「こんな風に素敵に歳を重ねていきたい」変わらぬ価値観とセンス溢れるスタイルが
大人世代に人気の”チャコさん”こと鈴木ひろこさん。
パリで暮らし、ライターやファッション撮影などの仕事を手がけるチャコさんのコーディネイトは、
朝起きた時の空や陽射し、目にしたカップや花の色などでアイテムを決めるそう。
ずっと愛用しているアイテムと最新のアイテム、新旧ミックスしたファッションがいつも素敵なチャコさんに
ヴェルメイユアイテムと私物でセルフスタイリングをお願いし、
チャコさんらしくチャーミングに着こなしていただきました。これはいつもの私の定番スタイル。
夫のオリビエが見た時に「チャコスタイルだね!」って(笑)
ジャケットはブルックスブラザーズのkids、
デニムはアッパーハイツxヴェルメイユ別注のTOMBOYで、前回帰国した際に買ったもの。
シンプルでトラッドなスタイルにプリントのスカーフがパリっぽいかなと。
いつもあまりプリントの洋服を着ないので、小物で柄が入るってすごくよいな、と。
でも色が強く出すぎるのは好きじゃないので、裏返してます(笑)
そしてスカーフを巻くときには、パリは本当に寒いのでオシャレというより防寒も兼ねて
鼻まで隠れるくらいにぐるぐると。手が小さくて指が短いのがずっとコンプレックスだったけど
GIGIのリングをつけてみたら、華奢さが本当にかわいくて。
ずっとピンキーを探していたから、「これだ!」って。
きらきらと手元をきれいに見せてくれるし、
手持ちアイテムとのレイヤードも合わせやすくてすっごく素敵でした。
バングルもいつもはあまりしないけど、手首にニュアンスがあるってやっぱりいいですよね。
ニットの上からつけたり、アウターの袖をガッとあげて、バングルで変化をつけたり。
いつものスタイルもどこか変化をつけるだけで、すごく素敵になりますよね。赤を着るならボトムスが多かったし、
ベルトや靴など、ポイントとして赤を使うことが多かったの。
でも、ヴェルメイユのきれいなボルドー色のニットに、朱赤を合わせてみたら意外と良くて。
一見ケンカしそうな組み合わせだけど、とっても好きでした。
真冬になったらメンズっぽいチェックのコートを羽織って着たいな。わたしはプチバッグが好きなんです。
日本の方はバッグinバッグにしちゃうかな、と思うけれど、
わたしはディナーの時や旅先の朝食タイムに、こうやって持つのが好み。
ルームキーと携帯だけを持ってホテルの朝食ルームへ行くより、シックで素敵だなと思います。
コーデは、ギラロッシュのヴィンテージドレスに、
30年くらい前に買ったミュウミュウのセルフヴィンテージのベルトで。あえてトーンの違うデニムをセットアップ感覚で。
メンズっぽいジャケット(すご~く長い間着ているアクネ)とジーンズに、
ヒールの高いパンプスを組み合わせるのが、最近気に入ってます。
エヌアッシュのバッグは展示会で見た時からふじ色が可愛いなと思っていて。
セルジオロッシのピンクと合わせることで、
シンプルなんだけど、色のニュアンスでフェミニンな雰囲気を添えて。ルレアッシュのアンダーブラを透けるトップスのインに。
自分でカットオフしたストレートのAPCデニムとマルジェラの足袋フラットで組み合わせて
女性らしくなりすぎないようアレンジ。
フランスの女性たちがよく言う
「マスキュランとフェミナンのコントラスト」
セクシーに見えすぎない「差し引きバランス」で。
ルレアッシュはデコルテが綺麗に見えるようこだわって作っているので
たくさんの女性たちが「見せる」アイテムとしても着ていただけたら嬉しいです。タフタの張りや艶感などすごくドレッシーなアイテムなので、
アクネのメランジニットや帽子、足元をスニーカーにして私っぽく。
昼間はこんな風に着るけど、夜ディナーへ行くときにはニットを脱いで
ジャケットを着て、靴を変えたらとってもエレガントになりますよね。Profile
鈴木(すずき)ひろこ
スタイリスト / ライター / コーディネイターパリ在住30年。
東京でスタイリストとして活躍後、渡仏。
現在は、女性誌を中心にパリをはじめ、ヨーロッパ各国で取材、執筆を
行い、ファッション撮影のキャスティングやオーガナイズを手がける。
ライフスタイルブランド「LERET.H/ルレ・アッシュ」の
ディレクターを務める。
2022年SSシーズンからスタートし、
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Hair&Make-up/miyuki goVERMEIL par iéna
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