身幅とウエストの寸法にほぼ差がないボックスシルエット、通称・マディソンフィットのサックブレザーは、いうまでもなくアメトラスタイル、ひいてはメンズファッションにおける標準服。

エディフィスの別注では、そんなアイコニックなアイテムのイメージやディテールにはすべからくリスペクトを捧げながらも、より軽さ、柔らかさを出すために、特別な芯地を採用しつつ、身頃部分に裏地をほとんど使用しない“アンコン仕立て”と呼ばれる仕様に変更。

それに伴い、各部にミリ単位の調整を施すことで、エディフィスらしい、フレンチ・シックな1着へと昇華している。

なお、ボタンには都会的な印象のシルバーをチョイスしているが、金ボタンも付属する。スタイリングのノリやアクセサリー、腕時計の金具に合わせてボタンを交換する、なんてことも可能である。

洗いざらしのチノパンとペニーローファーをあわせて王道のアメトラスタイルを楽しむのもありだし、エディフィスが標榜するフレンチ・アイビーのマナーに則って、穿きこんだジーンズとシングルモンクのスウェードシューズをあわせるのもまた一興。いずれにせよ、インにはポロカラーシャツとレジメンタルタイを仕込んで洒落こみたいところだ。