1. HOME
  2. 特集
  3. プロが選ぶ「A面 / B面」のある夏服。
  • プロが選ぶ

    A面B面ある夏服。

    プロが選ぶ

    A面B面
    ある夏服。

    ワンピースやスカート、Tシャツなどは、旬な着こなしを楽しめる夏の定番服。
    着回し力も高く重宝するけれど、コーデがマンネリに陥りがちなのも事実……。
    そんな悩みを解決するべく、スタイリストの佐藤里沙さんに、テイストをチェンジする着回しテクニックを教えてもらいました。
    アイテム数が少なくなるこの時期のコーデには、
    A面 / B面のある夏服が効果的なんです。

    • ボウタイブラウス
    • ボリュームスカート
    • リネンパンツ
    • タフタキャミワンピース
    • 柄パンツ
    • オープンネックTシャツ

    01
    ボウタイブラウス

    endo

    IÉNA Le Dome丸の内店

    162cm

    Bowtie blouse
    A面

    着回したのは
    これ!

     
    B面
    A面
    キレイめブラウスが
    こなれる
    サロペット合わせ
     
     

      Styling Point

      ボウタイの付いたキレイめブラウスは、同じくキレイめなアイテムを合わせるのがセオリー。かと思いますが、ここはあえてのサロペット合わせ。
      スニーカーを合わせると子どもっぽくなりそうだから、素足にサンダルを合わせて肌見せすることで大人感をプラス。
      逆のイメージを持つアイテム同士を合わせてこなれた印象に。

      B面
      トレンドのシアーで
      王道コーデの
      鮮度をアップ
       
       

        Styling Point

        ボウタイブラウスと綺麗なパンツで王道コーデを作って、その上からシアーシャツを重ねることでブラウスの洒落感を際立たせました。
        シアーにあわせて足元も涼しげで透明感のあるサンダルを。2023年春夏はモノトーンコーデに注目が集まっていますが、素材違いでまとめることでよりトレンド感がアップ!

        02
        ボリュームスカート

        morita

        Spick & Span 本社 Press

        153cm

        Volume skirt
        A面

        着回したのは
        これ!

         
        B面
        A面
        ボリュームスカートには
        ルーズでレディな
        トップスを
         
         

          Styling Point

          ボリュームスカートはタイトなトップスを合わせるとバランスが取れますが、少々見慣れてきた感も。今回は少し変化球で、背中が大きくあいた大人顔のトップスで思い切りルーズに合わせてみました。
          足元にはスポーティな印象のシューズを持ってくることで、レディライクになりすぎないように。

          B面
          ビッグシルエットに
          縦長ベストで
          シャープさをプラス
           
           

            Styling Point

            ビッグシルエット同士の合わせはタイプAと同じですが、縦長・細長でマスキュリンな雰囲気のベストをプラスすると、シャープかつクリーンな印象にチェンジ。ベストのインは袖のあるトップスよりもノースリーブの方が縦長感を強調できてバランスがよさそう。
            ブラウンとパープルは合わせてみると高貴な雰囲気で、大人っぽくて◎。

            03
            リネンパンツ

            nakagawa

            JOURNAL STANDARD
            LADYS 表参道

            149cm

            Linen pants
            A面

            着回したのは
            これ!

             
            B面
            A面
            ストリートコーデに
            上品アイテムを
            一点投入
             
             

              Styling Point

              何にでも合わせやすく、使いやすいパンツこそ着回し熱が燃えます(笑)。スウェットやキャップなどストリート感のあるアイテムを取り入れつつ、あくまでカジュアルには振りすぎないように。
              Vネックのスウェットは上品な雰囲気があるから、一点投入するだけで綺麗な雰囲気に仕上がります。キャップ、スウェットのカジュアルな雰囲気を拾って、足元はスポーティなサンダルをチョイス。

              B面
              カラーブロックコーデで
              手軽にモード感を演出
               
               
               

                Styling Point

                つくづくピンクっていろんな色と合うなーと。このコーデはビスチェで合わせていますが、難しいかも……という人は、手持ちのシャツで合わせてみても◎。いずれにせよ軽めな素材がおすすめ。
                カラーブロックでモード感もプラスしつつ、タイトなトップスとフラットシューズで上品なエッセンスもお忘れなく。さらっとシンプルなシューズは、コーデのディテールを強調してくれます。

                04
                タフタキャミワンピース

                misato

                JOURNAL STANDARD relume LADYS ルミネ新宿店

                160cm

                One piece
                A面

                着回したのは
                これ!

