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  3. ニューノーマルと、クラシック。#1. Championの『T1011』
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    Classics.ニューノーマルと、
    クラシック。

    新連載の、栄えある1番手としてピックアップするのは、まるでこの連載を象徴するかのような、Tシャツ界のクラシック・オブ・クラシック。

    新連載の、栄えある1番手としてピックアップするのは、まるでこの連載を象徴するかのような、Tシャツ界のクラシック・オブ・クラシック。

    Brand:
    Champion
    Name:
    T1011
    Category:
    Classic
    Number:
    001

    読み方は、“ティー・テンイレブン”。1919年創業のチャンピオンの中でも特に長い歴史を誇る、ブランドを代表するプロダクトであり、誕生したのは1930年代のこと。

    素材には7オンスのコットンが使用されていて(7.1オンス、という説もある)、かつて本国アメリカでは“ヘビー・ウェイトTシャツの代名詞”なんて呼ばれていたこともあるそう。

    いまもヴィンテージショップでは、カレッジロゴやナンバリングが施された『T1011』が散見される。それは、タフな生地とプリント加工の容易さも手伝い、スポーツチームや大学のクラブTシャツ用のボディに採用されたことに起因していて、これがユースたちに受け入れられるようになった理由でもある。

    そのほか、細かなウンチクは割愛するが、この『T1011』は、その(良し悪しはあるが)“アメリカらしさ”にファンが多い。それもそのはずで、製造のみならず、コットンの調達から縫製にいたるまで、生産のすべてのプロセスがアメリカで完結されているのである。

    これは、ジャーナルスタンダードがチャンピオンに、オリジナルで製作を依頼したカラー。アイビーグリーン、タン、ボルドーの曖昧な色味が、焼けた肌と夏空によく映えそうだ。

    Photo_Chihiro Kiyota
    Text_Nobuyuki Shigetake