モッズやパンクといったサブカルチャーの勃興に伴い知名度を獲得したのが1960年代から70年代、その後から現在に至るまで英国ユースカルチャーのシンボルで在り続けるFRED PERRYだが、そのルーツとなったのはテニスウェア。

詳しい説明は割愛するが、同ブランドの代表的なモデルといえば、『M12』と名付けられたポロシャツ。胸には月桂樹のマーク、襟と袖にはティップライン（２本ライン）が配されており、そのアイコニックなデザインは多くのファッションブランドやデザイナーに多大なるインスピレーションを与えた。

こちらの肉厚なスウェットは襟もなく、ポロデザインではないが、襟元のトリムラインからはそのデザインマナーの踏襲を感じさせるため、当時のモッズキッズさながら、スタイリング次第ではカルチャーを感じさせる、モダンな着こなしを楽しむことができそう。

もちろんスポーツ、ストリートのほうに振るのも大いにあり。長い歴史と確固たるバックボーンに想いを馳せつつ、好きに取り入れて、自分らしいスタイルを楽しんでみてほしい。