- 気温が下がり、木々の葉も色づき始めるこの季節。コーディネートの幅も広がって、おしゃれがグンと楽しくなりますね。一方、季節の変わり目である秋は、心身が揺らぎやすかったり、寒さ厳しい冬は、冷えに悩まされたり、女性にとってはお悩みが増える時期でもあります。
そこで今回、モデル・文筆家の小谷実由さんと一緒に、秋冬を心地よく過ごすためのアイテムを探しに、エミリーウィーク NEWoMan 横浜店へやって来ました! 小谷さんならではのこの時期の楽しみや、生理期の過ごし方、自分に合った下着選びやケアのヒントなども伺いました。小谷実由(おたに みゆ)1991年東京生まれ。愛称はおみゆ。14歳からモデルとして活動を開始し、ファッション誌やカタログ・広告を中心に活躍。無類の本好きで、エッセイや連載なども多数執筆。日常の気づきや好きなものを多くの人に伝えたい、誰かの日々の小さなきっかけになってほしい、とさまざまな作家やクリエイターたちとの企画にも取り組む。2022年7月、初のエッセイ集「隙間時間」(ループ舎)を刊行。秋冬のおしゃれの楽しみ。
寒くなると欠かせない
ファッションアイテムといえば「わぁ〜、かわいいものがたくさんあって、目移りしちゃう…。ブラやショーツも気になるけど、この長袖のインナーいいですね!」「寒くなると絶対手放せないのが、長袖の保温肌着と黒タイツです。とにかく冷えないようにと、つい身につけちゃうんだけど、化繊のものだと痒くなってしまったり、見た目もおしゃれじゃなかったり、実は気になることも多いなと気づいて…。だから今年は、それに代わるアイテムを見つけたい! 素材のいいものや、着心地がいいもの、そして見えてもかわいいものがいいな」「このPALM(パーム)×EMILY WEEKの長袖インナーは、胸元のカッティングが広めでいいなぁ。とにかく寒いのが嫌で何枚も重ね着しちゃうから、そのぶん首元はスッキリ見せたくて、空きが広めのお洋服を選ぶことも多いんです。これは助かる。
新作のシルクのインナーニットもいいですね! シルクって、夏は涼しいし、冬はあたたかい。しかもこんなに軽くて、なんて優秀なの。ニットは素肌に着ると、どうしてもチクチクするイメージがあったけれど、これは本当になめらか。見えても素敵だから、上に透け感のあるニットを重ねたり、カチッとしたジャケットを羽織ったり。秋はそんなファッションを楽しみたいな」「お腹あっため系のアイテムも気になる。何枚も重ね着するよりも、結局お腹をしっかりあたためることが大事なんだって、うすうす気づいているんですよ。子供の頃にいやいや身につけていた、腹巻きとか毛糸のパンツとか、すごく分厚くてゴワゴワしているイメージがあったけど、こんなに薄くておしゃれなものがあるなんて。もう率先して履きたいです」「秋冬って、気温が下がるせいで感覚も冴えるというか、考えごとをするのにいい季節だと思うんです。だから、散歩をしたくなるんですよ。冬の光も美しくて好きですね。こういうあったか小物があれば、寒い日も臆せずに外に出られそう。心強い味方ですね」一日の最後には、
お気に入りのパジャマに着替えて「家で過ごすときは、Tシャツやトレーナーに、髪の毛ボサボサの瓶底メガネスタイルです(笑)。そんな姿もラクでいいんですけど、できることなら家の中でもかわいくおしゃれにいたいですよね。そんなわけで、パジャマが気になる!」「こういうストライプ柄のパジャマって、すごくスタンダードなイメージで憧れていました。可愛すぎないユニセックスな雰囲気が、自分の気持ちにもマッチします」「『寝る前はこれに着替えるぞ』と思うと、一日の最後にまだ楽しみがある! と、ワクワクできそうですね。部屋着で一日ダラダラして、その流れで寝てしまう…ということもなくなりそう。生活にメリハリをつけるためにも、やっぱりパジャマが必要だ」定番のベージュだからこそ、
