GABRIELA ARTIGAS Interview｜Plage｜特集

2003年にデビューしたLA発のジュエリーブランド
「ガブリエラアルティガス」。
姉のガブリエラがデザインを手がけ、
その他のことを妹のテレシータが引き受ける、
仲良し姉妹のブランド。
クリーンでミニマムなデザインながら
存在感を放つジュエリーはレイヤードにもぴったりと
世界各国からラブコールが絶えない人気ブランドへと成長。
今回、そんな二人が来日し、「Plage代官山」での
デザイナー来店イベントにも登場。
さらにブランドのこと、ジュエリーの身につけ方など、
いろいろなことを語ってくれました。

「どんな女性が私たちのジュエリーを好んでくれて、私たちのジュエリーはどんな風にディスプレイされているのか。それを知ることは刺激になるわ」と、妹のテレシータ。７月20日に「Plage代官山」で開かれたイベントでは、ガブリエラとテラが店頭に立ち、お客様に似合うジュエリー使いを提案。「ガブリエラアルティガス」をイメージして作られた店内の空間と人懐っこいチャーミングな姉妹のキャラクターが合間って、素敵な時間となった。ブランドのファンの方はもちろん、今回初めて彼女たちのジュエリーに触れたお客さまたちも楽しんでもらえるイベントに。

ーブランド誕生のきっかけ、そしてコンセプトは？

「まだ私たちがメキシコに住んでいた頃。兄の住んでいたLAに行ったの。従兄弟の結婚式に参列するためにね。そこで、母が式で着るドレスに合うジュエリーがない！と言うから、私がそれを作ったのがきっかけよ」(ガブリエラ)。
その彼女お手製のジュエリーは、早速人々の目に留まり、どこのブランドのものか尋ねられることも。
「私の娘が作ったの。彼女はジュエリーデザイナーなのよ！」と母が言った時から私はデザイナーになったのかな(笑)とガブリエラは当時を振り返る。その後、LAのアートスクールに進学し、デザインを学んだガブリエラの後を追い、妹のテレシータもLAに移住。
ガブリエラが大学を卒業し、二人でジュエリーブランド「ガブリエラアルティガス」を設立しました。手作業にこだわり、自分たちが身につけたいものだけを提案するスタイルはデビュー時から今も変わらない。
「ジュエリーはタイムレスであるべき。目先のトレンドを追うのは趣味じゃないわ」(ガブリエラ)。
「私たちはジュエリーデザインもビジネスも学校で学んでないの。だからこそ、自分たちの感覚に導かれるまま、ルールに縛られないもの作りやビジネスができている。この自然発生的な流れがとても私たちには合っていると思うわ」(テレシータ)。

ーデザインのインスピレーションソースは？

「私とテレシータの２人で作っていると、やっぱり壁にブチたることもある。そんな時には、LAにオープンさせた私たちのお店に来てくれるお客様の意見がすごく大切になるの」(ガブリエラ)。
さらに自分の故郷、メキシコを離れ、LAで暮らしていることも刺激になっているとか。
「生まれ育ったところとは違うカルチャー中で生活することは、大変だけど、常に前向きな挑戦を続けることでもある。そのチャレンジで得た経験は、デザインの閃きにも深くつながっていると思うの」(ガブリエラ)
「アートや旅も着想源よ。旅先での体験がデザインのアイデアに繋がっていることも多いわ」(テレシータ)

ー「ガブリエラアルティガス」のジュエリーのスタイリングのポイントは？

「自由に組み合わせたらいいのよ。ルールもシークレットもないわ！恐怖心を取り払って、どんどんレイヤードしてみて。それで自分でこれが可愛い！って思ったらそれが正解よ。繊細なジュエリーは重ねてつけてもとっても可愛く仕上がるわ。どんどんトライしてみて！」(ガブリエラ)。
「ジュエリーは昔と違って、特別な日だけに身に付けるものではないの。何でもない日々を私たちのジュエリーを身に付けることでスペシャルな時間にして欲しい。でもね、さり気ない重ね付けとてんこ盛りは違うから、そこは要注意よ。私の場合、大きなピアスをしている時には、小ぶりなネックレスを合わせるなど、バランスを重視してる。ジュエリーも音楽と同じで、リズムが重要よ！」(テレシータ)。