イヴルルド遙華 × yUKI TAKESHIMA

12年に一度の革命イヤー到来!
開運のカギは「いい子ちゃんをやめること」

イヴルルド遙華さん × yUKI TAKESHIMAさん スペシャル対談 前編

それぞれの “美しさ” について考えるコラム連載「Way of thinking beauty」。
ファッションやヘアメイク、心身との向き合い方など、毎回ゲストを迎えて紐解いていきます。

西洋占星術やタロット、独自のメソッドで生まれた「フォーチュンサイクル」など、 幅広い占いを研究しながら多くの人に元気を与えているフォーチュンアドバイザーのイヴルルド遙華さんと、年齢や性別を超えて、 誰もが本来持っている美しさを引き出すメイクアップ・アーティストでありビューティーイノベーターのyUKI TAKESHIMAさんによるスペシャル対談が実現!
大きな転換点を迎えるといわれる2023年の運勢や開運アクションについてはもちろん、風の時代を心地よく軽やかに生きていくヒントや、 お二人が日々心がけていることまでボリューム満載で語っていただきました。
ハッピー感溢れるお二人からの、愛あるメッセージをたっぷりとお届けします。

2023年は、愛の年であり革命の年

イヴルルド遙華(以下「イ」):2023年は数字をひとつずつバラバラにして「2+0+2+3」と計算すると『7』になる年なんです。
私の占いだと7は愛や調和を表す数字で、キーワードは『セルフラブ』。
自分や他者への愛はもちろん、推し活でもペットへの愛でもいい。
自分のまわり2メートルくらいを愛で満たしてあげてください。
もし、落ち込みそうなことがあったら、すぐに愛や好きなことを取り入れるのがポイントですよ。

yUKI(以下「y」):ラッキーカラーはピンクなんだよね? 前に聞いてから、意識して身につけるようにしていて。

イ: そうそう。ピンクは幸福の色で、幸せになることを自分に許してあげる色でもあります。
大人になるほど、黒やネイビー、ベージュやブラウンなどの色を身につけがちになりますよね。ベージュやブラウンは、よく言えば温厚でフレンドリーなカラーだけど、馴染みすぎる。
黒やネイビーは、無敵な色でありながら戦いを意味する色でもあって、戦って、守って、我慢することも表します。
自分にプレッシャーをかけすぎている人ほど、ピンクで心をほぐしてあげてほしいなあ。

y: 色のパワーって本当にすごいからね。ひと口にピンクと言ってもいろんなトーンがあるし、メイクアップでもみんなそれぞれに似合うピンク色があると思う。
自分にぴったりなピンクを見つけて、お守りみたいに色を挿すのもいいですよね。

イ: あとね、2023年は12年に一度の革命の年なんですよ! ここで変わることが12年後をつくるんです。
2022年は幸運の星が、牡羊座に行ったり魚座に行ったりしていた年で。
魚座は12星座のなかで一番最後にあって、理想と現実を司る星座。
一方で、牡羊座は一番最初の星座で、ここからスタートを切るような現実的なところがある。だから去年は、理想を描きながら始めてみたけどまだ整っていなかった、とか、理想と現実を行き来した人が多かったと思うんですよ。
2023年の上半期は、幸運の星が牡羊座にいるから、いよいよ本気で自分を変えるときが来ているんです。例えば、独立したり辞めたり、違う職業に変えたり、新たな変化を起こす流れが、みんなに来てるから。

y: 変えよう、変わろうっていう気持ちが大事だよね! 私も、それを聞いてから新しいことにトライしているところ。

イ: 12年前は、2011年3月11日に東日本大震災があって、みんないろいろ考えましたよね。生き方とか本当に大切なものってなんだろうとか。
コロナなどもあって、2023年の今も問いかけられているんですよ。この先をどうしていくかを選択できる人にならないといけないから。
過去の12年をどう生きてきたかを振り返って、合格点が出せるかなって。
もし、出せないと思うなら、今が変わるときですよ!

