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  3. ニューノーマルと、クラシック。#4. EDIFICEのトーマスメイソンストライプシャツ
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    クラシック。

    トーマスメイソンのファブリックで作った端正なストライプシャツなら、 ロクでもないぼくでもちょっとだけ、知的に見えなくもなさそうだ。

    トーマスメイソンのファブリックで作った端正なストライプシャツなら、 ロクでもないぼくでもちょっとだけ、知的に見えなくもなさそうだ。

    Brand:
    EDIFICE
    Name:
    Thomas Mason Over Sized S/S Shirt
    Category:
    Classic
    Number:
    004
     

    1796年創業、世界でも指折りのシャツファブリックメーカーとして知られるトーマスメイソン。そのクオリティの高さから1850年代ヴィクトリア朝時代の英国王室をはじめとする上流社会に広まり、ロイヤルワラント(英国王室御用達)の称号を保持する、名門中の名門。

    まず、一般的にドレスクロージング向きのブロードシャツには50〜60番手(=糸の太さを表す単位。数が大きくなるほど細くなる)の綿糸が使われることが多い。

    しかし、トーマスメイソンで用いられているのは100番手から140番手ほどの、非常に細い糸。この繊細な糸で作られたシャツはとてもしなやかで柔らかく、綿100%でありながらシルクのような手触りと、リッチな光沢を放つ。

    あろうことか、そんな崇高な素材でビッグサイズ、ハーフスリーブのスーパーカジュアルなシャツを作ったのが、今季のエディフィス。案外、合わせるアイテムとシーンを選ばない、少年性と気高さが絶妙に同居した汎用性の高い仕上がりとなっている。

    それでもやっぱり、200余年の歴史に想いを巡らせると、身に纏うだけで背筋が伸びる。ハレの日に選びたくなるタイムレスな名品。

     

    Photo_Chihiro Kiyota
    Text_Nobuyuki Shigetake