                 
                B面
                A面
                手軽に新鮮!
                ワンピonワンピ
                 
                 
                 

                  Styling Point

                  意外性たっぷりなワンピonワンピは、手軽に新鮮さを出せておすすめ。王道のタンクやTシャツ合わせに飽きてきている方に取り入れていただきたいです! 今回ならブルーのワンピにネイビーチェックのワンピを合わせたように、色味を合わせると統一感が出せます。
                  このワンピは紐で長さを調整できるから、身長も問わず、レイヤードしやすい。1枚でいろんな着方を楽しめる万能ワンピは一着持っていると重宝しそうです。

                  B面
                  タフタの素材感を
                  活かして
                  クラスアップ
                   
                   

                    Styling Point

                    このスタイリングではキャミワンピの紐を長めにしてフルレングスドレスのように使ってみました。タフタのシャカシャカした素材はカジュアルな雰囲気もありつつ、ボリュームやツヤがあるので、硬いイメージのものを重ねれば上品にも仕上げられます。
                    今回は上からツイードベストを重ねてクラス感をプラス。足元はネイビーチェックのワンピにあわせて、差し色にもなるブルーを。

                    05
                    柄パンツ

                    yuka

                    SLOBE IÉNA Online Store

                    172cm

                    Patterned pants
                    A面

                    着回したのは
                    これ!

                     
                    B面
                    A面
                    モノトーンでまとめた
                    シックな
                    柄パンコーデ
                     
                     

                      Styling Point

                      柄パンツのトップスにはタンクやキャミを着てシャツを羽織る、というコーデが定番的ですが、個人的にはもっとシャープに見せたい!
                      いろいろ考えた結果、素材感の違うベストを重ねることでメリハリをつけてみると面白そうだなと。
                      シアーシャツはガーリーになりがちなアイテムだけど、これはパイピングデザインでカジュアルな印象。トレンドのモノトーンですっきりまとめました。

                      B面
                      柄パンは
                      主役としてでなく
                      アクセントとして
                       
                       

                        Styling Point

                        柄パンツをはかなければ全身をベージュで統一した王道なキレイめ上品コーデですが、暗めカラーの柄パンツをレイヤードすることでアクセントにもなり、引き締まった印象に。
                        薄い素材のスカート+パンツの組み合わせ自体はきっとみんなも抵抗少ないはず! 柄パンツが初めての人も、このパンツのように主張が控えめだったら取り入れやすいかも。

                        06
                        オープンネックTシャツ

                        minami

                        FRAMeWORK Online Store

                        165cm

                        T-shirt
                        A面

                        着回したのは
                        これ!

                         
                        B面
                        A面
                        Tシャツは首元に
                        こだわりと遊び心を
                         
                         
                         

                          Styling Point

                          襟元が広く開いたTシャツは、それを活かして首周りのレイヤードで遊びたい。
                          大人がTシャツを着る際に、どういったことを気をつければ綺麗に着こなせるかは常に課題ですが、答えは、首元にこだわりと遊びを加えること。そうすればTシャツを『きちんとえらんでいる人』になれる!

                          B面
                          カジュアル+αで
                          “大人”カジュアルに
                           
                           
                           

                            Styling Point

                            Tシャツ自体がカジュアルなアイテムではありますが、意識するべきことは“大人カジュアル”に仕上げること。TシャツonTシャツは今年っぽさもあり新鮮。
                            全身のトーンを合わせて、足元はヒールなどのレディなものを選ぶことで、大人カジュアルなコーデを楽しめます。袖を折って肌見せをすることで、レイヤード感も強調できます。

                            Stylist Profile

                            佐藤里沙

                            ファッション誌やカタログ、広告のスタイリングを中心に活躍し、女優やアーティストからの信頼も厚い。
                            ベイクルーズではJOURNAL STANDARD L'ESSAGEのシーズンビジュアルのスタイリングも手がける。

                            →instagram
                            • STYLING
                            • Lisa Sato
                            • HAIR&MAKE-UP
                            • Yuki Nidaira
                            • PHOTO
                            • Nozomi Wakabayashi
                            • TEXT
                            • Nobuyuki Shigetake
                            • PLANNING&DIRECTION
                            • Mika Morishima