スピーディで自由な「風の時代」だからこそ、自分軸が大切に

イ: 西洋占星術でいうと、2020年12月から風の時代に入って、どんどんボーダーレスになっていってますよね。
ほかにもエイジレス、ジェンダーレス、ペーパーレス、コードレス……と、ひとつ前の土の時代にあった固定観念から、どんどん解き放たれているときです。
土の時代は地層になるようにゆっくり進んでいたのが、風の時代は一気にガラッと変わるから、これまで5〜10年かかっていたことが1〜2年で変わっていく。
スピード感が全然違うんですよ。

y: その流れの速さは私も日々、感じてる。時間の流れ方が明らかに変わったなあと思っています。

イ: だからこそ、自分軸が大切になってくるんです。
自分の欲しいものや失いたくないものを見つけてハッキリさせておかないと、スピードが速い時代ゆえに空っぽのまま過ぎていっちゃう。

y: 軸がないと流されちゃうよね。つい、誰かに意見を聞きたくなるかもしれないけど、“自分にとって”大切なことや進みたい道は、やっぱり自分で決めないとって思います。
まずは、自分はどうしたいのかを考えるのが一番大事だよね。

イ: 本当にそう! 軸をつくるには、自分は何が好きなのかをわかっている必要があるんですよ。
困ったときや悩んだときに誰かを頼るのもいいけれど、誰かの意見に頼り過ぎたり、言われるがままになったりすると、本当に好きなものがわからなくなっちゃう。
特に、風の時代は情報がいっぱいやって来ますから。

y: 本当はつけてみたい色だけど似合わないとか、もうそんな年じゃないとか。メイクでも思い込みがあると、どんどん可能性を狭めていっちゃう。
思い込みがあると、変えたくても変えられなくなっちゃうと思うんですよね。

イ: そうそう。我慢して我慢して、どんどん我慢体質になっていっちゃう。

y: メイクでも洋服でも好きだから! って気持ちで堂々と身につけて、似合う・似合わないは自分で決めたらいいと思う。
そうしていると、不思議とまわりからも「いいね」「似合うね」って言われるんじゃないかな。

イ: 風の時代の特徴って、個性を出していくことで仲間を見つけやすいということもあるんですよ。
だから、「私ってこういう人なんです」「これが好きなんです」と認識されやすい個性を出すことで、まわりから声をかけられることにも繋がっていきます。

y: パーソナルなことを、もっともっと出していくといいんだね。

イ: 土の時代は、他人から変わってるねと言われても村社会の中でみんなで一緒に生きていかないといけなかった。
だから、おかしくみられないようにと人目を気にしたり、ブレーキをかけたりしていたかもしれないけど、風の時代は違います。
おかしいって言われたら、「あなたに認めてもらわなくても結構ですけど?」の精神でいいんです(笑)。
価値観が合わない人とは適切な距離を置いて、自分の仲間や居場所を見つけていって。

y: 自分のカラーを出せていたら、価値観や趣味が似ている人と繋がりやすいってことだね。すごく納得。
逆になかなか自分の色を持てずにいると、どうなるの?

イ: コスメもスキンケアも毎年ものすごく進化しているし、新しいものを取り入れるのは自分のアップデートに繋がるよね。 アップデートをしていないと、どこか殻にこもってしまって、本人も望んでいない方向に進んでいっちゃう気がするから。
出かける、話を聞く、繋がっていく、そして自分の軸を見つけて、理解していくことが大事ですよね。

y: 好きなものも好きな人も、自分から動かないと見つからないからね。
ときめきだってトレーニングが必要なんです。
回転寿司で好きなネタがまわってくるのをじーっと待つんじゃなくて、「握ってもらえますか」って言わないと(笑)! 言わないと取られていっちゃうよ!
風の時代は、自分を主張することもキーワードだから、自ら風を巻き起こす人になるのがおすすめです。無風は、空気のような存在になっちゃう可能性があるから。
いい子ちゃんでいたら、もったいない!

イ: 主張できる人になるためにも、自分を大事にして、それこそセルフラブで満たしてあげないとですね。本気で何かを始めたら、きっと変わっていくはず!

開運メイク&ファッションのキーポイントは?

