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  3. 川上さやかさんのファション通信Vol.31! 最旬秋冬アイテムを要CHECK! 超先物買い!秋一番に欲しいもの

    大人気の川上さやかさんのファッション通信。
    なかでも特に人気なのがシーズン初めの先物チェック特集。
    ファッションスタイリストならではの、
    定番&トレンドを押さえたコーディネートや、
    一歩先を見越したアイテムチョイスなど、
    先物買い好きな方は必見!

    今年こそは手に入れたい人気定番アイテムから、
    最旬トレンドアイテムまで、
    川上さんのセンスで
    網羅したコーディネートをどうぞお楽しみ下さい!

    01

    Shirt&Blouse

    大切なのは正しく着る今っぽさ

    袖口が大きめのシャツ型ブラウスはこの秋の人気デザインですよね。ボタンを開け、首を抜く着方は少し古臭い。今年ならボタンをきちんと締めて“正しく着る”がおすすめです。袖口にボリュームがあるブラウスなので、ボトムには今のシーズンだからこそ楽しめるショートパンツとロングブーツの肌見せバランスが最適。ショートパンツもフェイクスエードなど、シーズンを感じられる素材だと尚良しです。

    中途半端はNG。インナーは清く透けさせて

    シースルーのシャツを羽織り感覚で合わせ、インナーにはVカットの黒のタンクトップと黒のパンツでシャツが主役のコーディネート。シースルーの透け感を楽しむ場合、目立たないインナーはあえて避けて。中途半端に肌に馴染むカラーは選ばず、インナーとの対比を楽しみましょう。肌の質感が多く出る分小物はインナーと同系色でまとめ、上品さを忘れずに。

    マストなのは汎用性が広い短丈ブラウス

    鎖骨をきれいに見せてくれるデザインのブラウス。丈も適度に短めでどんなボトムとも好相性。今回はバックスタイルの肌露出とのバランスを考えてフレアーパンツを合わせましたが、女っぽく着こなしたいならスカートでも〇。勿論デニムにもピッタリです。女性らしいデザインにドライな素材感も今っぽいですね。

    肩にボリュームある

    デザインは逆三角形のシルエットに

    大きなラッフルデザインが特徴の華やかなブラウス。素材にもとろみがあり品のあるブラウスなので、普段のコーディネートは、コットンやリブ素材などのカジュアルな素材を組み合わせてあげるといいでしょう。トップスが肩にボリュームのあるデザインなので、ボトムには逆三角形のシルエットを作るよう、ロングのタイトスカートを合わせるとベストバランスです。

    テイストMixの組み合わせは小物カラーを統一して

    袖にもデザインのあるスタンドカラーのブラウスは、一枚でも着映えするアイテムですが、ともするとシンプルなボトムを合わせるコーディネートになりがち。そんな時は華奢なストラップワンピース合わせてみて。ブラウスの着こなしが新鮮にもなり、またストラップワンピースも女っぽくなり過ぎず着こなせます。テイストの違うアイテムの組み合わせは、合わせる小物をカラーで統一すると全体がまとまります。

    おじパンは女っぽくの法則

    シャリ感のあるブラウスは袖にもデザインのある華やかタイプ。そんなブラウスにはあえて「おじパン」=おじさんっぽいパンツを合わせたい。お互いの素材やデザインを引き立て合いしっくりとコーディネートがまとまります。ポイントはパンツのラインの色からブラウスの色をチョイスしたことと、同じくカラーを合わせた華奢なサンダルを合わせたこと。キャラクターの違うアイテムが綺麗にまとまるポイントです。

    02

    Knit

    フェミニンアイテムをリッチなカジュアルスタイルに

    ガウンタイプのニットカーディガンは1枚持っていると便利なアイテム。ファーの様にふわっと起毛感のある素材はフェミニンなコーディネートに合わせがちですが、インナーに艶のあるキャミソール、ボトムにはホワイトの繋いジョグパンツを合わせ、ラフだけど少しリッチなカジュアルスタイルに仕上げるのも素敵です。ゴールドのアクセサリーや、キャメルの小物でまろやかな印象はそのままに。

    ベーシックなアイテムには

    遊びのあるアイテムを合わせて

    一見ツイードジャケットに見えますが、袖口のボリューム、丈の短さ、メタルボタンなど細かなデティールが今っぽく、コンサバなイメージとのギャップが面白いニットジャケット。短丈のニットを着こなすポイントは、極端に長いものと合わせた方が簡単にバランスが取れおすすめです。また金ボタンなどに引っ張られてコンサバなアイテムでまとめないことも大事なポイント。フェイクレザーのパンツやバッグで遊びを加えて、はつらつと着こなして。

