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  3. 川上さやかさんのファション通信Vo32 買い足すならコレ! 絶対役立つ指名買いリスト!
  • 秋の欲しいものリストもそろそろ決まってきた頃。
    定番だけどアップデートしたアイテムから、
    今年ならではのトレンドアイテムまで、NOBLEの最新アイテムを使用して、
    川上さやかさんに着こなし術を伝授して頂きました!
    きっとお役に立つこと間違いなし!
    川上さやかさんのファション通信Vo32!始まります!

    若いモヘヤを使用し、モヘヤ特有のチクチク感がなくふわっと柔らかい風合が特徴的。モヘヤならではの発色性の良さを生かし、オリジナルで染めたカラーは、温かみのあるモヘヤに透明感のある鮮やかなで優しいピンクとアイスグレーの絶妙なカラーに。ザックリとした編み地で透け感が楽しめるので、インナーにはサテンキャミやタンクトップなどをレイヤードして、シーズンムードのある先取りコーデを楽しんで頂きたいニットです。

     

    春夏はシアートップスには逆配色のインナー合わせをおススメしてきましたが、これくらいざっくりとしたメッシュニットには、逆配色でコントラストを付けすぎるとセクシーになり過ぎてしまうのでNG。この場合は色を合わせてあげるのが上品に着こなすポイントです。ゆったりとしたシルエットのニットなので、張りのあるライン入りのきれいめパンツで、カジュアルになり過ぎないように着こなして下さい。合わせるジュエリーも白を選ぶと一体感が出て全体がまとまります。

     

    NOBLEで人気のダブルジャケットを、素材とパターンを今の気分に新しくアップデートした新定番ジャケットが登場!女性らしさを引き立てるシルエットにこだわり、細めの襟にする事で顔周りをシャープな印象に。またゴールドのメタルボタンで女性らしい柔らかさもプラス。オンオフ兼用でスタイリングを楽しめる万能アイテムです。

     

    ダブルのテーラードジャケットは秋の王道アイテム。ついタートルネックなど安心感のあるアイテムを合わせがちですが、同じバランスでも柔らかい素材のブラウスにするだけでも今っぽさがでます。ジャケットも定番とは言え、ボクシーに更新されたシルエット。ボトムは細身ではなく、同じボックスシルエットのパンツで合わせるのが気分ですが小物は女らしくが鉄則。

     

    衿の形状をテーラードジャケットのラペル調にし、シャツライクでスタイリッシュなデザインのブラウス。素材はポリエステルのダブルクロスを使用。シワになりにくく、透けにくい適度なふくらみと落ち感があり、どんなボトム素材も合わせやすいのが特徴です。

     

    ジャケットのラペル風な襟がポイントになったブラウスはアウトにしてデザインを楽しみたいですよね。フェイクスエードのショートパンツは正にベストバランスではないでしょうか。ブラウスのデザインはいかしつつ、着丈のバランスや季節感も楽しめて、この時期ならではのコーディネートです。素肌にバサッときてジャケットよりはストールなどを合わせると、コンサバになり過ぎず着こなせると思います。

     

    エレガントなバックサテン素材使用。ギャザーをたっぷり寄せた今年トレンドのデザインです。カットソーのような感覚のギャザー&ショート丈と、長めの袖の適度なルーズ感で女性らしくかつ今っぽく着れる一枚。

     

    女っぽいシャーリングと、着丈が短めで袖丈が長い今っぽさのあるブラウスには、レースのスカートや、艶感のあるボトムを合わせてしまうとトゥーマッチ。逆にブルーデニムなどカジュアルなボトムを女っぽくコーディネートするのがいいのではないでしょうか。シャーリングを生かしてアウトに着て、動きによっては若干お腹が見えるかな?と懸念する場合は、ベルトをしてしっかりとウエストをマークしてあげるといいと思います。

     

    ミリタリーブルゾンに使用するヘビーウエイトなナイロン素材を使用したドラマティックフォルムのスカート。スポーティな素材をあえてエレガントなアイテムに使用して洗練された印象にデザイン。フロントよりバッグにボリュームをつけることで、バックスタイルが立体的なシルエットに。

     