イ: 2023年の開運メイクはツヤにあり、なんですよ。好きなものに囲まれて充実している人って、天然の肌ツヤがすごくて。 お金持ちで楽しそうに生きてる人で、顔がカサカサだったり肌トラブルが多かったりする人ってあまり見かけないですよね。
富の象徴は、光とツヤにあります。

y: 肌ツヤは、なかったらつくればいいから。うるおいやツヤを足せるものをポーチに忍ばせておいて、乾燥してきたらささっと足して。
私ね、ツヤって、マイナスに思えることを全部プラスに変えてくれるものだと思うんです。
メイクでシミを隠そうとすればするほど厚塗りになっちゃうけど、必死に隠すことをやめて、ナチュラルに仕上げてツヤを足すんです。そうすると、パッとみたときに全体的なツヤ感に目がいって、シミが目立って見えなくなると思うから。
「隠す」から「生かす」に思考を変えるのがおすすめですよ。

イ: その考え方、私も取り入れたい! 今、トレンドのメイクのツヤはどんな質感なんですか?

y: 内側から滲み出るようなツヤ! パールっぽいギラつきとか、汗っぽいテカリではない、健康的なツヤ感。
そのツヤを出すためにおすすめなのは、皮膚が薄い目のまわりや、頬の高い位置はフェイスパウダーをのせないことです。目のまわりにパウダーをのせると乾燥してシワっぽく見えるし。
マスクから覗く目まわりや頬の高い位置にツヤを残すことで、顔が生き生きして見えますよね。

イ: なるほど! あと、鏡を見ることも開運に繋がるんですよ。自己認識力が上がって、もっとこうしてみようって未来に意識が向くようになるから。
それは例えば、シミができたとかシワが嫌だなとか、ネガティブな発見でもよくて。そこから対策をしようって思ったり、新しいアクションを起こしていけたりするから。「シミよ、もっと増えろ」とは、ならないでしょ(笑)?
未来に向けて何か行動を起こすこと自体が、すでに開運アクションなんです。

y: 私も一般の方にメイクをするときは、まずその人の思い込みをなくしていくことを意識しているんですよ。
黒いリキッドでアイラインを引かなきゃとか、ベースメイクは必ず下地を塗ってからファンデーションを重ねなきゃとか。
そういうのを一回取っ払って、心を自由にしてから次のステップにいきましょうって。

イ: 心を自由にってすごくいい! メイクでもなんでも、普段の手順に慣れすぎちゃうと思い込みに気付けなくなるんだよね。だから、やっぱりいろんなことにチャレンジして、好きを見つけて、心を動かしていくことが大切です。
風の時代はメイクもファッションも、自分の好きなものを身につけて「あの人、いつも楽しそうにしているよね」と、会う人の中に軽やかな風を起こせることがキーワードですよ。
個性やこだわりを見ると、人はリスペクトの気持ちが生まれるから。
さらにいい人間関係がつくれるはず!

y: さっきも話したように、そこで新作に触れることも大事だよね。
新しいものに変えてみようという気持ちと、その行動を起こす勇気が、運を動かすと思うから。

イ: そうそう。欲望は生きる糧なんですよ。あの服を着てみたい、このバッグが欲しい! っていう気持ちは、望む未来を見せてくれるものだから。
どこに行っても自分らしさを出していくことが許されている時代だから、ノーベル賞も獲っていない、何かの世界大会にも出場していない私たち凡人こそ、クレイジーになって楽しまないとね!

次回はインタビュー後編をお届けします。お楽しみに!

メイクアップ・アーティスト
ビューティー・イノベーター
yUKI TAKESHIMA

メイクアップアーティスト。1990年に渡仏し、パリのメイクスクール「クリスチャンシュボー」で学ぶ。
その後、パリ、ロンドン、ニューヨークなどで活動し、数々の海外メゾンのコレクションやモード誌の撮影を経験し、1998年に帰国。以降は日本をベースに活動し、卓越した技術とセンスで各分野のプロフェッショナルたちから絶大な信頼を集めている。
2009年、多くの女性をきれいにしたいとブランド「yUKI TAKESHIMA」を立ち上げ、「yUKI Brush」や「BISOU」を手がける。

フォーチュンアドバイザーイヴルルド遙華

前向きなアドバイスが口コミで広がり、モデルやヘアメイク、エディターなどの業界で絶大な支持を得る、いま話題のフォーチュンアドバイザー。
西洋占星術、タロットをはじめ、人生の流れを24の節目で区切る「フォーチュンサイクル」など、幅広い占いを独学で研究する。
著書に『風の時代に幸せをつかむ! “フォーチュンサイクル占い”』(主婦の友社)、『強運ダイアリー2023』(主婦の友社) など。

次回更新
2月20日(月)
※更新日は予告なく変更する場合があります。

Text : Kaori Hasegawa
Illustration : maegamimami
Plannnig : Mika Morishima

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