こだわりたい「モデルという仕事柄もあって、下着は服の上から透けにくいベージュを選ぶことが多いです。あとは黒やグレー。シンプルなんだけど、胸のカッティングや紐のデザインなど、ディテールがかわいいものに惹かれますね」「ブラジャーは、その日の自分の体に合ったものを選ぶように気をつけています。ちょっとあたるとか、苦しいとか、『なんか合わないかも』と感じると、その日一日中嫌な気持ちになってしまうから」「このベージュの色、すごく好きです。最初見たときは黄色が気になっていたけれど、いっぱい使いたいから、やっぱり定番がいいかな。あぁ、でも黄色も捨てきれない(笑)。待って、組み合わせたらめちゃくちゃかわいいかも!」「20代のころは、こんなふうに、下着をお洋服みたいに楽しむことを知らなかった。『安くていっぱい入っているものでいいや』という感じで、質より量でした。でも、歳を重ねていいものを身につける良さをだんだんわかってきて、そもそも下着は一番肌に近いものだし、『もっとこだわって選ぼう』という気持ちになりました。自分しか見ないものであっても、お気に入りの一着を身につけてたら、やっぱり気分も上がります」生理期を心地よく過ごすために「この黄色いサニタリーショーツは、デイリー使いもできると聞いて、すごくいいなと思いました。気持ちが落ち込みがちな生理期だからこそ、こんな明るい色を身につけたいですね」「最近は、生理が始まりそうな日や、ピラティスの日、短時間の外出なんかには、吸水ショーツを活用しています。最初は『本当に漏れないのかな』と不安で、なかなかチャレンジできずにいたのですが、撮影日などは避けて、大丈夫だと思う日だけに使えばいいと、自分なりの使い方を見つけたら、気楽に使えるようになりました。やっぱり快適だし、何よりナプキンのゴミが減ったことがうれしいですね」「生理前で気になることといえば、むくみ。デニムがキツくなってしまうんです。だから、お風呂上がりにオイルマッサージをしたり、着厚ソックスを履いたり、利尿作用があるというハーブティーを飲んだり、意識的にケアするようにしています」「それから、マインド面のケアも。ここ3、4年、ずっと悩んでいるのですが、生理前にはイライラしがちになるし、生理のあとに落ち込むときもあります。その月によって症状の出方が違うから、余計に不安になってしまうんです。それで取り入れるようになったのが、CBDアイテム。『やばいかも…』と思ったときすぐに食べられるグミや、リラックスしたいときに舌に垂らすオイルなどを愛用しています」「でも、最近はもっと日常的に使えるアイテムを探していて、この『NEROLILA Botanica(ネロリラ ボタニカ)』のCBDリップトリートメント、いいですね! ポーチにも入りやすいサイズだし、ちょっとリラックスしたいときに気軽に使えそう」視点を変えて、
変化する自分の体を楽しみたい「生理のとき、『なんでこんな気持ちにならなきゃいけないんだろう』とか、いまだに愚痴りたくなることもあるけれど、だからこそ、特別なアイテムやアンダーウェアを使う楽しみがある。ただつらいというだけじゃなくて、発想の転換というか、見る角度を変えてみるようにするのが、結構大事なんじゃないかなと思うんです」「年齢による体型や見た目の変化も、ただ落ち込むんじゃなくて、自分なりに楽しい解決策を考えてみる。私の場合は、2年前から始めたピラティスが、いま欠かせない習慣になっています。姿勢が良くなったおかげか、肩こりもなくなったし、週に1回体を動かすことでストレス発散もできて、大切なマインドケアになっています」「サニタリーアイテムにアンダーウェア、あたたか小物にコスメ…。今日はいろんなものに出会えました。寒い季節も、つらい時期も、お気に入りのアイテムと一緒なら、安心できるし、心地よく過ごせる気がします。これからも、そのときどきの自分に合った、安心材料や解決策を増やしていけたらいいな」EMILY WEEK NEWoMan 横浜店神奈川県横浜市西区南幸1-1-1
NEWoMan 横浜店 6F
TEL 045-534-5381BRAND CONCEPT日常を、心地よいリズムに。
EMILY WEEKは、女性の体の変化とそれぞれの選択を、
心地よいアイテムでサポートします。STAFF CREDITPhoto_Kasumi Osada
Interview&Text_Renna Hata
Design_Yoko Nakamori
Direction_Akiko Kakinuma(EMILY WEEK)