    大人のショートパンツはリッチな印象で

    ニットにフェイクスエードという重め素材の組み合わせですが、ボトムにショートパンツを選ぶ事で、秋しかできない肌見せバランスに。思いっきり脚のでるコーディネートですが、ベージュのワントーンにすることで肌との一体感があるので、挑戦しやすいかなと思います。アクセや小物のポイント部分をGOLDで統一して、リッチな印象に仕上げるとカジュアル感も軽減して、大人のショートパンツスタイルに。

    秋一番に欲しいのは着回しの効くカーディガン

    しっかりと目が詰まった堅め素材のカーディガン。ウエストがきゅっと締まったデザインなので、柔らかな素材のドットハイネックブラウスをフレアデニムにきちんとイン。小物はコットンパールとチェーンバッグでクラシックなコーディネートにまとめました。程よくきれいなVあきで、一枚でも着れる万能ニットは秋には一枚持っていたいですね。

    注目はテクニック要らずのショートベスト

    今年らしい短い丈のニットベストは、テクニック要らずでレイヤードしやすい便利アイテム。ブルーのニットと同系色のベストもありましたが、あえてグレーを選んで合わせました。色を馴染ませるより、着丈の長いシャツとベストのバランスが分かるようなメリハリのあるカラーで合わせた方が断然おしゃれ。シャツが長い分、スカートはストンと落ちる素材を選んで。ブルーのベストならベージュやイエローでも素敵ですね。

    発色のいいブルーには、

    ネイビーやグレーの定番カラーを

    ギュッと目が詰まったクルーネックニット。丈が短めでレイヤードスタイルにも最適ですが、同様の張りのあるコットン素材ではなく、とろみのある柔らかな素材のシャツを合わせてあげると、素材の違いが生きたレイヤードに。今年はブルーのシャツをよく見かけますが、オシャレである反面、難易度も高め。そんな時はトレンドに復活したネイビーやグレーのニットを重ねると、しっくりとまとまります。

    定番ニットの着こなし方

    袖丈が短めの定番ニットには、インナーにシアーなカットソーを合わせて首元や袖口にポイントを。秋の始まりは「ニット×スカート」のように簡単なワンツーコーデになりがち。そんな時に薄手のインナーを少し覗かせるだけで、トレンド感が加わりきちんと計算されたコーディネートに見えます。またレオパードなど強めの柄の場合は、柄に使われているカラーだけで全体をまとめると、プリントも引き立ちシックな装いに。

    03

    Coat

    不動の人気コート。新色を加えて再登場!

    NOBLEの人気コートはどんなアイテムにもコーディネートしやすく、一枚持っていると便利なアイテム。今年ならシャツに代わり“Gジャン型ブルゾンのセットアップに合わせ女っぽいコートを羽織る“そんなバランスが素敵かなと思います。カラーもシックにまとめる事で、カジュアルダウンしたコーディネートに大人のリュクス感が加わりNOBLEらしさが出るのではないでしょうか。

    ショートよりロング!

    大人のカジュアルアウター

    今年のMA1はショートよりロング。上品なベージュカラーやボタン、ファスナーもデザインの一部となり、程よい大人カジュアルのコーディネートにぴったりです。インナーはVネックカーディガンを一枚で合わせ計算された肌見せを。首のラインを見せることでメンズライクなアイテムも女っぽく着こなすことができます。ボトムにはパンツよりスカートを合わせるのがおすすめです。

    ベーシックアイテムはスタイリングで更新を

    ネイビーのワントーンで揃えたジャケットコーデ。ベーシック代表アイテムのジャケットは、インナーに何を合わせるかで今っぽく更新できます。この秋はタートルニットではなく、首元にボリュームのあるブラウスをぜひ合わせてみて下さい。ギャザー、シャーリング、フリルなど、ジャケットのインナーにピッタリなアイテムが沢山出ています。小物は上品でリッチ、かつトレンドのアイテムで全体をグレードアップして。

    川上さやか(スタイリスト)

    女性ファッション誌を中心に、WEBメディア、カタログなどで活躍する人気スタイリスト。初の著書「おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない」(講談社刊)が発売中。日々の仕事やスタイリングが投稿されるInstagramも大人気。
    Instagram :@sk_120