出てません? パリの学生みたいな(笑)」