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  3. ビューティライター AYANA コラム連載 エミリーウィークと私 #1「心身の変化を受け止めていくこと」
  • ビューティライター AYANA さんとエミリーウィークについて考える全三回のコラム連載。女性の身体の変化に寄り添い、日常を心地よいリズムで過ごすヒントを一緒に探していきましょう。

    #1 心身の変化を受け止めていくこと

    ミドルエイジ特有の、理想と現実

    痩せ型の身体に憧れていた。昔は。
    肉なんて少なければ少ないほどいいと思っていた。食べる量を減らして、体重が落ちればそれで幸せというシンプルな世界に生きていた。学生時代なんかは、なんなら不健康なのってちょっとかっこいいくらいに思っていたフシもある。

    40代のいま、まったく状況が変わってしまった。痩せれば綺麗になれるとも限らず、そもそも痩せることは格段に難しい。かといって放置すればボディラインは曖昧になっていく。ちょうどいいゾーンを探すのは至難の技だ。押しても跳ね返してこないふわふわの肌は、重力に逆らうことが難しく、(肉の厚みに関わらず)下着の跡をくっきりと残す。肌が薄くなり、刺激を敏感に感じ取るようになった。身体の健康とボディラインの関係性も非常に密接だ。

    「疲れ」という言葉が持つ意味合いも、ずっしりと重くなった。若いころも「眠い」「だるい」といつも思っていたけど、そのだるさにすらなんとなく勢いがあった。今は疲れの原因も複雑化し、突然電池が切れたようになってしまう。疲れに、じっとりと深い虚無の足音が忍び寄るような深刻さがある。

    若づくりをしたいわけではない。年相応の知性と、すっきりとした清潔感がほしい。こころよくいたい。身体のかたちも、精神のありかたも。痩せる/痩せない、元気がある/元気がない、そういったコントラストの強いジャッジをするのではなく、さまざまな変化にどう寄り添い付き合っていくのかを捉え、工夫していく聡明さが欲しい、と思う。

    身体の変化にあわせた下着選び

    かつては、デザイン性とサイズだけ意識して選んでいればよかった下着。いまはもっと色々なことを考慮せねばならなくなった。

    たとえば走るときは、身体が上下する動きにあわせ、ハリのない胸も必要以上に揺れてしまい、下着のワイヤーに圧迫感を感じることが多くなった。少し前にかがめばぐっと食い込んでくるし、汗ばむ時期はこすれて炎症を起こす可能性が高くなる。素材にもセンシティブになり、硬い肌あたりのものや凹凸のあるレースが肌になじまなくなってきているのがわかる。

    ノンワイヤーのブラトップは楽だけれど、カップの形が決まっていて、そこにハリのなくなった胸をしまうという作業に一筋の矛盾を感じてしまう。以前、美容皮膚科に取材をしたとき「顔だけ若くしても、身体が歳をとっているとかえってアンバランスになる」という話を聞いて深く納得したものだが、胸だって同じことなのではないか。

    かといってブラレットのようなものだと、こんどは何も支えがなく、防波堤のない河みたいな状態に。傍目にも、そして自分にもこころよい見た目にならない気がしてしまう。昔、なぜ中年の下着は面積が大きくなっていくのだろう?と不思議に思ったものだけれど、胸が広がっていってしまう感じがあるからなのだと、今はわかる。でもだからといって、ねぇ。もう少しなんとかならないものか。

    そんなヘルプの声が届いたんでしょうか?
    エミリーウィークのミドルエイジ世代向けに開発されたFLOWシリーズには、これらの想いをすべて受け止めてくれる懐の深さを感じてしまう。伸縮性とホールド力を併せ持ち、胸のお肉をしっかりととらえながらシルエットを整えてくれる、リヨセル繊維×ノンワイヤー×カッティングの妙。これなら胸が流れていくこともなくしかるべきところに収まりながら、肌あたりもやさしく快適この上ない。ショーツもお腹周りを守りながら、ゴム跡をつけない太いウエストだし、なんと同素材で吸水タイプもあるという。

    こういうことなんだよなと思う。現状を否定するんじゃなく寄り添いながら上向きに上げていく心意気。今の私が必要としているのはこれだよなと。

    心の揺らぎにも、お守りを

    身体のラインと同じかそれ以上に、対策を考えて付き合っていきたいのが体調や気分の変化。歳をとり体力がなくなってすぐに疲れてしまう、というのもひとつだが、ホルモンバランスの変化、冷えやすさなども、体調や気分の浮き沈みにぐいぐい影響を及ぼしてくる。集中力が続かないとか、目が疲れる、少し横にならせてほしい……といった変化にどう向き合っていくのか。

    なまじ、かつての元気だった記憶が残っているから(当時はそうは思っていなかったけど)、あの頃に想いを馳せて戻りたいと望んでしまう。でもそれは残念ながら叶わない、という事実を、ひとしきりのたうち回った末に受け入れたら、そこからはやはり下着と同様に、都度どのようにうまく付き合っていくのか、工夫していく姿勢が求められる。

    オーガニックコスメの世界に身を置いていた人間からすると、やはり精油の香りは何かと支えになってくれると感じる。たとえばネロリラボタニカのドリーミング ビューティーセラム。

    これは特に女性性に着目したエイジングケア美容液で、太陽のような希望をもたらすセントジョンズワートをはじめ、オタネニンジン、紫根、月見草、ゴツコラ(ツボクサ)などを配合した、肌も心もアップリフトしてくれるような設計のもの。肌へのアクションも頼もしいものばかりだが、精油のブレンドが本当に素晴らしい。

    ホーリーフ、ベチバー、ゆず、ネロリ、ゼラニウム、ラベンダーという精油は、ゆっくり休んで英気を養ってねというか、ダメな日もあっていいんだよというか、とにかく凝り固まった感情を許してリリースしてくれるような深い愛に満ちている。この香りを深く吸い込むことで、自然と呼吸も深まり、散漫になって宙に浮いていた気がどっしりと根を下ろす。また、ここからはじめようという気になる。

    いまの自分も悪くない、いやむしろ素晴らしいんじゃない?って、少しずつ思えていくような。そんなアイテムをお守りにして、これからの日々を生きていく。まだまだ人生は長いのだから。

    文と写真・ビューティライター
    AYANAさん

    ビューティライター。コラム、エッセイ、取材執筆、ブランドカタログなど、美容を切り口とした執筆業。過去に携わった化粧品メーカーにおける商品企画開発・店舗開発等の経験を活かし、ブランディング、商品開発などにも関わる。11月18日に初の著書『「美しい」のものさし』(双葉社)が発売。

    AYANA’s RECOMMEND ITEM

    FLOW UNDER WEAR SERIES
    EMILY WEEK がミドルエイジ世代(30〜55歳くらい)の方に向けて開発する、機能性と美を兼ね備えたアンダーウェアシリーズ

    BRA TOP ¥7,480in tax BUY
    SHORTS ¥4,180in tax BUY
    ECO SANITARY SHORTS(吸水ショーツ)¥5,830in tax BUY

    NEROLILA Botanica
    太陽の薬草と、深い眠りを誘う植物が心とお肌に癒しと輝きを与える美容液

    DREAMING BEAUTY SERUM(2層式美容液) ¥8,250 in tax BUY

    BRAND CONCEPT
    日常を、心地よいリズムに。
    EMILY WEEKは、
    女性の体の変化とそれぞれの選択を、
    心地よいアイテムでサポートします。


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    text by Shino Imada