    今年はフレアーラインのロングスカートが復活の兆し。ボリュームが下にくるシルエットは、コンパクトな丈の短めのトップスを持ってくるとバランスがとりやすくなります。足元もボリュームのあるものではなく、スッキリとしたラインのシューズを選んで。バッグも小さめを選び、逆に首元にポイントとなるネックレスを合わせると、重心が上にあがりスタイルアップにも繋がります。

     

    ソフトなラムレザーを使用したライダースブルゾン。製品洗いや、1点1点手作業で丸めてシワ感を出すといったこだわりのある1枚。ハードな印象に見えがちなアイテムも、スタンドカラーに仕立てることで大人の女性にふさわしい柔らかい雰囲気で着こなせます。

     

    今やライダースは定番アイテムなので、レイヤードするインナーをアップデートする事が着こなしの大事なポイント。シャツをアウトにして少しメンズライクに着るのがトレンドでもあるので、スタンドカラーのハンサムなシャツに、太めのワイドパンツを合わせて。ショートブルゾンから、長いシャツがたっぷりと出ているバランスが“今っぽさ”があってお洒落。レザーブルゾン自体が強いので、小物で柔らかさを足してあげるとグッドバランスに。

     

    ハリのあるタフタ生地を使用したギャザーブラウス。 形状記憶のある生地のためボリュームを適度に調節ができ、着映え力抜群の一着です。光沢感とハリ感が特徴的でどんなシーンにも対応。首元のリボンはルールなくお好みにアレンジして。

     

    一枚で主役級になれる色もデザインも効いているブラウスは、他のアイテムをシックに抑えてあげるといいですね。グレーのハイウエストのパンツにブラウスをインすると、色の面積が抑えられ、かつ上半身がコンパクトにもなるので全体のバランスが整います。色物に挑戦したいけど手が出せないという方は、このバランスで挑戦してみて欲しいです。

     

    春夏に続き、秋もスタイリングにマストなアイテムと言えばシアーニット。ウォッシャブルウールを使用したうっすらとスラブ感のある編み地で、大人カジュアルには欠かせないアイテム。透け感がある分シンプルなデザインで品があるニットです。

     

    シアー素材のニットはワントーンコーデなど、素材感を生かしたスタイリングにとても重宝するアイテム。フェイクスエードのような起毛感のあるストラップワンピースに、目の詰まったニットを肩にかければ、素材の違いも生かされて、かつこなれ感も出るコーディネートに。小物はチェーンバッグとボリュームのあるレースアップブーツ。肌が透けるアイテムを着る時は、どこかに重さやメンズライクなアイテムを加えるとバランスがいいと思います。

     

    カシミヤに匹敵する超極細ウール「エクストラスーパーファインウール」を使用。ホールガーメントで横向きに編み立てたゆったりとしたサイズ感が、ニュアンスのある女性らしいシルエットを生み出します。鎖骨が綺麗に見えるボートネックと、全体を引き締める長めの袖口のリブがデザインポイント。薄手なのに暖かく、素晴らしい肌触りの良いニットです。

     

    抽象的なオリジナルのレオパード柄に、上品な光沢のサテン素材を合わせたスカート。ナチュラルストレッチ生地をバイアスカットにすることで、美しいシルエットと着心地の良さの両方を兼ね揃えているのが特徴です。ウエストにはゴムを内蔵していますが、表にギャザーが出ない仕様でウエスト回りをスッキリ見せてくれます。

     

    黒いニットは一枚持っていると便利な万能アイテム。このニットはボートネックにしたり、片方の肩をだしたりと自分のバランスで着まわせるのが楽しい。今回はヒョウ柄の強いイメージにスカートや、足元に重ためのブーツを合わせているので、肩を少し抜いて女っぽいポイントをつくりました。黒いシンプルなニットなのでいやらしさはなく、すっきりとした女っぽさが出ると思います。

     

    川上さやか(スタイリスト)

    女性ファッション誌を中心に、WEBメディア、カタログなどで活躍する人気スタイリスト。初の著書「おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない」(講談社刊)が発売中。日々の仕事やスタイリングが投稿されるInstagramも大人気。
    Instagram :@sk_120